世界・海外・国外の文学賞

← シャーリー・ジャクソン賞に戻る

シャーリー・ジャクソン賞 しゃーりー・じゃくそんしょう

第11回(2017年)

NovelNovellaNoveletteShort StorySingle-Author CollectionEdited AnthologyBoard of Directors Award

受賞者

7名
Michael Kelly 受賞
Shadows and Tall Trees Volume 7

多様な作家による短編ホラーを収めたアンソロジー。古典的なゴシックから現代的な心理的恐怖まで幅広い作風が並び、恐怖の多面性を示す。

恐怖は一つの型ではなく、さまざまな声で響く。

306ページ
ホラーダークファンタジー短編集ゴシック心理的サスペンス
編集者

アンソロジーシリーズ『Shadows and Tall Trees』の編集を手がける編集者。ホラー短編の収集と選評で知られる。

The Hole

家族の日常が些細な事件をきっかけに崩れていく過程を通して、身体的変化と記憶の不安定さが心理的恐怖へと変わる長編。静かな筆致で日常の裂け目を描く。

日常のほころびが、そのまま恐怖の入口になる。

208ページ
心理的ホラー家族トラウマ身体性孤立
小説家 / 韓国

韓国出身の作家。ダークで実験的な作風を特徴とし、身体性やトラウマを主題にした作品で国際的に評価される。

Chavisa Woods 受賞
Take the Way Home That Leads Back to Sullivan Street

帰路のイメージを手がかりに、家族の断絶や疎外感を静かにたどる短編。移動と記憶の揺らぎが、自己の居場所を問い直す物語として立ち上がる。

帰路のイメージから、家族と自己の距離を見つめる。

家族帰郷アイデンティティ疎外LGBTQ+
作家

アメリカの短編・中編作家。フェミニズムやジェンダー、共同体の問題を扱う作品で知られる。

The Lost Daughter Collective

母娘関係の喪失と共同体の裂け目をめぐる実験的中編。断片的な視点と不確かな語りで、喪失と再生の境界を探る。

断片的な語りが、喪失の輪郭を少しずつ浮かび上がらせる。

176ページ
母娘関係喪失共同体実験的心理
作家

実験的な語りや断片的手法を用いる現代作家。身体、記憶、共同体の崩壊を主題にした作品で注目される。

Fever Dream

不穏な会話と断片的回想で紡がれる心理的ホラー。子どもの健康や環境の危機、親子関係の不安が徐々に浮かび上がり、強い緊張感を残す。

断片的な会話だけで、緊張が一気に高まる。

224ページ
心理的ホラー親子関係環境問題記憶不条理
作家 / アルゼンチン

アルゼンチン出身の作家。短編から長編まで、不穏な現実と幻想を織り交ぜる作風で国際的に評価を得ている。

Kurt Fawver 受賞
The Convexity of Our Youth

オレンジ色の球体が町に忍び込み、日常の隙間から不穏さが広がっていく短編ホラー。

一つのありえない物体が、町全体をじわじわと揺さぶる不穏な短編。

horrorsuburban uneasecosmic dread
作家

短編作家(詳細情報は限定的)。不穏な若者像や記憶の歪みを描く作品を発表している。

Her Body and Other Parties

肉体、欲望、暴力、ホラーを横断しながら、親密さと恐怖が同居する瞬間を切り取る短編集。

身体が恐怖と欲望の舞台になる、鋭く不穏な短編集。

264ページ
queer desirebody horrorintimacytrauma
作家

アメリカの短編作家。女性の身体や社会的経験をホラーや幻想的手法で描き、批評的評価を受ける。