ハンス・クリスチャン・アンデルセン賞
はんす・くりすちゃん・あんでるせんしょう
IBBYが隔年授与する国際賞で、子どもの文学に持続的な貢献をした存命の作家1名とイラストレーター1名を表彰する。
- 創設年
- 1956
- 主催
- International Board on Books for Young People (IBBY)
- カテゴリー
- 児童文学・童話・絵本
- 選考方式
- 推薦
- 受賞対象
- プロ
- 開催頻度
- 年2回
- 賞のステータス
- 活動中
説明
The Hans Christian Andersen Awards are biennial literary prizes presented by the International Board on Books for Young People (IBBY). They recognise one living author and one living illustrator whose complete works are judged to have made a lasting contribution to children's literature. Winners receive the Hans Christian Andersen Medaille (a gold medal bearing Andersen's bust) and a diploma; the medals are presented at the biennial IBBY Congress. Candidates are nominated by IBBY national sections and evaluated by an international jury.
賞品
- 主賞品
- Hans Christian Andersen Medaille (gold medal) and a diploma; presentation at the IBBY Congress
- Medal presentation at the IBBY Congress
- Featured in a special issue of Bookbird (IBBY journal)
- Increased international recognition and translations
選考情報
選考プロセス
| 段階 | 審査員 | 通過率 | 発表 |
|---|---|---|---|
| Nomination | Candidates are nominated by IBBY national sections (one nomination per section in some cycles); national sections prepare dossiers. | Varies (many national nominations; e.g. 66 nominees in 2022) | Nominations submitted to IBBY; not publicly announced as winners at this stage. |
| Dossier / Portfolio submission | National sections submit a dossier/portfolio (5–10 representative books), a biographical sketch and supporting materials to the Jury and Jury Secretary. | Varies | Portfolios are reviewed by the jury; shortlisted candidates (finalists) may be published by IBBY. |
| Jury review and shortlisting | International jury assembled by IBBY Executive Committee (split into writing and illustration panels when applicable). Jury size has varied historically (e.g. 10 members in modern practice). | Finalists typically 3–4 per category (since 1998); historically 'Highly Commended' were named. | IBBY announces finalists (when used) prior to the Congress in award years. |
| Final decision and announcement | Full jury selects one author and one illustrator (living) judged to have made a lasting contribution. | One winner per category (author and illustrator) | Winners are announced and medals presented at the biennial IBBY Congress. |
選考基準
- Candidate must be living at the time of nomination
- Judged to have made a lasting contribution to literature for children and young people
- The complete works of the author/illustrator are taken into consideration
- Outstanding value of work, with special attention to fiction for authors
- International significance and reach are considered
- Portfolio must include 5–10 representative books
応募のヒント
推奨
- If you are a national section: prepare a complete dossier with 5–10 representative books, bibliography and a clear biographical sketch.
- Highlight the candidate's lasting contribution and international reach (translations, cross-border impact).
- Provide high-quality copies or translations of representative works for jury review when necessary.
- Follow IBBY submission guidelines and deadlines communicated to national sections.
注意
- Do not submit incomplete portfolios or missing permissions for supplied materials.
- Do not assume self-nomination is acceptable; nominations are made by national IBBY sections.
- Avoid focusing only on a single recent work—this award evaluates the complete works and lasting contribution.
審査員から
- The jury evaluates the complete oeuvre; show continuity and quality across works.
- Ensure the portfolio includes 5–10 strong representative books as requested.
- Nominees must be living at the time of nomination; national sections should verify eligibility.
- Provide context on the works' reception and translations to demonstrate international significance.
