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アニスフィールド=ウルフ賞 アニスフィールド=ウルフしょう

第87回(2022年)

FictionPoetryNonfictionMemoir/AutobiographyLifetime achievementSpecial achievement

受賞者

5名
パーシヴァル・エヴェレット ぱーしゔぁる・えゔぇれっと 受賞
The Trees

ミシシッピの町で起こる連続殺人を軸に、黒人への暴力と歴史の残響をえぐり出すサスペンス小説。残酷さとブラックユーモアが、南部の過去を現在形で呼び出す。

暴力の記憶が、ミステリーの形で現在に戻ってくる。

335ページ
小説人種暴力サスペンス南部ゴシック
小説家

鋭い社会批評と実験的文体で知られる作家。人種やアメリカ社会を題材に多彩な作品を発表している。

ドニカ・ケリー どにか・けりー 受賞
The Renunciations

幼少期の傷と大人になってからの関係の揺らぎを通して、自己回復の過程をたどる詩集。痛みの記憶を、言葉によってもう一度組み直そうとする作品。

傷ついた記憶を、詩のかたちで言い直していく。

72ページ
詩集トラウマ記憶回復
詩人

私的な記憶と歴史を繊細に編む詩人。母性や喪失をテーマにした作品で注目される。

ティヤ・マイルズ てぃや・まいるず 受賞
All That She Carried

一つの遺物の来歴をたどりながら、黒人女性たちの生の連鎖とアーカイブに残されない歴史を掘り起こす。家族の記憶を、史料と物語の両面から再構成するノンフィクション。

ひとつの布切れから、何世代にもわたる歴史が立ち上がる。

385ページ
ノンフィクション黒人女性史家族史アーカイブ
歴史学者

アメリカ先住民やアフリカ系アメリカ人の歴史を研究する学者。物質文化と記憶の研究で知られる。

ジョージ・マカリ じょーじ・まかり 受賞
Of Fear and Strangers

外来者への恐れがどのように概念化され、政治や科学、社会のなかで拡散してきたかをたどる思想史。現代の排外主義を理解するための視点を与える一冊。

「よそ者」への恐れの歴史を、思想史として読み直す。

368ページ
思想史排外主義心理学政治
歴史学者・精神医療史研究者

精神医療史や社会的恐怖の研究で知られる学者。排外主義の歴史を分析する著作がある。

イシュメル・リード いしゅめる・りーど 生涯功労賞
作家・詩人

風刺とユーモアを用いて米国の人種や文化を批評する作家。長年にわたる業績が評価された。