9mobile文学賞(旧:Etisalat Prize for Literature)
ないんもばいるぶんがくしょう
アフリカ出身のデビュー作(刊行済フィクション)を対象とするパナアフリカ規模の年次公募文学賞。
- Established
- 2013
- Organizer
- 9mobile(旧 Etisalat Nigeria)
- Category
- General Fiction and Popular Fiction
- Selection Method
- 公募
- Target
- Newcomer
- Frequency
- 1 per year
- Announcement Period
- around March–May
- Status
- Active
Description
9mobile Prize for Literature(旧 Etisalat Prize for Literature)は2013年にEtisalat Nigeriaにより創設され、アフリカ出身の初めて出版されたフィクション作品(30,000語以上)を表彰する年次文学賞。受賞者には賞金£15,000のほか、University of East Angliaでのフェローシップ、Samsung Galaxy Note、刻印入りMontblanc Meisterstückなどが与えられ、受賞者・ショートリスト作家向けのブックツアーやショートリスト作品の出版社による1000部購入・寄贈など出版支援が行われる。2017年にEtisalat Nigeriaは9mobileに改名し、賞名も変更された。2017年は休止となった年度がある。
Prize
- Main Prize
- 受賞者:賞金£15,000、University of East Angliaフェローシップ、Samsung Galaxy Note、刻印入りMontblanc Meisterstück。加えてブックツアーやショートリスト作品の購入寄贈などの支援。
- Cash Prize
- 15,000 GBP
- University of East Anglia(UEA)フェローシップ(指導・執筆支援)
- Samsung Galaxy Note(受賞者・ショートリストに支給)
- 刻印入りMontblanc Meisterstück(受賞者)
- 受賞者はアフリカ3都市でのブックツアー、ショートリストは2都市のツアー
- ショートリスト作品の出版社による各1000部購入・学校・図書館等への寄贈
Selection
Selection Process
| Stage | Judges | Pass Rate | Announcement |
|---|---|---|---|
| 一次選考(Longlist) | 年ごとに選定される審査委員会により長いリスト(通常9点程度)を選出 | 不明(長listは通常9タイトルに絞られる) | 公式サイト・プレスリリースで発表 |
| 二次選考(Shortlist) | 審査パネル(通常3〜4名、委員長あり。作家・学者・編集者など) | 長listから短listへは約33%(例:9→3) | 公式発表・プレスリリースで発表 |
| 最終選考(Winner) | 同上の審査パネルが最終選考を行い1名を決定 | 短listから受賞者は1名(約33%) | 授賞式および公式サイト・プレスリリースで発表(例:ラゴスでの授賞式が行われることがある) |
Criteria
- アフリカ国籍の作家によるデビュー(初出版)フィクション作品であること
- 作品長が30,000語以上であること
- 刊行日が応募時点で過去24か月以内であること
- 英語で出版されているか英訳版があること
- 文学的独創性、文体、物語の完成度および出版物としての完成度が評価基準となる
Application Tips
Dos
- 応募作品が著者のデビュー作であることを確認する
- 作品長が30,000語以上であることを確認する
- 刊行日が応募時点で過去24か月以内であることを確認する
- 英語版または英訳版を用意する
- 出版社または著者として正規の応募手続きを行う
- 書籍の装丁・校正・出版社の支援情報を整えておく(受賞後の展開を見据える)
Don''ts
- 非フィクションや詩集など対象外ジャンルを応募しない
- 刊行から24か月を超えた作品を応募しない
- 30,000語未満の短い作品を応募しない
- 英語または英訳がない状態で応募しない
From Judges
- 独自性と文学的完成度を重視すること(オリジナルの視点・声に注力する)
- 物語の構成と文体の一貫性、編集の仕上がりが評価につながる
- 出版社との協力や書籍の流通・プロモーション計画を整えておくと受賞後の展開で有利
Related Awards
- Nigeria Prize for Literature
- Etisalat Award for Arabic Children's Literature
- Grand Prix of Literary Associations
Official Resources
https://literature.t2mobile.com.ng/Past Winners
一組のナイジェリア人夫婦を中心に、子どもをめぐる期待と喪失、家族や伝統からの圧力が生む悲劇と赦しを描く小説。秘密や誤解が関係性を引き裂きつつ、登場人物たちの愛情や苦悩が丁寧に掘り下げられる。
ナイジェリアの小説家。デビュー作『Stay with Me』で国際的な評価を受け、家族や結婚、伝統と個人の葛藤を繊細に描くことで知られる。
ナイジェリアの社会的背景を土台に、個人の選択とそれがもたらす余波を描く作品。家族や友情、過去の秘密が時間を経て明らかになり、登場人物たちの道徳的ジレンマと再生が静かに、しかし力強く描写される。
ナイジェリア出身の作家。短編や長編を通じて個人の道徳的ジレンマや社会的文脈を掘り下げる作風で注目される。
匿名のアフリカ大都市を舞台に、バー「Tram 83」を中心とした夜の世界とその住人たちの交錯を詩的かつ激烈な文体で描く。欲望と暴力、資本主義の論理に翻弄される人物群の運命が断片的に紡がれ、社会の矛盾と人間の業が鮮烈に浮かび上がる。
コンゴ民主共和国出身の作家。力強く詩的な文体で都市の混沌や欲望を描く作品『Tram 83』で国際的な評価を得た。
都市と記憶、家族や個人の傷をテーマにした短編集。多様な語り口で日常の断片を切り取り、変化する社会のなかで揺れる人々の孤独や再生の兆しを浮かび上がらせる作品群。
南アフリカ出身の作家。短編を中心に、都市と記憶、個人と社会の断絶を繊細に描く作品で評価された。
ジンバブエの貧しい地区で育った少女ダーリングと仲間たちの視点を通して、遊びや友情といった日常が政治的混乱や暴力と交錯する様を描く。やがてアメリカへ移住した主人公は故郷の喪失感と新天地での疎外に直面し、言語や記憶を通して自らのアイデンティティを模索していく。
ジンバブエ出身の小説家。デビュー長編『We Need New Names』で国際的注目を集め、故郷と移住の経験、子ども時代の視点を通して社会的・政治的な変化を描く作風で知られる。