関連の賞
- Astrid Lindgren Memorial Award
- Hans Christian Andersen Literature Award
- IBBY Honour List
- Various national children's literature prizes and translation grants
公式情報
http://www.ibby.org/awards-activities/awards/hans-christian-andersen-awards/過去の受賞者
ハインツ・ヤニッシュの受賞対象は単一作品ではなく、子どもの想像力を引き出す短編、詩、絵本を横断する作家活動そのものにある。簡潔な言葉、ユーモア、寓話性を通じて、日常の中の小さな事物に哲学的な厚みを与える作風が評価されている。
短い言葉の奥で、子どもたちの想像力が静かに広がっていく。
オーストリアの児童文学作家・詩人。言葉のリズムやユーモアを生かした作品で知られ、子どもの想像力を刺激する物語を多数発表している。2024年ハンス・クリスチャン・アンデルセン賞(作家賞)受賞。
『Sidewalk Flowers』は、街角で見つけた野の花を集め、まわりの世界へ分け与えていく子どもの視点を描いたワードレス絵本。静かなページ運びのなかに、観察と贈与の喜びが立ち上がる。
街の小さなものを見つけて贈る、静かな絵本。
カナダ出身の絵本作家・イラストレーター。繊細な色彩感覚と紙面構成により都市や日常の断片を詩的に描き、『Sidewalk Flowers』『Small in the City』などで国際的な評価を得た。2024年ハンス・クリスチャン・アンデルセン賞(イラスト賞)受賞。
Marie-Aude Murail の Hans Christian Andersen Award 受賞をまとめた項目。児童文学と YA にわたる長い創作全体が評価され、家族、思春期、社会的テーマを描く作品群の広がりが焦点になっている。
児童・YA文学の全業績をたたえる国際賞。
フランスの児童・ヤングアダルト作家。ユーモアと深い人物描写を織り交ぜ、思春期や家族、社会の問題を扱う幅広い作品群で知られている。2022年ハンス・クリスチャン・アンデルセン賞(作家賞)受賞。
『Wave』は、海辺で遊ぶ子どもの一日をほぼ言葉なしで描いた絵本。ミニマルな構図と二色の水彩が、動きと感情のわずかな変化を鮮やかに伝える。
言葉に頼らず、波と遊びを描き切る絵本。
韓国出身の絵本作家・イラストレーター。言葉を最小限に抑え、絵だけで物語を紡ぐ作品(『Wave』『Lines』など)で国際的な評価を得る。余白や構図を生かした視覚的語りで知られる。2022年ハンス・クリスチャン・アンデルセン賞(イラスト賞)受賞。
アフリカ系アメリカ人の少女時代を、詩でたどる自伝的作品。
アフリカ系アメリカ人としての少女時代を詩的に綴った自伝的詩集。
アメリカの児童文学作家。詩的でリズミカルな文体を用い、人種や家族、成長、アイデンティティを繊細に描く作品群で知られる。『Brown Girl Dreaming』などの作品で評価され、2020年ハンス・クリスチャン・アンデルセン賞(作家賞)を受賞した。
子どもの感情や記憶の層を繊細に描く詩的な絵本を多く手がける。紙の質感や色彩を生かした表現で、静かな情感や発見の瞬間を表す作風が特徴であり、繰り返し読むことで新たな気づきを与える作品群となっている。
子どもの感情や記憶の層を繊細に描く詩的な絵本を多く手がける。
スイスのイラストレーター。柔らかな線と繊細な色彩で子どもの内面や日常の瞬間を描き、コラージュや多様な技法を取り入れた絵本で国際的に評価されている。2020年ハンス・クリスチャン・アンデルセン賞(イラスト賞)受賞。
