ミソポイエティック賞 みそぽいえてぃっくしょう
第51回(2021年)
受賞者
4名政府の孤児監督官ライナス・ベイカーが、危険視される魔法の子どもたちが暮らす秘密の孤児院へ派遣される。偏見や制度の硬直に直面しつつ、子どもたちや保護者との交流を通して『家族』や他者への共感を見出す、温かくユーモラスなヒューマンファンタジー。
アメリカのファンタジー作家。温かみのある人物描写と包容力のあるテーマで知られ、本作でMythopoeic Fantasy Award(Adult Literature)を受賞。
見習い魔術師である主人公が、パン作りと魔法を組み合わせて町や人々を守ろうとする物語。料理と魔術が交差する独特の世界観の中で、成長と共同体の絆を描くユーモラスで心温まる冒険譚。
本名ウルスラ・ヴァーノンの別名義としても知られる作家。児童向け・成人向けのファンタジーを手がける。ユーモアとダークさを併せ持つ作風で知られ、本作でMythopoeic Children's Literature賞を受賞。
J. R. R. トールキンがジェフリー・チョーサーの作品をどのように読み、そこから何を得ていたかを精査する学術書。未発見資料や読書史的視点を用い、トールキンの読書世界と中世文学の接点を明らかにする。
中世英文学およびトールキン研究に関わる研究者。本作はトールキンとチョーサー(Chaucer)との関係を学術的に再検討した研究で、Inklings Studies部門で評価され受賞した。
Dunsany、Eddison、Tolkienの作品における時間と死の表象を比較分析し、神話的想像力が時間観や死生観の表現に与える影響を論じる学術研究。文学史的かつ理論的なアプローチで検討している。
幻想文学や英文学に関する学術研究を行う研究者。本作でMyth & Fantasy Studies部門のMythopoeic Scholarship Awardを受賞した。