ARA歴史小説賞
えーあーるえー れきししょうせつしょう
オーストラリア/ニュージーランドで最も賞金額の大きい歴史小説賞。賞金総額150,000ドルを成人部門と児童・YA部門で授与する。
- Established
- 2020
- Organizer
- Historical Novel Society Australasia
- Category
- Children's Literature, Fairy Tales, and Picture Books
- Selection Method
- 公募
- Target
- Open
- Frequency
- 1 per year
- Application Deadline
- around June
- Announcement Period
- around October
- Status
- Active
Description
ARA Historical Novel PrizeはHistorical Novel Society Australasia(HNSA)とスポンサーのARA Groupが運営する歴史小説の文学賞。賞金総額は150,000ドルで、成人部門の優勝者に100,000ドル、児童・ヤングアダルト部門の優勝者に30,000ドルが授与される。各カテゴリのショートリストに残った著者には各5,000ドルが支払われる。2020年は成人部門のみの授賞で、児童・YA部門は2021年に導入された。応募作品は、物語に描かれる出来事の過半数が刊行から少なくとも50年以上前に起きたものであること(HNSAの定義)を満たす必要がある。
Prize
- Main Prize
- 成人部門優勝 $100,000、児童・YA部門優勝 $30,000。各カテゴリのショートリスト各2名に$5,000(総額 $150,000)。
- Cash Prize
- 150,000 AUD
- 成人部門優勝者:$100,000
- 児童・ヤングアダルト部門優勝者:$30,000
- 各カテゴリのショートリスト2名に$5,000ずつ
- スポンサー:ARA Group(協賛)
Selection
Selection Process
| Stage | Judges | Pass Rate | Announcement |
|---|---|---|---|
| Longlist(長いリスト) | null | null | HNSA公式サイトで発表(例:2024年は9月4日) |
| Shortlist(ショートリスト) | null | null | HNSA公式サイトで発表(例:2024年は10月2日) |
| Winner announcement(受賞者発表) | null | null | HNSA公式サイトおよび報道で発表(例:2024年は10月23日) |
Criteria
- 物語に描かれる出来事の過半数が刊行から少なくとも50年以上前であること(HNSAの定義)
- 歴史ミステリ、歴史ロマンス、歴史ファンタジー、オルタナティブ・ヒストリー等のサブジャンルを含む
- タイムスリップ、複数時代の物語、並行する語りなど、時代を跨ぐ構成の柔軟な取り扱いは許容されるが、50年ルールを満たすことが前提である
Application Tips
Dos
- 応募作品がHNSAの定義(刊行から50年以上前の出来事が物語の過半数)を満たすかを事前に確認する
- 出版社名・刊行日などのメタ情報を正確に明記する
- HNSAの公式応募要項・フォーマットに従って提出する(締切と提出方法を公式サイトで確認)
- 時代考証を丁寧に行い、設定や語り口の一貫性を示す
Don''ts
- 50年ルールを満たしていない作品を応募しない
- 応募要項に反する形式で提出しない
- 不正確な刊行情報や出版社情報を記載しない
Official Resources
https://hnsa.org.au/ara-historical-novel-prize/Past Winners
土地の記憶や先住民の視点を中心に、植民地主義の影響や家族の歴史、正義の問題を深く掘り下げる歴史小説。地域社会の葛藤やアイデンティティの再検証を通じて、現在と過去を結びつける力強い物語を描く。
オーストラリアの作家。先住民の視点や地域の歴史を取り上げる作品で知られ、2024年のARA Historical Novel Prize(Adult部門)で『Edenglassie』が受賞した。
空や通信をめぐる史実や設定を背景にした児童・YA向け歴史小説。戦時下の監視や諜報活動に巻き込まれる若者たちの冒険と成長を描きつつ、勇気や連帯、倫理的ジレンマをテーマに据えた物語。
児童・YA向けの作家。2024年のARA Historical Novel Prize(Children and Young Adult部門)で『Spies in the Sky』が受賞した。
第一次世界大戦期のサロニカ(テッサロニキ)やその周辺を背景に、戦争がもたらす文化的衝突や個人の記憶を繊細に描く歴史小説。混沌とした時代に翻弄される人々の感情とアイデンティティの変容を描写する。
オーストラリアの小説家。文学性の高い歴史小説で知られ、2023年のARA Historical Novel Prize(Adult部門)で『Salonika Burning』が受賞した。
古書店や書物をめぐる場所を舞台に、若い主人公が成長しながら過去の秘密や地域の歴史と向き合う児童向け歴史小説。読書や本を通じて人々のつながりや世代間の物語が温かく紡がれる作品。
児童向け歴史小説を手掛ける作家。2023年のARA Historical Novel Prize(Children and Young Adult部門)で『The Bookseller's Apprentice』が受賞した。
戦争の遺物を手掛かりに、暴力の記憶と個人の責任を問う歴史小説。遺物にまつわる出来事を起点に登場人物たちが過去と向き合い、戦争が残した痕跡とその世代間の影響を掘り下げる作品。
オーストラリアの著名な小説家。『Schindler's Ark(邦題:シンドラーの方舟)』などで国際的に知られ、2022年のARA Historical Novel Prize(Adult部門)で『Corporal Hitler's Pistol』が受賞した。
複数の視点や象徴を通して、戦時や混乱の時代を生きる子どもや若者の経験を描く児童・YA向け歴史小説。喪失や希望、倫理的な選択を扱い、読者に深い共感を促す作品。
児童・YA向けの歴史作品で評価される作家。2022年のARA Historical Novel Prize(Children and Young Adult部門)で『Rabbit, Soldier, Angel, Thief』が受賞した。
島や孤立した共同体を舞台に、過去と現在が交錯する中で人々の記憶と関係性を描く歴史小説。自然や災害、社会の変容が個々人の選択と共同体の再生にどのように影響するかを静かに見つめる作品。
オーストラリアの小説家。歴史や地域社会を題材にした長編で知られ、2021年のARA Historical Novel Prize(Adult部門)で『The Burning Island』が受賞した。
若い登場人物たちを通じて、困難な時代における生き抜く力と友情を描く児童向け歴史小説。試練に直面した仲間の絆や成長、希望が繊細に描かれ、若い読者に共感と勇気を与える物語。
児童・YA向けの歴史作品で知られる作家。2021年のARA Historical Novel Prize(Children and Young Adult部門)で『We are Wolves』が受賞した。
19世紀後半のオーストラリア金鉱を舞台に、中国系移民とその家族の暮らしや闘いを描く歴史小説。差別や労働の過酷さ、文化の衝突、共同体の絆を通じて移民のアイデンティティと生存の工夫を掘り下げ、忘れられがちな歴史の証言を丁寧に拾い上げる。
オーストラリアの作家。歴史小説を手掛け、本賞2020年のAdult部門で『Stone Sky Gold Mountain』が受賞した。移民史や周縁化された人々の声を描く作品で知られる。