十三歳の魔女キキが黒猫ジジとともに親元を離れ、海辺の町コリコで空飛ぶ宅急便を始める児童文学。失敗や孤独、町の人々との出会いを通して、魔女としてだけでなく一人の子どもとして自立していく一年を描く。
空を飛ぶ力を仕事に変えたキキが、知らない町で自分の居場所をつくっていく。
日本の児童文学作家。代表作『魔女の宅急便』で国際的に知られ、少女の自立と成長を温かく描いた作品群で高い評価を受ける。2018年にハンス・クリスチャン・アンデルセン賞(作家賞)を受賞した。
ロシアのイラストレーター兼絵本作家。詩的でユーモラスな視覚表現により、子どもの想像力を刺激する作品を発表している。2018年にハンス・クリスチャン・アンデルセン賞(イラスト賞)を受賞した。
孤児の少年ブロンズと少女サンフラワーの出会いと日常を描く長編。農村の季節感や生活の細部を繊細に描き、貧困や家族の絆を通じて友情と希望を静かに示す。
農村の暮らしの中で、友情と希望が静かに育っていく。
中国の児童文学作家。農村や子どもの視点を温かく描く筆致で知られ、代表作『青銅とひまわり(Bronze and Sunflower)』などで国際的評価を得た。2016年にハンス・クリスチャン・アンデルセン賞(作家賞)を受賞した。
多数の登場人物や小物が画面に配置されるワイメル形式の絵本群。観察する楽しさと発見の喜びを生み出し、日常を細部まで読み込む視覚体験を提示する。
見つける楽しさを生む、細部に満ちた絵本シリーズ。
ドイツの絵本作家・イラストレーター。ページいっぱいに広がる細密な日常描写(ワイメル絵本)で知られ、観察と発見を喚起する作品群が高く評価されている。2016年ハンス・クリスチャン・アンデルセン賞(イラスト賞)受賞。
上橋は民族や自然への深い洞察に基づくファンタジー作品群で知られ、豊かな世界描写とテーマ性によって作家としての総合的な貢献が評価され本賞を受賞した。
日本の児童文学作家。民族学的要素や生態学的視点を取り入れたファンタジー作品で知られ、国内外で高い評価を受けている。
メロは鮮やかな色彩と詩的な表現で児童書のヴィジュアルを豊かにし、国際的な評価を得たイラストレーションの業績が本賞で認められた。
ブラジルのイラストレーター。色彩感覚豊かなイラストと独自の物語表現で知られ、イラストレーション部門で本賞を受賞した。
アンドゥエットは詩的で感情豊かな物語を通じて子どもや若者に訴えかける作品を多数残し、その全体的な貢献が本賞で認められた。
アルゼンチンの作家。児童文学分野で豊かな詩的表現と社会的視点を持つ作品群を発表し、作家としての生涯業績が評価された。
シースは視覚的に豊かな物語表現を通して児童書の表現領域を広げ、その長年にわたる創作活動が本賞で評価された。
チェコ出身の絵本作家・イラストレーター。独自の画風と語りで国際的に評価され、イラストレーション分野での業績が認められた。
アルモンドは感覚的かつ叙情的な語りで多くの名作を生み出し、その創作活動と若年層への影響力が本賞で高く評価された。
イギリスの児童・YA作家。幻想性と現実的テーマを織り交ぜた作風で知られ、若い読者に強い影響を与えている。
バウアーは感情豊かな絵本を多数発表し、視覚的表現と物語の結びつきによる総合的な功績が本賞で称えられた。
ドイツの絵本作家・イラストレーター。やわらかく繊細な表現で子ども向けの物語を描き、イラスト分野での長年の業績が評価された。
シュビガーは詩的で象徴的な語りを通して子どもと大人の境界に働きかける作品を多数発表し、その総合的な文学的貢献が本賞で称えられた。
シュビガーは詩的で象徴的な語りで知られる。
スイスの児童文学作家・詩人。幻想的で詩的な作風を持ち、深い象徴性を含む作品群が児童文学界で高く評価された。
