世界・海外・国外の文学賞

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ベンジャミン・テイラー

ベンジャミン・テイラー

Benjamin Taylor

プロフィール

性別
男性
生誕
1952-08-20 (テキサス州フォートワース)
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
居住地歴
テキサス州フォートワース → ニューヨーク市

経歴

職業
作家, 編集者, 教員
活動期間
1995年〜
所属
ザ・ニュー・スクール(大学院創作プログラム), ワシントン大学セントルイス校, 92nd Street Y(ポエトリー・センター), ベニングトン大学, コロンビア大学, ニューヨーク人文研究所(フェロー), PEN American Center(元理事、書記)
所属団体
エドワード・F・アルビー財団(理事), ニューヨーク人文研究所(フェロー), PEN American Center(元理事)
影響を受けた人物
エドワード・W・サイード, フランク・カーモード, クエンティン・アンダーソン

学歴

ヘイバーフォード大学
学位: B.A.
国: アメリカ合衆国
コロンビア大学
英語・比較文学
学位: Ph.D.
国: アメリカ合衆国
博士課程でEdward W. SaidやFrank Kermodeらに師事した。

受賞歴

ハロルド・J・リバロウ賞
1996
対象作品: Tales Out of School
結果: Winner
Barnes & Noble Discover Award
2009
対象作品: The Book of Getting Even
主催: Barnes & Noble
結果: Winner (one of three Discover Award winners)
グッゲンハイム・フェローシップ
2012
主催: グッゲンハイム財団
結果: Fellowship (2012–2013)
クリストファー・イシュアウッド賞(自伝的随筆部門)
2017
対象作品: The Hue and Cry at Our House: A Year Remembered
部門: Autobiographical Prose
主催: ロサンゼルス・タイムズ
結果: Winner
アメリカ芸術文学アカデミー 文学賞
2021
主催: アメリカ芸術文学アカデミー
結果: Recipient
Yaddo イフィジェネ・オックス・サルツバーガー・レジデンシー
主催: Yaddo
結果: Residency
マクドゥエル・コロニー フェロー
主催: MacDowell Colony
結果: Fellowship/Residency

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: The Hue and Cry at Our House: A Year Remembered

    Benjamin Taylor の『The Hue and Cry at Our House: A Year Remembered』は、ケネディ暗殺前後の一年を軸に、家族と個人的記憶をたどる回想録である。少年時代の体験を起点に、家庭、喪失、時代の空気が静かに重ねられていく。

    ケネディ暗殺前後の一年をたどる回想録。

    回想録家族記憶少年時代歴史の影響

作品

代表作

Tales Out of School

1995年 フィクション

1907年のガルベストン島を舞台に、繁栄から衰退へ向かうドイツ系ユダヤ人一家の物語を描くデビュー小説。

移民家族の没落ユダヤ系アイデンティティ

The Book of Getting Even

2008年 フィクション

若き天文学志望の主人公が、魅力的だが問題を抱えた一家に巻き込まれていく物語。ユーモアと悲哀が混在する作品。

若者の成長家族関係復讐と償い
翻訳
  • El Libro de la Venganza(スペイン語版)

Into the Open: Reflections on Genius and Modernity

1995年 エッセイ・批評

ウォルター・ペイター、ポール・ヴァレリー、ジークムント・フロイトの思想を通して〈天才〉と近代性を考察する論考集。

美学近代性天才論

Naples Declared: A Walk Around the Bay

2012年 旅行記・ノンフィクション

ナポリの港湾と街を巡る散策を通して、場所と疎外、出会いについて考察する旅行記。

場所と記憶文化的出会い

Proust: The Search

2015年 伝記・批評

マルセル・プルーストの生涯と作品を探る伝記的評論。Yale Jewish Livesシリーズの一冊として刊行された。

回想文学史近代フランス文学

The Hue and Cry at Our House: A Year Remembered

2017年 回想録・ノンフィクション

ケネディ暗殺の年におけるテキサス州フォートワースでの一年を回想した自伝的作品。

子ども時代歴史的出来事の個人的影響

Here We Are: My Friendship with Philip Roth

2020年 回想録・ノンフィクション

フィリップ・ロスとの友情と交流を綴ったエッセイ風の回想録。

友情作家論

Chasing Bright Medusas: A Life of Willa Cather

2023年 伝記

ウィラ・キャザーの生涯を辿る伝記作品。

伝記アメリカ文学史

全著作

  • Into the Open: Reflections on Genius and Modernity (1995)
  • Tales Out of School (1995)
  • Saul Bellow: Letters(編) (2010)
  • The Book of Getting Even (2008)
  • Naples Declared (2012)
  • There Is Simply Too Much to Think About: Collected Non-Fiction of Saul Bellow(編) (2015)
  • Proust: The Search (2015)
  • The Hue and Cry at Our House: A Year Remembered (2017)
  • Debriefing: Collected Stories of Susan Sontag(編) (2017)
  • Here We Are: My Friendship with Philip Roth (2020)
  • Chasing Bright Medusas: A Life of Willa Cather (2023)
  • "Prodigal Son"(エッセイ、Loss Within Loss: Artists in the Age of AIDS に収録) (2001)

作品の翻訳

  • The Book of Getting Even → El Libro de la Venganza(スペイン語版)

作風・主題

文体
学識的で批評的な文体回想的で随筆的な語り詳細な注釈と編集作業に基づく慎重な編集
頻出モチーフ
記憶と回想場所と疎外作家同士の交友・伝記的関心

評価・遺産

ベンジャミン・テイラーは、小説・ノンフィクション・編集という多面的な仕事を通じて現代文学の研究と普及に貢献している。ソール・ベローの書簡集やプルースト伝などの編集・伝記的仕事が高く評価され、旅行記や回想録でも批評的称賛を受けている。

関連学会

  • ニューヨーク人文研究所
  • アメリカ芸術文学アカデミー(受賞者)

引用

  • 『The Book of Getting Even』はここ数年読んだ中で最も独創的な小説のひとつだ…陽気で魅力的で、時に心を引き裂く』
    出典: フィリップ・ロス(書評・推薦) (2008年)
  • テイラーはソール・ベローの書簡を慎重に選び注釈を付け、『優雅な』仕事をしていると評された。
    出典: レオン・ワイゼルティア(New York Times Book Review) (2010年)

豆知識

  • 2012年3月16日に放送されたABCの番組『Primetime: What Would You Do?』に出演し、演技中の俳優に対して叱責する場面が放送された。
  • 『The Book of Getting Even』はスペイン語に翻訳され、スペインで年間ベストに選ばれた。
  • ソール・ベローの書簡集の編集者として知られ、その選定と注釈が高く評価された。