新装版 シャイニング (下) (文春文庫)
シャイニング (The Shining) は Stephen King の受賞作です。
作品情報
シャイニング (The Shining) は、受賞作として読み継がれている。
シャイニング (The Shining) は Stephen King の受賞作として整理できます。
書籍情報
- 出版社
- 文藝春秋
- 発売日
- 2008-08-05
- ページ数
- 448ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784167705640
- ISBN-10
- 4167705648
- 価格
- 1320 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/評論・文学研究/外国文学研究/英米文学
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レビュー
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手に汗握る終盤の展開はまさにドラマチックで、堪能しました。それにしても、キューブリック映画とは別物といってもいい作品の肌触りで、改めて驚きましたわ。
最終盤、〈オーバールック〉ホテルがぶ💥飛💥シーンまで、手に汗握りながら頁をめくってました。ほんと、ぞくぞくしたわあ。 本作品をベースにしたスタンリー・キューブリック監督の映画はホラー映画の金字塔的名作だと思ってますけど、小説と映画とでは印象が随分違いますね。 わけても、ジャック・トランスの妻であり、〝かがやき〟を持つ少年ダニーの母親であるウェンディのキャラクターが、シェリー・デュヴァル演じる映画の絶叫女とは全く違っていて、こんなに違うのかとあっけにとられてしまったです。 そして改めて、小説と映画とどっちも素晴らしいけれど、同じ素材を別のシェフが料理するとこんなにも違うのか‼️ってくらい、こりゃ別もんだわって思いました。 本作の続篇である『ドクター・スリープ』を先日読みましたが、とてもぞくぞく、わくわくする話で楽しめましたよ。未読の方には、『ドクター・スリープ』もぜひ🎵とおすすめしたいっすね。
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トランス家3代にわたる血脈 (映画版との違い)
217号室への入室後、ダニーは直接、物理的な危害を加えられました。何もしてこない、とハローランが言ったのはウソとなってしまいます・・・攻撃者は亡霊や庭園の緑のライオンだったりと、だんだんと不可思議な現象が起こり始めます。 そして下巻では、ジャック・トランスがだんだんと、ホテル:オーバールックに取り込まれる様子が描かれています。ジャックの思い出のなかで父親:マーク・アンソニー・トランスが出てきます。 マークもジャックと同じように、酒浸りで暴力的な面がありながら、子ども好きな陽気な面を合わせもっていました。 ジャックも幼少期、ダニーが父親の帰りを待っているのと瓜二つに、マークの帰りを待っていました。そして、マークの酒癖や乱暴という恐怖がありながら、ジャックの父親への愛情は変わりませんでした。 ジャックは父親の負の面を自分が引き継いでしまったことを自覚します。それは耐え難いものだったと言えましょう。マークは妻へ重傷を負わせますし、家庭を壊してしまいました。 自分も同じようにウェンディやダニーを傷つけてしまうのではないか?そんな不安と愛情、酒への渇望、小説家への野心、といろんなものが、ジャックなかで混ざり合います。 といった具合に、ジャックの葛藤がメインとすれば、ジャックが主人公と言っていいかもしれません。 そして、余談になりますが、この負の血脈は、続編の『ドクター・スリープ』で、大人になったダニーも直面するということらしいです。 ※以下、ネタバレの内容が含むため、閲覧にはご注意下さい。 ■キューブリック映画版との違い ①ハローランの大活躍 ②ダニーの成長 ③ジャックが最後、一瞬我に返る ④オーバールックの焼失 ⑤ラストの1921年の写真は映画版だけ 映画版と原作との違いは上記のような感じでした。特に原作者のキングが許さなかったのは、①のハローランを映画版ではあっさりとやられてしまい、絶望感を高めるコマとしか使わなかったことだと思います。 キングの作品は、庶民の黒人がキーパーソンになり、主人公を助ける重要な役目を果たすことが多くあります。小説のハローランは数々の困難を乗り越えて、ようやくオーバールックに到着して、ダニーとウェンディを救出して、最後は彼らと良き友情関係が出来上がるハッピーな感じに仕上がってます。 ②、③ではダニーは、襲ってくるジャックと正々堂々と向き合い、結果、ジャックは正気に一瞬戻り息子ダニーへの愛情を語りかけます。それが父親としての最後の姿でした。 ④、⑤、は映画版と原作で大きく異なるところです。 ④原作ではオーバールックに打ち勝ったことを、ホテルが焼失したことで表現しているようです。映画は、ただホテルから何とか逃げ出し、恐怖のオーバールックは依然残り続けます。 ⑤はジャックに酷似した管理人が真ん中に映る昔の白黒写真で、ジャックは生まれ変わりだったのでは?といろんな解釈がされてます。映画版にだけこの写真はあり、怖い余韻を残します。 