イノチェンティは細やかな描写と物語を支える挿画で知られ、イラストレーションにおける総合的な業績が評価されて受賞した。
イノチェンティは細やかな描写と物語を支える挿画で評価された。
イタリアのイラストレーター。細密で物語性の高い挿画を持ち、絵本の世界で高い評価を受けている。
マヒは豊かな想像力と物語性を持つ作品群で国際的に評価され、作家としての総合的な功績が本賞で認められた。
マヒは豊かな想像力と物語性で国際的に評価された。
ニュージーランドの児童文学作家。幻想的な要素と現実を織り交ぜた物語で知られ、幅広い年齢層から支持を受けている。
エルブルフは絵を通して哲学的・感情的なテーマを扱い、児童文学イラストに新たな表現をもたらした点が高く評価され本賞を受賞した。
エルブルフは哲学的・感情的なテーマを絵で表現した。
ドイツのイラストレーター。独特の絵柄と深いテーマ性を持つ作品で知られ、イラストレーション分野での長年の業績が評価された。
ワデルはやさしい語り口と情緒的な描写で評価され、児童文学分野への継続的な貢献が本賞で称えられた。
ワデルはやさしい語り口と情緒的な描写で評価された。
アイルランド出身の児童文学作家。温かな視点と詩的な語りで日常の小さな感動を描き、子どもたちに親しまれる作品を多数手がけた。
フェルトホイスは寓話的で普遍的なテーマを持つ絵本を多数発表し、絵と物語の両面で長年にわたる顕著な業績が評価された。
フェルトホイスは寓話的で普遍的なテーマを持つ絵本で知られる。
オランダの絵本作家・イラストレーター。シンプルで寓意的な作品群と親しみやすい絵柄で国際的に高く評価されている。
チェンバースは青年期の心理と成長を繊細に描く作品を多数発表し、作家としての継続的な貢献と影響力が本賞で評価された。
イギリスの児童・ヤングアダルト作家。思春期を扱う文学で高い評価を受け、文学的な業績に対して本賞が授与された。
ブレイクは特徴的な線とユーモアで児童書の世界を形作り、多数の出版物を通して長年の貢献が評価され本賞を受賞した。
イギリスのイラストレーター。軽やかな線描とユーモアに富んだ表現で児童書を彩り、多くの作家との協働を通じて国際的に評価されている。
マシャードはブラジルの文化や多様な物語性を生かした作品群で国際的評価を得ており、作家としての総合的な貢献が本賞で評価された。
ブラジルの児童文学作家。多様な文化的背景を織り込みながら子どもの視点で物語を語る作風で知られ、長年の業績により受賞した。
ブラウンは象徴的なイメージと心理的な深みを持つ絵本を多数執筆しており、そのビジュアルと物語表現の蓄積が本賞で評価された。
イギリスの絵本作家・イラストレーター。視覚表現と物語の融合に優れた絵本で知られ、長年のイラストレーション業績が評価された。
パターソンは深い人間洞察と子どもの心理描写に優れた作品群を残し、個々の作品ではなく総合的な文学貢献が評価されて本賞を受賞した。
パターソンは深い人間洞察と子どもの心理描写に優れた作品群を残し、個々の作品ではなく総合的な文学貢献が評価されて本賞を受賞した。
アメリカの児童文学作家。家族や喪失、成長といったテーマを深く扱った作品群で知られ、長年の創作活動に対して本賞を受賞した。
ウンゲラーは革新的かつ多彩な表現で児童書のイラストレーションに新たな視点をもたらし、その生涯の貢献が本賞で讃えられた。
ウンゲラーは革新的かつ多彩な表現で児童書のイラストレーションに新たな視点をもたらし、その生涯の貢献が本賞で讃えられた。
フランス出身のイラストレーター・作家。多様なスタイルと風刺性のある作風で知られ、絵本とイラストレーションにおける長年の貢献が評価された。
本賞は個別作品ではなく作家の継続的な貢献を評価するため、オルレフは児童文学における総合的な業績が評価された。戦争や記憶を子どもの視点で描く作品群が国際的に高く評価されている。
