ムギと王さま: 本の小べや 1 (岩波少年文庫 82 本の小べや 1)
1956年のハンス・クリスチャン・アンデルセン賞作家賞として、Eleanor Farjeon の児童文学全体を扱う記録。『The Little Bookroom』をはじめ、詩的で親密な語りが評価された。
作品情報
一冊の本に閉じない、児童文学の持続的な魅力を示す受賞。
作品単体の受賞作というより、Farjeon の長い児童文学活動をまとめるための記録。『The Little Bookroom』を代表的な一冊として扱う。
書籍情報
- 出版社
- 岩波書店
- 発売日
- 2001-05-18
- ページ数
- 304ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784001140828
- ISBN-10
- 4001140829
- 価格
- 913 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/英米文学
幼い日,本のぎっしりつまった古い小べやでひねもす読みふけった本の思い出―それはエリナー・ファージョンに幻想ゆたかな現代のおとぎ話を生みださせる母胎となりました.みずみずしい感性と空想力で紡ぎだされた,国際アンデルセン賞作家の美しい自選短篇集.
レビュー
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とても面白いです
いわゆる短編集的にお話をつめたものでとても面白かったです。 個人的には「ムギと王さま」と「西の森」がとびぬけて面白いように感じました。 正直、現代日本人の感覚からするとちょっと読みにくい、理解しにくい部分もありますが、読んでいてとても楽しいです。おすすめ
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本の小べや 第1集
14の幻想的なおとぎ話を楽しめます。 第1集では「ムギと王さま」「月がほしいと王女さまが泣いた」 「ヤング・ケート」「名のない花」「金魚」「レモン色の子犬」 「貧しい島の奇跡」「モモの木を助けた女の子」「西ノ森」 「手まわしオルガン」「巨人と小人」「小さな仕立屋さん」 「おくさまの部屋」「七ばんめの王女」が収録されています。 私たちは根拠もなく世の中の不思議や謎を忌避していること、 人の成長や社会の発展の中で忘れられること・もの、 そして欲張りすぎると大変なことになること、 など私たちにとって大切なことを思い起こしてくれます。 次々と幻想があふれてきますが、 特に誠実にまっすぐに生きる人たちへの筆者の眼差しは温かいです。 最後に、挿絵も素晴らしく、宮崎駿監督の絵コンテのようです。
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購入して良かったです
孫のプレゼント用に購入。とても喜ばれました。 思っていた商品を安く購入出来良かったと思います。 また何かの機会があれば購入したいと思います。
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中学生の時の思い出の1冊。
シンプルな内容のショートストーリーのオムニバス。 難しい表現は無く絵本のような、絵画を見ているような、だんだん夢を見ているような気持ちになる。文章が優しく儚いようでいて真実を不意につくような、過去のことか現代のことか分からなくなるような、それでいてなにか強かさを感じるような不思議な手放せない1冊。中学生の時に図書館で出会い、忘れられず購入しました。
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文章から「静けさ」を感じる。
私は、わりと淡々としたストーリーも好きな性格です。 この本の物語はどれも、いろいろな事が起こるのですが、どこか淡々としているというか。文章が「静けさ」を持っているように感じました。 どの物語も面白くて続きが気になります。 1つの物語を読み終わった後、フワッとした余韻が残るのもとても気に入りました。 子育てや家事、仕事と忙しい中で。この本を読むと自分の心の中もホッと「静けさ」を取り戻すことができるように思います。 本好きの方ならなおさら、この雰囲気がたまらないのでは・・・と想像してしまいます。
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小学校低学年に読み聞かせ
子供が喜ぶストーリーかどうか、大人になると、わからない気もしますが、喜んでいる顔を見て、こちらもうれしくなります。
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きんのほこり
幼い頃からうちにあったのですが、昔はそれほど興味をひかれたわけではありませんでした。 グリムや他の童話と似た形式のものが多いため、いっしょくたになっていたのだと思います。 けれど大人になって読み返して、それまで読んだすべてのジャンルの本を軽々と飛び越え、わたしの生涯のベスト1になりました。 出会わせてくれた母に心の底から感謝しています。 作者のファージョンが幼い頃に長い時間をすごした本の小部屋には、ものがたりの粒子がきんのほこりとなり満ちみちていました。 ファージョンは作家の父と、有名な俳優を父に持つ母のもと、正規の教育を受けずに育っています。沢山の文化人との交流があったようですが、そんな華やかな環境でも、彼女の性格はちっとも浮ついていなくて、恋をしてもその恋敵と親友になってしまうほどです。 きっと彼女の作品にでてくるお針子やお手伝いさんのように、つつましやかで優しい人柄だったのでしょう。 この本におさめられているどの短編からも、世界を愛するファージョンのまなざしを感じて心がふるえます。 道徳的な内容が感じられますが、けっしてそれはおしつけがましくなく、純粋にファージョンという詩聖のこころそのものとわかちがたい要素としてそこにあるのみです。 そして特筆すべきなのは、アーディゾーニの挿絵のすばらしさ! ああそして、忘れてはならないのが、この翻訳が石井桃子さんの手によるものだということです。
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残念
ファージョンは有名な作家だし石井桃子さん訳の本なので購入してみたものの、はなしの繋がりが悪く、考えながら読み進まないと、分かりづらい。十分に経験を積んだ子供なら、素直に読み進められるのだろうか?