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モーリス・センダック

モーリス・センダック

Maurice Sendak

プロフィール

性別
男性
生誕
1928-06-10 (アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ブルックリン)
死没
2012-05-08 (アメリカ合衆国 コネチカット州 ダンベリー) 83歳
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
宗教
無神論
居住地歴
ニューヨーク市 グリニッジ・ヴィレッジ(地下アパート、West 9th Street) → ニューヨーク市(Fifth Avenue のピエ・ア・テール) → コネチカット州 リッジフィールド(在住)

経歴

職業
画家, イラストレーター, 作家
活動期間
1947年〜2012年
影響を受けた人物
アース・ノールストロム(編集者), ルース・クラウス(作家), クロケット・ジョンソン(作家兼イラストレーター), ウォルト・ディズニー(アニメーション), ウィリアム・ブレイク(詩人・画家), モーリス・シャガール(画家), エミリー・ディキンソン(詩人), ヘルマン・メルヴィル(作家), モーツァルト(作曲家)
影響を与えた人物
スパイク・ジョーンズ(映画監督、映画化に関与), トニー・クシュナー(劇作家、共作), グレゴリー・マグワイア(作家、センダック研究の著者), 多くの絵本作家・イラストレーター

学歴

ニューヨーク美術学生連盟
国: アメリカ合衆国
John Groth に師事したクラスを受講

受賞歴

カルデコット賞
1964
対象作品: 『かいじゅうたちのいるところ』
主催: アメリカ図書館協会(ALA)
結果: 受賞
ハンス・クリスチャン・アンデルセン賞(挿絵部門)
1970
部門: 挿絵
主催: 国際児童図書評議会(IBBY)
結果: 受賞
アストリッド・リンドグレーン記念賞
2003
主催: アストリッド・リンドグレーン記念基金
結果: 受賞
ローラ・インガルス・ワイルダー賞(貢献賞)
1983
主催: アメリカ図書館協会(ALSC/ALA)
結果: 受賞
全米芸術メダル
1996
主催: 全米芸術評議会(NEA)
結果: 受章
ナショナル・ブック賞(絵本部門)
1982
対象作品: 『Outside Over There』
部門: 絵本
主催: ナショナル・ブック財団
結果: 受賞
名誉博士号(コネチカット大学)
1990
主催: コネチカット大学
結果: 授与
名誉博士号(ガウチャー大学)
2004
主催: ガウチャー大学
結果: 授与

受賞・候補エディション

  1. いたずらをした少年マックスが想像の世界に入り、怪物たちの王となる短く力強い物語。怒りや孤独、帰属への欲求といった複雑な感情を子どもの視点で扱い、表現力豊かな絵で感情の起伏を可視化する名作。

    40ページ
    想像力感情の表現成長孤独と帰属
  1. 受賞作: Where the Wild Things Are(かいじゅうたちのいるところ)

    『かいじゅうたちのいるところ』は、主人公の少年が想像の世界で“かいじゅう”たちと出会い王になる物語。孤独や感情の解放、帰属の感覚を短い文と濃密な絵で表現し、絵本の可能性を広げた作品と評価される。

    48ページ
    想像力孤独感情ファンタジー絵本
  1. マックスという少年がオオカミの衣装を着て家を飛び出し、かいじゅうたちのいる島へ行って王となる短い物語。想像力、孤独、帰属意識を寓話的に扱い、簡潔な文と力強い挿絵で子どもの内面を表現する。

    マックスがかいじゅうたちの島へわたる。

    40ページ
    想像力成長帰属意識孤独

作品

代表作

『かいじゅうたちのいるところ』

1963年 児童文学、絵本 48ページ

家でいたずらをして寝室に送られた少年マックスが想像の世界で“かいじゅう”たちと出会い王様になるが、最終的に家へ戻る物語。子どもの怒りや孤独、想像力を描く名作。

子どもの想像力怒りと和解孤独と帰属
映像化・舞台化
  • [映画] 『かいじゅうたちのいるところ』 / Spike Jonze (2009)
  • [オペラ] Where the Wild Things Are(オペラ版) / Oliver Knussen (1980)
翻訳
  • かいじゅうたちのいるところ(日本語訳)

