グラン・プリ・デュ・ロマン(アカデミー・フランセーズ) ぐらん・ぷり・でゅ・ろまん(あかでみー・ふらんせーず)
第76回(1990年)
文学賞小説フランス文学
受賞者
1名
White Spirit
アフリカのバナナ農園を舞台に、輸出入会社の求人広告に応じた20歳のヴィクトルが店を営む。肌を白くしようと焦がれる混血の娼婦ロラ、自分が猿であることを知らないチンパンジーのアレクシスの3人の無垢な者たちが、周囲の嫉妬・情熱・憎悪を呼び起こす。謎めいた粉末「ホワイトスピリット」が肌の漂白作用を持つとして広まり、白さへの強迫的な欲望が植民地支配の矛盾を暴きながら悲劇へと向かう。辛辣な言語と鉄の皮肉、そして人間の弱さへの深い愛情が貫くポストコロニアル文学の傑作。
白さへの強迫が植民地支配の狂気を暴く、辛辣にして情愛あふれる寓話。
216ページ
植民地主義人種差別白さへの強迫アフリカポストコロニアル寓話社会風刺
作家
フランスの小説家。異文化や旅をテーマにした作品がある。