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第4回(1992年) 受賞受賞作: 生涯の業績
ヴェルジリオ・フェレイラの受賞は、実存主義的な問いと哲学的思索を文学に取り入れた小説・随筆群を讃えるもの。内面の葛藤や自己認識を深く掘り下げる作風が、ポルトガル近代文学に思想的な厚みを与えた。
存在を問い続ける、思索の濃い文学。
小説随筆実存主義哲学内面の葛藤
ヴェルジーリオ・フェレイラ
ヴェルジーリオ・フェレイラ
Vergílio Ferreira
別名:
Vergílio António Ferreira
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1916-01-28 (メロ(ゴヴィーア近郊)、ポルトガル)
- 死没
- 1996-03-01 (リスボン、ポルトガル) 80歳
- 国籍
- ポルトガル
- 言語
- ポルトガル語
- 宗教
- カトリック
- 居住地歴
- メロ(出生地) → コインブラ(大学在学) → リスボン(晩年) → ポルトガル各地(教師・教育活動)
経歴
- 職業
- 作家, 随筆家, 教師, 教授
- 活動期間
- 1938年〜1996年
- 影響を受けた人物
- エサ・デ・ケイローシュ(Eça de Queirós), ジャン=ポール・サルトル(Sartre), アンドレ・マルロー(Malraux)
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| コインブラ大学 | — | — | — | — | ポルトガル |
コインブラ大学
国:
ポルトガル
少年期に神学校に入る(10歳)も16歳で退学。その後コインブラ大学で学ぶ。
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1992 | カモンイス賞 | — | — | カモンイス賞選考委員会 | 受賞 |
| — | サンジャクイスト勲章(サン・ジェームズの勲章) | — | — | ポルトガル共和国(叙勲) | 受勲 |
カモンイス賞
1992
主催:
カモンイス賞選考委員会
結果:
受賞
サンジャクイスト勲章(サン・ジェームズの勲章)
主催:
ポルトガル共和国(叙勲)
結果:
受勲
受賞・候補エディション
作品
代表作
沈んだ朝(Manhã Submersa)
1954年 小説神学校時代の経験をもとにした自伝的要素を含む長編。信仰、権威、個人の自由を巡る葛藤を描く。
宗教と信仰権威と服従成長と自己探求
映像化・舞台化
- [映画] 沈んだ朝(映画) / Fernando Lopes (1980)
翻訳
- 英語: Misty Morning / Submerged Morning
出現(Aparição)
1959年 小説フェレイラの代表作の一つ。存在や自己認識を巡る哲学的考察が展開される作品。
存在実存的問い自己と他者
人生の曲線(A curva de uma vida)
1938年 小説初期の作品の一つ(遺稿として出版)。作家としての出発を示す作品。
若者の葛藤社会的観察
全著作
- 1938 A curva de uma vida
- 1943 O Caminho Fica Longe
- 1954 Manhã Submersa
- 1959 Aparição
- その他多数(エッセイ、日記、短編など)
翻案
- Manhã Submersa(1980年映画、フェルナンド・ロペス監督)
作品の翻訳
- Manhã Submersa は英語などに翻訳されている(英題例: Misty Morning / Submerged Morning)
作風・主題
- 文体
- ネオレアリズモから実存主義への移行を示す文体哲学的で内省的、簡潔かつ厳しい語り口
- 頻出モチーフ
- 孤独存在記憶宗教的経験
評価・遺産
ポルトガル現代文学における重要な作家であり、ネオレアリズモから実存主義へと接続する作品群で知られる。ゴヴィーア市による「ヴェルジーリオ・フェレイラ文学賞」に名を残すなど、郷土や言語圏への影響が大きい。
資料所蔵先
- ビブリオテカ・ムニシパル・ヴェルジーリオ・フェレイラ(ゴヴィーア)
大衆文化への影響
- ゴヴィーア市による「ヴェルジーリオ・フェレイラ文学賞」の創設
豆知識
- 10歳で神学校に入学し16歳で退学した経験が作風に影響を与えた。
- 代表作『Manhã Submersa』は1954年刊行、1980年に映画化された。
- 1992年にカモンイス賞を受賞。