考えてみれば、オーバールックで出現した亡霊達は様々な時代のものが、一緒になって混濁した形で現れています。 本書のなかの記述によると、1910年からホテル:オーバールックの歴史は始まります。大統領も含め、数々の政財界の大物を宿泊させる栄光の時代がありますが、その所有者は変遷としています。1945年から大富豪「ホレス・ダーウェント(架空の人物)」が所有すると、暗い影が生じ始めます。しかしながら、晩餐会のパーティは大盛り上がりしたようで、「仮面舞踏会」からの仮面を取ったダンス会に移ることが記されてます。 その後、1960年代にはラスベガスの賭博関係の投資会社の所有になり、マフィアの抗争があったりと、血なまぐさい姿も出てきます。 このように、オーバールックに暗黒面に取り込まれた人々は、ホテルの記憶の一部となり、幻のパーティーの登場人物になると考えられます。それは時間軸という前後関係はなくなり、同時に全時代の人々が現れています。 以前の管理人である一家殺害をした「グレイディ」でさえも、使用人として、幻想の晩餐会に登場します。 ⑤の写真は、おそらくオーバールックに取り込まれてしまった結果として、ジャックが時空間を過去へ飛び越えて、その姿を映し込んだものなんじゃないかと思います・・・ オーバールックは人間がもつ暗黒面である「欲望」「暴力」「享楽」が内包した建築物といえますね。 ジャックも小説家になりたいという欲望から端を発して、さらにトランス家の遺伝的なものも加わり、オーバールックはジャックをダークサイドへと引き込んでしまったのです。 その面で映画版は、オーバールックがもつ恐怖性をとことん突き詰めた作品と言えましょう。 ほか、ジャックの武器は斧だったり(原作は木槌)ホラー映画としてはキューブリックが製作したものは一級品といえます。 しかし、キングが描きたかった後半にある人間的な暖かさは原作特有のものでした。 どちらが良いかは、各自の好みによると思いますが、個人的には、キング版のハッピーエンドの方が令和の現代に合ってるんじゃないかと感じます。
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キングのホラーは一味違う
いわゆる巨大掲示板なんかで語られる、怖ーい幽霊が出てきてギャーっと叫んで、出会った人がひどい目にあってしまう。そんなホラーも好きではあるのですが、キングのホラー描写はやはりそれらとは一線を画すもので他に類を見ないものだと感じています。シャイニングのホラーはその中でも非常に優れているのではないでしょうか。リングの貞子のように幽霊やオカルトが明確に描写されることは無いのですが、見間違いや勘違いともとれるようなオカルトの現象が現実に近づいてゆき徐々に、あるいは巧妙にオカルトと現実の境目が極限まで薄くなって消えていく...そんな気分を登場人物とともに読者も体感できてしまうような、独特な、圧倒的な描写がとても気に入っています。
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読み終えた後、 主人公のダニ ー、そして母親のウェンディがすでに懐かしいです。
シャイニングは映画 、スタンリーキューブリック監督の作品からファンになりましたが、原作は初めて読みました 。映画に劣らず素晴らしい作品です。寧ろ無論、 このような素晴らしい原作があったからこそ、後に巨匠映画監督が映画として制作出来る素地が生まれたのは言うまでもありません。
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説明不要の名作ホラー
映画版、ドラマ版と、映像化されたものは見たことがあったけれど、今回初めて原作小説を読みました。 展開を知っていても、やっぱり最高に怖くて面白い。 読み終わった後、しばらく風呂場に近づくのが怖くなりました。(-_-;) 続編も映画化されたようなので、そちらはまず原作を読もうと思います。
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サスペンス
後半になり、おもしろくなってきた。
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小説は最高!梱包が最悪でした!
映画もすきだけど、「シャイニング」は小説のほうが面白い! スティーブン・キングの代表作だと思います。 上下巻まとめて購入したのですが、茶封筒に本が2冊ともカバーもなく入った状態で届いたは初めてです! Amazonからの配送はいつも厚紙に固定されていたり、箱で届いていたので、この雑な梱包には驚きました。本も新品なの?と疑うくらい薄汚れていて帯は汚かったです。 本はカバーも何もなく入っていただけなので、2冊がページの間で重なってしまっていて、角も折れていて、ガッカリしました。 もう本はAmazonでは購入しません。
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キングが教える「私はこれが怖かったんだ」
キングの小説は、設定の奇抜さとは裏腹に、読み手が意識していないほど、心のどこかに昔からひっそりとあった「恐怖」に触れてきます。また、本書のほかにも「ペットセマタリー」「ザ・スタンド」「クージョ」などを翻訳した深町眞理子さんの訳が素晴らしい。