イスラエル出身の児童文学作家。子どもの視点で戦争や喪失を描いた作品で国際的に知られ、作家としての継続的な貢献によりハンス・クリスチャン・アンデルセン賞(作家部門)を受賞した。
本賞は絵本や児童書におけるエンシカットの生涯の業績を称えるもので、独自の造形感覚と物語性のある挿画が高く評価された点が受賞理由である。
ドイツのイラストレーター。絵本や児童書の挿画で知られ、イラストレーション分野での長年の貢献によりハンス・クリスチャン・アンデルセン賞(イラストレーション部門)を受賞した。
子ども向けの詩集や絵本の詩を通じて、簡潔で温かい言葉による表現を追求した作品群が評価された。言葉による豊かな感受性の育成に貢献した点が受賞理由である。
日本の詩人。やさしい言葉とリズムで子どもの感性に訴える詩を多数発表し、児童文学・児童詩の分野で国際的に評価された。
児童書の視覚表現における長年の功績が評価された。独自の美的感覚を反映した挿絵制作で国際的に認められた点が受賞理由である。
スイスのイラストレーター。児童書の挿絵や絵本における視覚表現で評価され、1994年にハンス・クリスチャン・アンデルセン賞(イラストレーション)を受賞した。
アフリカ系アメリカ人の伝承や歴史を児童文学に織り込み、アイデンティティや歴史認識を子ども向けに語る作品群が高く評価された点が受賞理由である。
アメリカの児童文学作家。アフリカ系アメリカ人の歴史や民話を児童文学に取り入れ、文化的背景を深く描いた作品群で知られる。
抽象的で実験的な造形表現やコラージュを多用した絵本制作が評価された。色彩感覚と造形的探求に基づく独創的な絵本世界が国際的に高く評価されている。
チェコスロバキア出身の絵本作家・イラストレーター。色彩と形の実験的表現、コラージュ的手法を用いた造形で絵本表現を革新した。
精神的な病を抱える父親と、その息子ヨアキムの物語。夜になると姿を消す父親、クローゼットの奥に潜む夜の鳥の幻想——現実と空想が交錯する中で、孤独な少年が不安と向き合い成長していく。ノルウェー文学賞、ドイツ児童文学賞を受賞した北欧児童文学の傑作。国際アンデルセン賞受賞作家トールモー・ハウゲンの代表作。
夜になるとお父さんはいなくなる。ヨアキムの心に、赤い目と鋭いくちばしを持つ夜の鳥がすみついていた。
ノルウェーの児童文学作家。幻想的要素と心理描写を織り交ぜた作風で知られ、子どもの内面を深く探る作品群が国際的に評価された。
リスベート・ツヴェルガーはオーストリア・ウィーン生まれのイラストレーター(1954年生)。1977年にE.T.A.ホフマン「ふしぎな子」の挿絵画家としてデビューし、グリム童話・アンデルセン童話・チャールズ・ディケンズ作品など古典文学の絵本イラストを多数手がけた。夢幻的な水彩と繊細な線描による独自のスタイルで知られ、1990年に生涯業績を評価されて国際アンデルセン賞(画家賞)を受賞した。代表作としてチャールズ・ディケンズ「クリスマス・キャロル」(1988年)、E.T.A.ホフマン「くるみ割り人形とねずみの王様」(1979年)、グリム童話「ヘンゼルとグレーテル」(1979年)などがある。
夢幻的な水彩画と繊細な線描によって古典童話の世界を独自の美意識で描き出し、世界中の読者を魅了し続けるオーストリアの絵本画家。
オーストリアの絵本作家・イラストレーター。繊細で詩的な画風を持ち、古典の絵本化や独自の物語表現で高い評価を受ける。
ユーモアと温かさを併せ持つ物語を多数執筆し、子どもの視点に立った創作が国際的に評価された。戯曲や詩も含め総合的な功績が受賞理由である。
オランダを代表する児童文学作家。ユーモアと人間愛に富んだ物語や詩、戯曲を多数残し、オランダの児童文学に大きな貢献をした。
