世界・海外・国外の文学賞

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ウィリアム・オスピナ

ウィリアム・オスピナ

Uiriamu Osupina

プロフィール

性別
男性
生誕
1954-03-02 (コロンビア、トリマ県エルベオ)
国籍
コロンビア人
言語
スペイン語
居住地歴
エルベオ(トリマ県、コロンビア) → カリ(コロンビア) → パリ(フランス、1979–1981) → ボゴタ(コロンビア)

経歴

職業
詩人, 随筆家, 小説家, 記者
活動期間
1974年〜
影響を受けた人物
ロード・バイロン, エドガー・アラン・ポー, レフ・トルストイ, チャールズ・ディケンズ, エミリー・ディキンソン, アルフォンソ・レイエス, エスタニスラオ・ズレタ, ウィリアム・シェイクスピア, フアン・デ・カステジャノス(詩篇による歴史資料)

学歴

サンティアゴ・デ・カリ大学
法学・政治学
国: コロンビア
在学後、職を辞して文学に専念

受賞歴

国民随筆賞(Premio Nacional de Ensayo)
1982
結果: winner
国民詩歌賞(Premio Nacional de Poesía)
1992
対象作品: 『風の国』 (El país del viento)
主催: Colcultura
結果: winner
エセキエル・マルティネス・エストラダ随筆賞(Casa de las Américas)
2003
対象作品: 『球の新しい中心』 (Los nuevos centros de la esfera)
部門: Essay
主催: Casa de las Américas
結果: winner
ロムロ・ガジェゴス賞(Rómulo Gallegos Prize)
2009
対象作品: 『エル・パイス・デ・ラ・カネラ』 (El país de la canela)
部門: Novel
主催: Rómulo Gallegos財団
結果: winner

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: El País de la Canela(シナモンの国)

    16世紀の探検と植民地化を背景に、香料や富をめぐる欲望と暴力、先住民社会の崩壊を叙事的に描く歴史小説。国家の成り立ちと記憶、環境と文化の衝突を詩的かつ学究的な視点で描出する。

    歴史小説植民地主義文化と環境叙事詩

作品

代表作

『ウルスア』 (Ursúa)

2005年 歴史小説

16世紀の探検家ペドロ・デ・ウルスアの若き日と、その欲望と暴力による転落を描く歴史的長編。スペインの侵略と植民の過程を詩的な散文で再構成する。

征服権力と欲望歴史的記憶

『エル・パイス・デ・ラ・カネラ』 (El país de la canela)

2008年 歴史小説

エーネム川流域やアマゾン探検にまつわる物語を扱い、フランシスコ・デ・オレジャナらの航海と征服の物語を通してラテンアメリカの起源とアイデンティティを問う。

探検植民地化自然と河川アイデンティティ

『目のない蛇』 (La serpiente sin ojos)

2012年 歴史小説

ウルスアの再びの冒険と、ロペ・デ・アギーレらによる暴虐を描き、征服時代の暴力と破壊を描写する三部作の一作。

暴力探検の挫折歴史の暴露

『決して来なかった夏の年』 (El año del verano que nunca llegó)

2015年 歴史小説 / ロマン主義研究

1816年のヴィラ・ディオダティにおける出来事を軸に、パーシー・シェリーやバイロン、メアリー・シェリーらの生涯と作品成立をたどることで、ロマン主義の遺産を現在に照らし出す作品。

ロマン主義創作の起源過去と現在の交錯

『グアヤカナル』 (Guayacanal)

2019年 小説

近年の作品で、社会的・歴史的関心を背景にした物語。詳細は限定的に知られている。

社会批評歴史

詩集『砂の糸』 (Hilo de arena)

1986年

初期詩集の一つ。詩的感性とコロンビアの風土への視点を示す。

自然記憶

随筆『球の新しい中心』 (Los nuevos centros de la esfera)

2001年 随筆

文化・歴史・政治に関するエッセイ集で、ラテンアメリカの視座から世界を再考する論考を含む。

文化批評歴史認識

全著作

  • 『砂の糸』 (Hilo de arena, 1986)
  • 『風の国』 (El país del viento, 1992)
  • 『ウルスア』 (Ursúa, 2005)
  • 『エル・パイス・デ・ラ・カネラ』 (El país de la canela, 2008)
  • 『目のない蛇』 (La serpiente sin ojos, 2012)
  • 『決して来なかった夏の年』 (El año del verano que nunca llegó, 2015)
  • 『グアヤカナル』 (Guayacanal, 2019)
  • 『球の新しい中心』 (Los nuevos centros de la esfera, 2001)

作風・主題

文体
歴史的叙述と随筆的思索を融合した散文詩的で力強い表現
頻出モチーフ
征服と植民地化ラテンアメリカのアイデンティティ自然、特に河川記憶と歴史の再考

評価・遺産

オスピナはラテンアメリカの歴史とアイデンティティを深く問い直す作品群で評価され、批評家や同業者から高い評価を受ける。教育現場や学術的議論でも広く参照される作家である。

大衆文化への影響

  • 作品は大学や学術グループでラテンアメリカ史の教材や議論の素材として使われている。
  • 2015年のボゴタ国際ブックフェアで推薦図書に選ばれるなど広く読書層に紹介された。

引用

  • 「私たちの家には本はなかったが、すべての歌があった」
    出典: ウィリアム・オスピナ、父親について(El Espectador 記事) (2011年)

豆知識

  • 幼少期に時代の暴力のため南コロンビア内を頻繁に転居した。
  • 1979–1981年にパリに在住した経験がある。
  • 2009年に『エル・パイス・デ・ラ・カネラ』でロムロ・ガジェゴス賞を受賞した。
  • 2013年の全国行進で国会議員ピエダッド・コルドバが彼の平和の祈りを朗読した。