世界・海外・国外の文学賞

← ホームに戻る

エフゲニー・エフトゥシェンコ

エフゲニー・アレクサンドロヴィチ・エフトゥシェンコ

Yevgeny Yevtushenko

プロフィール

性別
男性
生誕
1933-07-18 (ジマ(イルクーツク州、ソビエト連邦))
死没
2017-04-01 (タルサ(オクラホマ州、アメリカ合衆国)) 83歳
国籍
ソビエト連邦, ロシア
言語
ロシア語, 英語
居住地歴
モスクワ(ソビエト連邦/ロシア) → タルサ(オクラホマ州、アメリカ)

経歴

職業
詩人, 小説家, エッセイスト, 劇作家, 脚本家, 出版社, 俳優, 編集者, 大学教授, 映画監督
活動期間
1949年〜2017年
所属
ソビエト作家連盟
所属団体
王立スペインアカデミー名誉会員, アメリカ芸術科学アカデミー名誉会員, ロシア美術アカデミー名誉会員
影響を受けた人物
ボリス・パステルナーク, ロバート・フロスト, カール・サンドバーグ
影響を与えた人物
1960年代以降のロシア若手詩人たち, 反体制的・記憶文学を扱う作家群
ノミネート
ノーベル文学賞(1963、詩『バビ・ヤール』に対するノミネート), ノーベル文学賞(2008、世界ロシア系ユダヤ人会議による推薦)

学歴

マクシム・ゴーリキー文学学院(モスクワ)
文学 / 文学科
期間: 1951–1954
国: ソビエト連邦
中途退学

受賞歴

ソビエト連邦国家賞
1984
対象作品: 『母と中性子爆弾』
主催: ソビエト政府
結果: 受賞
オヴィド賞
2007
主催: オヴィド財団
結果: 受賞
ロシア連邦国家賞
2010
主催: ロシア連邦政府
結果: 受賞
国際ボテフ賞
2006
主催: ボテフ賞委員会
結果: 受賞
アメリカ自由メダリオン
1991
主催: アメリカユダヤ人委員会
結果: 受賞
グリンツァーネ=カヴール賞
2005
主催: グリンツァーネ=カヴール財団
結果: 受賞
名誉市民(ペトロザヴォーツク)
2006
主催: ペトロザヴォーツク市
結果: 称号授与
バルラード名誉勲章(ベルナルド・オヒギンス勲章・司令官)
2009
主催: チリ政府
結果: 受章
功労章(バッジ・オブ・オナー)
1967
主催: ソビエト政府
結果: 受章
労働赤旗勲章
1983
主催: ソビエト政府
結果: 受章

受賞・候補エディション

国際ボテフ賞 1回登壇
  1. 受賞作: 文学への顕著な貢献(ロシア詩)

    平易で力強い言葉を用い、社会や歴史、人間性を詠んだ詩作で広く支持された。検閲や政治的圧力と向き合いながら表現の自由を訴え、詩集と朗読活動を通じて国際的な評価を得た。

    詩社会批判ロシア文学政治
  1. 受賞作: 業績(詩作・生涯の作品)

    詩を通して個人と集団の記憶、歴史的暴力や社会的抑圧を探求した。抒情と政治的告発を併せ持つ表現で知られ、「バビ・ヤール」など歴史的事件を題材にした作品で広く注目された。

    歴史と記憶社会・政治個人の記憶詩

作品

代表作

バビ・ヤール

1961年 詩

キエフのバビ・ヤールでのユダヤ人虐殺を題材とし、ソ連での反ユダヤ主義や歴史の歪曲を糾弾した代表作。出版後、広く配布され、ショスタコーヴィチの交響曲第13番の一部としても用いられた。

反ユダヤ主義への反対歴史の記憶国家と良心
映像化・舞台化
  • [交響曲] 交響曲第13番『バビ・ヤール』 (1962)
翻訳
  • ロビン・ミルナー=ガランド、ピーター・レビ(英訳)などによる英訳

駅ジマ(Stantsiia Zima)

1956年 詩

若年期の経験や郷愁を反映した詩。初期に評価を得た作品群の一つ。

郷愁青春自然

全著作

  • 『未来の探鉱者』 (Razvedchiki Griadushchego), 1952
  • 『第三の雪』 (Treti Sneg), 1955
  • 『バビ・ヤール』 (Babi Yar), 1961
  • 『世紀の詩句』編集(アンソロジー), 1995

翻案

  • 『キンダーガーテン』(脚本・監督参加、1983)
  • 『スターリンの葬儀』(監督・脚本、1990)

作品の翻訳

  • 『選ばれた詩』英訳(Robin Milner-Gulland, Peter Levi, 1962)

作風・主題

文体
口語的で朗唱に向くリズム大衆向けで演説的な語り口道徳・政治的主題を直接に扱う
頻出モチーフ
記憶と歴史の記録ロシアの土地と自然母性と家庭良心と国家の対立

健康

  • 腎がん(部分切除)
    おおよそ2011年頃から晩年まで
    晩年の活動と創作に負担をかけたと報告されている。最終的に心不全で死去。

評価・遺産

1960年代のソ連で広く影響力を持った詩人であり、特に『バビ・ヤール』で歴史記憶と反ユダヤ主義への告発を文学に持ち込んだ。パフォーマンス性の高い朗唱詩人として世代に影響を与え、国際的な翻訳・受賞歴を通じて広く知られる存在となった。一方で体制との距離感を巡る論争も多い。

記念館・博物館

  • エフゲニー・エフトゥシェンコ詩の家(ジマ・博物館) ジマ、イルクーツク州、ロシア 2001年開館

関連学会

  • ロシア美術アカデミー(名誉会員)
  • 王立スペインアカデミー(名誉会員)
  • アメリカ芸術科学アカデミー(名誉会員)

資料所蔵先

  • エフトゥシェンコ詩アーカイブ(オンライン・各国図書館所蔵)
  • アメリカ議会図書館(関連資料所蔵)

大衆文化への影響

  • 1962年にTime誌の表紙を飾るなど国際的注目を集めた
  • ショスタコーヴィチの交響曲第13番に詩が用いられ、音楽作品とも結びついた

引用

  • 誰が私に『バビ・ヤール』を書くことを許可することができただろうか?私が書く権利を与えたのは自分自身だけだ。
    出典: 発言(インタビュー/回想) (2008年)

豆知識

  • 小惑星4234 Evtushenkoは彼にちなんで命名された(1994年)
  • 1962年にTime誌の表紙を飾った
  • タルサ大学で講義を行い、半期を米国で過ごしていた