児童書のための挿絵制作における長年の功績が評価された。作風や技法により絵本表現の幅を広げた点が受賞理由である。
チェコスロバキア出身のイラストレーター。児童書の挿絵表現で独自の世界を築き、国際的に評価された(資料が限られるため詳細は省略)。
自然や伝承を重視した物語で、神話的要素と地域文化を子ども向け物語に取り入れた点が評価された。オーストラリア文学における児童作品の重要な位置を占める。
オーストラリアの児童文学作家。自然や先住民族の伝承を取り入れた作品で知られ、地域性と神話性を融合させた物語が評価された。
繊細な色彩と情感に富んだ絵作りで知られ、伝統的な物語の新しい解釈や詩的表現によって児童書の視覚世界を豊かにした点が評価された。
オーストラリアのイラストレーター。詩的で情緒豊かな挿絵表現に定評があり、絵本や児童書の挿絵で国際的に高く評価された。
児童文学全体の業績が評価された受賞で、個別作品ではなく作家の歩みそのものが対象。
ひとつの本ではなく、作家の仕事全体が評価された。
オーストリアの児童文学作家。子どもの視点をユーモラスかつ批評的に描く作風で知られ、日常の問題や社会的テーマを巧みに扱う。
絵本を中心とした長年の創作全体が評価された受賞。
一冊の作品ではなく、絵と言葉の仕事全体が称えられた。
日本を代表する絵本作家。観察的で知的な絵本、視覚的な遊びを取り入れた作品で国際的に高い評価を受けた。
想像力豊かな物語と子どもの内面への共感を基盤とする作品群が評価された。ファンタジーと現実を融合させることで読者に深い感動を与える点が特徴である。
ブラジルの児童文学作家。子どもの視点を重視した語り口とファンタジー性を併せ持つ作品で国際的に評価され、児童文学界に大きな影響を与えた。
色彩とデザインを重視した挿絵制作で知られ、児童書の視覚的表現に大きな貢献をした点が評価された。多くの絵本で印象的な画面を作り出している。
ポーランドのイラストレーター。児童書の挿絵表現において豊かな色彩感覚と構成力を示し、広く国際的に評価された。
歴史的題材や民話的なモチーフを取り入れた児童文学作品が評価された。教育的観点と物語性を両立させ、子どもの読書体験を広げた点が受賞理由である。
チェコスロバキアの児童文学作家。民話や歴史を題材にした児童向け作品で知られ、子どもの想像力と教育性を両立した作風が評価された。
児童書の挿絵における国際的な功績が評価された。日本的な美意識や独自の構図を作品に反映し、海外でも注目を集めた点が評価された。
日本のイラストレーター(記録が限られるため詳細不明)。絵本や児童書の挿絵で国際的に評価され、1980年に賞を受けた。
家庭や孤独、成長といったテーマを繊細に描いた作品群が評価され受賞。児童・YA向けの現実に向き合う作風で国際的な影響力を持つ。
アメリカの作家。児童文学・若者向け小説を手がけ、登場人物の心理描写や現実的なテーマを繊細に扱う作品で評価された。
絵本の挿絵における長年の功績が評価された。構図や線の使い方に独自性があり、児童書の視覚表現を豊かにした点が受賞理由である。
デンマークのイラストレーター。絵本や児童書の挿絵で高い評価を得ており、表現技法や構図の工夫により国際的に認められた。
児童文学における長年の業績が評価され受賞。成長や家族、社会とのかかわりを丁寧に描き、想像力と現実感を併せ持つ物語性の高い作品群が特色である。
デンマークの児童文学作家。少年少女向けの物語を多数執筆し、人間心理の繊細な描写と寓話的要素を併せ持つ作品群で国際的に評価された。
児童書の挿絵・絵本における独自の画風と色彩感覚が評価された。フォークロア的要素を現代的なヴィジュアルで再構成する表現が国際的に注目を集めた。
