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プレミオ・ヴィアレッジョ=レパーチ(ヴィアレッジョ賞) ぷれみお・ゔぃあれっじょ=れぱーち

第92回(2021年)

文学賞小説評論デビュー作/新人賞国際賞(国際部門)特別賞

受賞者

5名
エディト・ブルック えでぃと・ぶるっく 受賞
Il pane perduto

アウシュヴィッツから生還した著者が、幼少期の喪失、故郷を失う感覚、そしてイタリアへ辿り着くまでの長い漂泊をたどる回想録。記憶と証言が、戦後を生き延びた身体の感触とともに立ち上がる。

失われたものを語り継ぐことが、生き延びた者の責任になる。

128ページ
ホロコースト記憶生還亡命証言
作家
フラヴィオ・サンティ ふらゔぃお・さんてぃ 受賞
Quanti (Truciolature, scie, onde, 1999–2019)

1999年から2019年までの詩を集めた一冊で、光の粒のような観察から社会的な記憶、断片化した始まりの感覚までを往復する。日常の手触りと歴史の気配が、緊張を保ったまま重なっていく。

断章の連なりが、長い時間の手触りを呼び戻す。

106ページ
詩集記憶時間断章社会性
詩人
ウォルター・シーティ うぉるたー・しーてぃ 受賞
Contro l'impegno

文学は人を癒やすべきかという問いに正面から挑み、善意や啓蒙に回収されない文学の曖昧さと危うさを擁護する評論。作品を「役立つ」ものにしたい時代への、鋭く不穏な反論になっている。

文学を善意の道具にしないための、静かな反抗。

272ページ
文学批評エッセイ倫理曖昧さ現代文学
作家・批評家
アレッサンドラ・カラーティ あれっさんどら・からーてぃ 受賞
E poi saremo salvi

ボスニアから逃れてイタリアへ来た少女アイダの視点で、家族の崩壊と再編、戦争の記憶、そして居場所を探す長い時間を描く長編。個人の成長譚が、難民の歴史と重なりながら大きく広がっていく。

家を失ったあとに、もう一度「帰る場所」をつくれるのか。

276ページ
戦争ボスニア家族成長亡命
作家
ロベルト・ベニーニ ろべると・べにーに 特別賞
俳優・映画監督・作家