わたしの名前はオクトーバー (児童図書館・文学の部屋)
森で暮らす少女 October が、家族の事故と母親の帰還をきっかけに世界の変化へ向き合う。自然の感触と成長の痛みが強く結びついた物語。
中級小説自然家族成長
作品情報
森の自由が、変化の現実に揺らされる。
『October, October』は、森で育った少女が、事故と家族の再編のなかで居場所を探す物語。自然描写の手触りが豊かで、孤独と解放の両方を強く感じさせる。
書籍情報
- 出版社
- 評論社
- 発売日
- 2024-01-31
- ページ数
- 260ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 12.8 x 1.8 x 1.8 cm
- ISBN-13
- 9784566024809
- ISBN-10
- 4566024806
- 価格
- 1760 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
父親と二人、森の中で半分自給自足の生活をしてきた少女オクトーバー。自分たちが「野生」であることに誇りを持ち、巣から落ちたメンフクロウの赤ちゃんを大切に育てていた。が、11歳の誕生日に転機が訪れる。父親が大怪我を負って入院し、「母親とかいうひと」と都会で暮らすことになったのだ。フクロウも保護センターに預けなければならない。都会の暮らしに全力で反抗するオクトーバー。その中で、友だちと呼べる子に出会ったり、ロンドンでも「自然」を感じられるテムズ川に癒されたり、徐々に心がほどけていく。揺れる少女の心理が詩のような文章で繊細につづられる、2022年のカーネギー賞受賞作。
イギリスの作家。大学で英語学を学び、大学院で自閉症児の研究をおこなう。現在は作家として、また障がいをもつアーティストを支援するメインスプリング・アーツの共同代表者として活躍中。デビュー作のThe Space We're Inで、ブランフォード・ボウズ賞最終候補に、2作目の『わたしの名前はオクトーバー』でカーネギー賞を受賞。 出版社勤務を経て、児童書の創作・翻訳にたずさわる。創作に『3じのおちゃにきてください』、翻訳に『月は、ぼくの友だち』『スモーキー山脈からの手紙』『きみのいた森で』『トラからぬすんだ物語』などがある。