ソビエト連邦出身の絵本作家・イラストレーター。民話的モチーフや装飾的表現を採り入れた独自の画面で児童書に新しい視覚表現をもたらした。
Maria Gripe の児童文学全体への貢献をたたえる生涯業績の受賞。単独書籍ではない。
一冊の本ではなく、作家活動全体の評価。
スウェーデンの児童文学作家。幻想性と心理描写を兼ね備えた作品で知られ、若い読者の内面に寄り添う物語を多く手がけた。1974年にハンス・クリスチャン・アンデルセン賞を受賞した。
Farshid Mesghali の絵本・児童向け表現への貢献をたたえる生涯業績の受賞。単独書籍ではない。
一冊の作品ではなく、創作活動全体への顕彰。
イラン出身のイラストレーター・アニメーター。詩的で象徴的な図像と独特の色彩感覚を持つ絵本表現で国際的に評価され、1974年にアンデルセン賞(イラスト部門)を受賞した。
『青いイルカの島』は実際の孤島を舞台に、少女が孤立状態で生き抜く姿を描く長編。自然との共生や自立、心理的成長を力強く描写し、国際的にも高く評価された作品である。
アメリカの児童文学作家。実話や歴史的背景を題材にした長編で知られ、自然や生存、成長をテーマにした作品が評価されている。1972年にアンデルセン賞を受賞した。
オルセンの作品は躍動感のある線描とやさしいユーモアが特徴で、日常の細やかな観察を通じて子どもの視点を生き生きと描写する。絵本表現の多様化に寄与した作家である。
デンマークのイラストレーター・作家。ユーモアと温かみのある線描で子どもの日常や心情を描き、幅広い世代に支持される絵本を多数制作した。1972年にアンデルセン賞(イラスト部門)を受賞した。
『電話の童話』は短篇連作で、外出先の主人公が娘に電話で語る短い物語を集めたもの。短く鋭い発想とユーモア、言葉遊びが効いた構成で、子どもの想像力を豊かに刺激するロダーリの代表作のひとつである。
イタリアの児童文学作家で教育者でもある。言葉遊びや奇想天外な発想を用いた物語で知られ、子どもの想像力を刺激する作品群で国際的に評価された。1970年にアンデルセン賞を受賞。
『かいじゅうたちのいるところ』は、主人公の少年が想像の世界で“かいじゅう”たちと出会い王になる物語。孤独や感情の解放、帰属の感覚を短い文と濃密な絵で表現し、絵本の可能性を広げた作品と評価される。
アメリカの児童作家・イラストレーター。代表作『かいじゅうたちのいるところ(Where the Wild Things Are)』で知られ、子どもの感情や想像の世界を大胆かつ繊細に描いたことで絵本表現を革新した。
1968年のハンス・クリスチャン・アンデルセン賞作家賞として、James Krüss の児童文学全体を記録する項目。言葉遊びとユーモアを生かした作品群が評価された。
一冊の本ではなく、言葉の遊びに満ちた創作全体。
ドイツの児童文学作家。詩や物語、童話を幅広く手がけ、言葉遊びやユーモアを特徴とする独自の作風で知られる。1968年にアンデルセン賞を受賞した。
1968年のハンス・クリスチャン・アンデルセン賞作家賞として、José María Sánchez-Silva の児童文学全体を記録する項目。宗教的・道徳的な主題を含む作品群が、長期の創作として評価された。
作品の一冊ではなく、作家としての持続的な到達点。
スペインの児童文学作家。家族や宗教を題材にした情感豊かな物語で知られ、代表作は映画化もされ広く読まれている。1968年にハンス・クリスチャン・アンデルセン賞を受賞した。
1968年のハンス・クリスチャン・アンデルセン賞画家賞として、Jiří Trnka の絵本・人形アニメーションを含む創作全体を記録する項目。視覚表現の豊かさと物語性が評価された。
絵本と映像をまたぐ、視覚芸術としての受賞。
