世界・海外・国外の文学賞

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ユースフ・イドリース

ユースフ・イドリース

Yusuf Idris

プロフィール

性別
男性
生誕
1927-05-19 (ファクース(シャルキーヤ県)、エジプト王国)
死没
1991-08-01 (ロンドン、イギリス) 64歳
国籍
エジプト
言語
アラビア語, 英語
宗教
イスラム教
居住地歴
ファクース(出生地) → カイロ(在住、活動) → ロンドン(死没地)

経歴

職業
作家, 劇作家, 短編作家, 脚本家, 医師(訓練を受けた)
活動期間
1950年〜1991年
所属
エジプト作家連合(関与の可能性)
所属団体
エジプト作家連合

学歴

カイロ大学
医学部
国: エジプト
学生時代に政治活動を行い、一時停学処分を受けたが卒業後に医療機関で勤務した経歴がある。

受賞歴

ナギーブ・マフフーズ文学メダル
1997
対象作品: 『愛と灰の街』
主催: アメリカン大学カイロ(授与団体)
結果: 受賞

受賞・候補エディション

作品

代表作

『最も安い夜』

1954年 短編集

庶民の日常や政治的な抑圧を素材に、人間の矛盾や社会の不正義を描いた短編集。イドリースの代表的な短編集で、1950年代のエジプト社会を映し出す作品群を含む。

貧困社会的現実主義政治と抑圧
翻訳
  • 英訳: The Cheapest Nights and Other Stories(Wadida Wassef 訳, 1978)

『アル=ファラフィール(民衆劇)』

戯曲

民衆的伝承や口承を基盤にした劇で、主人と貧しい民(ファルフール)の対比を通して社会的格差や笑劇的要素を描く。現代エジプト演劇の重要作の一つとされる。

階級格差民衆文化風刺
映像化・舞台化
  • [舞台] 『アル=ファラフィール』上演

『愛と灰の街』

長編小説

人間関係と社会的葛藤を描いた長編。英訳版があり、ナギーブ・マフフーズ文学メダルを受賞した作品として知られる。

喪失社会的摩擦
翻訳
  • 英訳: City of Love and Ashes(American University in Cairo Press 刊)

全著作

  • 『最も安い夜』
  • 『アル=ファラフィール』
  • 『共和国 フラハット』
  • 『罪』
  • 『恥』
  • 『愛と灰の街』

翻案

  • 『アル=ファラフィール』を含む戯曲の舞台上演多数

作品の翻訳

  • 『最も安い夜』英訳版(The Cheapest Nights and Other Stories, 1978)
  • 『愛と灰の街』英訳版(City of Love and Ashes)
  • 『リングス・オブ・バーニッシュド・ブラス』英訳(Rings of Burnished Brass)

作風・主題

文体
社会的現実主義的な描写簡潔で直接的な文体口承・民話的要素の導入
頻出モチーフ
貧困と階級差都市の生活と苦悩名誉と男らしさ

評価・遺産

ユースフ・イドリースは20世紀エジプト文学を代表する作家の一人であり、特に短編と現代演劇における革新で知られる。民衆の生活を写実的に描くことでエジプト社会の重要な問題に光を当て、国際的にも翻訳を通じて評価された。

関連学会

  • エジプト作家連合

大衆文化への影響

  • イドリースの戯曲はエジプトの劇場で繰り返し上演され、演劇教育の教材としても使われている。

引用

  • 「医学を学ぶ学生時代に彼はファールーク政権と英国に対する活動のため投獄され、大学を停学になった。卒業後、エジプト最大の公的病院で働いた。... イドリースの物語は彼自身の反骨の人生経験を反映し、貧しい人々との継続的な接触が彼に登場人物を敏感かつ想像力豊かに描く力を与えた。」
    出典: 『最も安い夜』英訳版 序文(抜粋) (1978年)

豆知識

  • 本名は يوسف إدريس(アラビア語表記)。
  • 学生時代に政治活動を行い一時投獄、大学停学を経験した。
  • 娘ネスマ・イドリースも作家である。
  • 戯曲『アル=ファラフィール』は現代エジプト演劇の代表作とされる。