『夜のキッチン』

1970年 児童文学、絵本 56ページ

裸の少年が夜の巨大なキッチンを冒険する幻想的な物語。ニューヨークの記憶や映画・漫画へのオマージュを織り交ぜた作品で、裸の描写などで検閲や論争を生んだ。

夢と現実の交錯子どもの自主性都市の記憶
映像化・舞台化
  • [アニメ短編] In the Night Kitchen(短編) / Gene Deitch (1987)
翻訳
  • 夜のキッチン(日本語訳)

『外は向こう』

1981年 児童文学、絵本 64ページ

姉アイダが幼い妹をゴブリンにさらわれたことをきっかけに、妹を取り戻すための幻想的な冒険に出る物語。嫉妬や責任感、成長が主題。

嫉妬と成長責任幻想的冒険
翻訳
  • Outside Over There(日本語訳)

『ヒグルティ・ピグルティ・ポップ!』

1967年 児童文学、絵本 32ページ

センダックの愛犬ジェニーに触発された作品で、食いしん坊の犬を巡るユーモラスでやや憂いを帯びた物語。

ペットとの絆死と喪失(追悼的要素)ユーモア
映像化・舞台化
  • [短編映画(アニメ/実写)] Higglety Pigglety Pop!(短編) / Chris Lavis & Maciek Szczerbowski (2010)

全著作

  • Kenny's Window(1956)
  • The Nutshell Library(1962)
  • Where the Wild Things Are(1963)
  • In the Night Kitchen(1970)
  • Outside Over There(1981)
  • Bumble-Ardy(2011)
  • My Brother's Book(2013, 死後刊行)

翻案

  • 映画『かいじゅうたちのいるところ』(2009、監督:スパイク・ジョーンズ)
  • オペラ版『Where the Wild Things Are』(Oliver Knussen による)

作品の翻訳

  • 『かいじゅうたちのいるところ』 — 日本語訳
  • 『夜のキッチン』 — 日本語訳

作風・主題

文体
幻想的かつ暗い要素を含む絵本表現緻密な線描と水彩的な色使いの混合子どもの内面に深く迫る心理描写
頻出モチーフ
怒りと和解夢と想像の世界孤独と帰属感

健康

  • 幼少期の病気(長期の臥床)
    幼少期
    幼少期の読書への没入と創作への動機付けに影響
  • 脳卒中による合併症(死因)
    晩年(2012年)
    入院および死去(2012年)

評価・遺産

モーリス・センダックは20世紀の児童書芸術に多大な影響を与え、子どもの心理を深く掘り下げる絵本表現を確立した。『かいじゅうたちのいるところ』は現代絵本の金字塔とされ、多数の賞と回顧展、教育機関や大衆文化への影響を残した。

記念館・博物館

  • ローゼンバック美術図書館(Sendak 資料コレクション貸与) フィラデルフィア(ペンシルベニア州)
  • モーリス・センダック・コレクション(計画・基礎資料) コネチカット州 リッジフィールド

関連学会

  • 国際児童図書評議会(IBBY)
  • アメリカ図書館協会(ALA)関連団体

資料所蔵先

  • ローゼンバック美術図書館 にあるセンダック資料
  • コネチカット大学 アーカイブ(Sendak Collection に関する資料)

大衆文化への影響

  • Google のインタラクティブ・ドゥードル(2013年、センダック生誕85周年に合わせて)
  • 映画『ハー(Her)』がセンダックへ献辞を掲載(2013年)
  • 多数の美術館での回顧展および学校の命名(小学校の館名など)

引用

  • 私はすべての子どもたちの手紙に返事を書く — 時にはとても急いでだが — この手紙はじっくり返した。私は「ジムへ:君のカードが気に入ったよ」と書いた。すると母親から手紙が来て「ジムはあなたのカードが気に入って食べてしまいました」と書いてあった。それが私にとって最高の賛辞の一つだった。
    出典: 回想(Sendak の発言)
  • 私は同性愛者だと明かした。両親を喜ばせたかったから自分が異性愛者であればよかったといつも思っていた。彼らは決して、決して、決して知らなかった。
    出典: ニューヨーク・タイムズ(2008年の記事) (2008年)

豆知識

  • パートナーのユージン・デイヴィッド・グリンの死後、グリンの治療活動を記念してユダヤ人家庭・児童サービス委員会に100万ドルを寄付した。
  • 『かいじゅうたちのいるところ』は学校図書館の読者投票で上位に選ばれ、現代絵本の代表作とされる。
  • センダックは生涯で舞台美術やオペラの衣裳デザインにも携わった。