チェコの絵本作家・人形アニメーション作家。細密で詩的な画風と人形アニメーションによる物語表現で国際的な評価を受けた。幻想的なビジュアルで児童文化に貢献した。
1966年のハンス・クリスチャン・アンデルセン賞作家賞として、Tove Jansson のムーミン作品を含む児童文学全体を記録する項目。静かなユーモアと孤独の感覚が、作品群の底に通っている。
ムーミンだけでなく、作家全体の感度が評価された受賞。
フィンランド出身の作家・画家。ムーミンシリーズの創作者として国際的に知られ、詩的で哲学的な物語世界を構築した。多角的な表現で児童文学に多大な影響を与え、1966年にアンデルセン賞を受賞した。
1966年のハンス・クリスチャン・アンデルセン賞画家賞として、Alois Carigiet の絵本・挿絵活動全体をまとめる記録。図像の明快さと温かい民話的な感触が特徴として挙げられる。
一冊ではなく、絵本画家としての仕事全体が受賞対象。
スイスの画家・イラストレーター。伝統的な民話や児童書の挿絵で高く評価され、豊かな色彩感と民俗的モチーフを取り入れた絵本表現で知られる。1966年にアンデルセン賞(イラスト部門)を受賞。
1964年のハンス・クリスチャン・アンデルセン賞作家賞として、René Guillot の児童文学全体をまとめる記録。自然や冒険を背景にした作品群が、長年の創作として評価された。
単独の一冊ではなく、作家としての軌跡を読む賞。
フランスの児童文学作家。異国情緒や自然を背景にした物語を数多く手がけ、子ども向けに豊かな想像力と冒険心を喚起する作品を提供した。1964年にアンデルセン賞を受賞。
1962年のハンス・クリスチャン・アンデルセン賞作家賞として、Meindert deJong の児童文学全体の業績を対象にした記録。個々の単独作品というより、自然な語りと共同体の温かさで知られる作家活動そのものが評価されている。
単一の受賞作ではなく、児童文学全体の到達点として読むべき記録。
オランダ生まれでアメリカで活躍した児童文学作家。地域性や歴史を織り込んだ長編で知られ、『The Wheel on the School』など代表作を通じて子どもの共同体や成長を描いた。1962年にアンデルセン賞を受賞。
子ども時代の思い出を、ユーモアと静かな郷愁を交えて語る自伝的作品。大都市の少年として過ごした日常の断片が、時に軽やかに、時にしみじみとした筆致でつづられる。
少年時代の小さな出来事を、あたたかな眼差しでたどる。
ドイツの作家。児童文学と一般向け作品の両方で知られ、子どもの視点やユーモアを通じて社会を描く作風が特徴。『エーミール』シリーズなどで国際的評価を得た。1960年にアンデルセン賞を受賞。
1958年のハンス・クリスチャン・アンデルセン賞作家賞として、Astrid Lindgren の『Rasmus and the Vagabond』を代表作に据えた記録。孤児の少年と放浪者の旅が、家族を探す物語として描かれる。
家を探す旅が、そのまま居場所を見つける物語になる。
スウェーデンの児童文学作家。『長くつ下のピッピ』などで世界的に知られ、子どもの視点と自由を尊重する作風で高く評価された。1958年にハンス・クリスチャン・アンデルセン賞を受賞。
1956年のハンス・クリスチャン・アンデルセン賞作家賞として、Eleanor Farjeon の児童文学全体を扱う記録。『The Little Bookroom』をはじめ、詩的で親密な語りが評価された。
一冊の本に閉じない、児童文学の持続的な魅力を示す受賞。
イギリスの児童文学作家。短篇や童話、詩を手がけ、『The Little Bookroom』などで知られる。繊細でやさしい語り口が特徴で、1956年にハンス・クリスチャン・アンデルセン賞(作家部門)を受賞した。