ノーベル文学賞 のーべるぶんがくしょう
第102回(2009年)
文学賞国際文学賞生涯業績賞
受賞者
1名
飢えの天使(Atemschaukel / The Hunger Angel)
戦後ソ連に強制送還されたドイツ系ルーマニア人の視点から、収容所での生活と記憶の痕跡を追う長編。飢え、孤独、疎外が語られる中で言語は断片化と象徴を帯び、全体主義下の個人史とトラウマが緻密かつ詩的に再構成される作品。
飢えと記憶が、収容所の日々を詩的な密度で浮かび上がらせる。
290ページ
抑圧記憶とトラウマ民族とアイデンティティ言語の力
1953-08-17 / 小説家・エッセイスト / ルーマニア(ニチドルフ/ティミショアラ近郊)
ルーマニア生まれでドイツ語で執筆する作家。チャウシェスク政権下の抑圧や強制移住、少数派の体験を凝縮された言語で描き出す。言葉の緊張とイメージの濃密さで知られ、2009年にノーベル文学賞受賞。