アガサ賞 あがさしょう
第29回(2016年)
受賞者
6名マギー・クロザットを主人公にしたカジュン・カントリー・ミステリー第2作。祝宴の準備と殺人事件が重なり、町の人間関係と家族の居場所がにぎやかに交差する。
祝宴の裏で、町の空気が少しずつきしみ始める。
学園ミステリ風の作品で知られる作家。学生や教員をめぐる人間関係を丁寧に描くことが多い。
19世紀末のメイン州を舞台に、霊視の力を持つルビーが過去を抱えたまま避難先のホテルに身を寄せる歴史ミステリー。静かな雰囲気の中に、秘密と不信がじわじわ広がっていく。
逃げ込んだホテルで、隠してきた秘密が揺らぎ始める。
シリーズ中でも深いテーマ性と人物造形を見せる作家。2016年はBest Contemporary Novel部門で受賞した。
サンミゲル・デ・アジェンデでの挙式を舞台に、ウェディング・プランナーのケルシーが殺人事件と面倒な客たちに振り回されるデビュー作。軽快な語り口と機知が、事件の緊張をやわらげている。
晴れやかな結婚式が、思わぬ事件の舞台になる。
歴史ミステリ作家として知られ、時代の空気感を活かした巧みな謎解きで評価される。
連作短編集として展開するアート・テイラーのデビュー作。デルとルイーズの逃避行を通じて、犯罪の危うさと関係の変化が、軽やかなロードノベルとして立ち上がる。
二人の旅は、逃走であると同時に、新しい関係の始まりでもある。
短編の名手として知られ、技巧的な構成と余韻のある結末で高く評価される作家。
作家志望者に向けて、サスペンス、構成、プロットの組み立てを実践的に解説するノンフィクション。ケーススタディと練習問題を通じて、物語を引き締める方法を具体的に示す。
物語を強くするための、実践的な設計図。
作家向けの執筆指南書で知られる著者。プロットや構成に関する実践的な手法を説く作品が評価される。
アルフレッド・ヒッチコック・ミステリー・マガジン掲載の短編。短い尺の中で、季節の空気と不穏さを同時に立ち上げる。
季節の気配の中で、静かな不穏さがふくらむ。
児童向けのシリーズで根強い人気を持つ作家。教育的要素を含んだ物語が特徴。