-
第2回(1958年) 受賞受賞作: Fifteen
15歳の少女が学校生活や友情、初恋を通じて自分の居場所を模索する青春小説。繊細な心理描写とユーモアを通して思春期の不安や喜びを温かく描く作品。
思春期友情初恋成長 -
第10回(1966年) 受賞受賞作: Ribsy
主人公ヘンリーの犬リブシーが家を離れて様々な人や出来事に出会いながら帰路を探す物語。ユーモアと温かさで犬と人間の絆を描く作品。
動物友情冒険忠誠 -
第29回(1985年) 受賞受賞作: Dear Mr. Henshaw
少年リーが作家ヘンショーに手紙を書く形式で綴られる成長物語。両親の離婚や転校、孤独と向き合いながら、書くことを通して自分を見つけていく過程が繊細に描かれる。子どもの心情に寄り添う一作。
成長家族孤独創作
ビバリー・クリアリー
ビバリー・クリアリー
Beverly Cleary
別名:
Beverly Atlee Bunn
ペンネーム:
プロフィール
- 性別
- 女性
- 生誕
- 1916-04-12 (オレゴン州マクミンビル)
- 死没
- 2021-03-25 (カーメル・バイ・ザ・シー(カリフォルニア州)) 104歳
- 国籍
- アメリカ合衆国
- 言語
- 英語
- 宗教
- 長老派(プロテスタント)
- 居住地歴
- オレゴン州ヤムヒル(幼少期) → オレゴン州ポートランド(育ち) → カリフォルニア州カーメル・バレー・ビレッジ(晩年)
経歴
- 職業
- 作家, 児童図書館司書
- 活動期間
- 1950年〜2005年
- 影響を与えた人物
- ローリー・ヘイス・アンダーソン, ジュディ・ブルーム, ローレン・マイラクリ, ジョン・シエスカ
- ノミネート
- ハンス・クリスチャン・アンデルセン賞(米国代表候補)
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| カリフォルニア大学バークレー校 | 文学部 | 英語 | 学士(B.A.) | 1936–1938 | アメリカ合衆国 |
| ワシントン大学 図書館情報学部 | 図書館情報学部 | 図書館学 | 学士(Library Science) | 1938–1939 | アメリカ合衆国 |
カリフォルニア大学バークレー校
文学部
/ 英語
学位:
学士(B.A.)
期間:
1936–1938
卒業年:
1938
国:
アメリカ合衆国
英文学の学位を取得。学生時代にStebbins Hallの共同生活に参加。
ワシントン大学 図書館情報学部
図書館情報学部
/ 図書館学
学位:
学士(Library Science)
期間:
1938–1939
卒業年:
1939
国:
アメリカ合衆国
児童図書館司書を志望して学んだ。
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1975 | ローラ・イングルズ・ワイルダー賞(Children's Literature Legacy Award) | — | — | アメリカ図書館協会(Association for Library Service to Children) | 受賞 |
| 1981 | ナショナル・ブック・アワード(児童向けフィクション、ペーパーバック部門) | 『ラムナとお母さん』 | 児童向けフィクション(ペーパーバック) | ナショナル・ブック・ファウンデーション | 受賞 |
| 1984 | ニューべリー賞 | 『親愛なるヘンショーさんへ』 | — | アメリカ図書館協会 | 受賞 |
| 2003 | ナショナル・メダル・オブ・アーツ | — | — | アメリカ合衆国政府(National Endowment for the Arts の授与) | 受賞 |
| 1978 | ニューべリー名誉賞(Newbery Honor) | 『ラムナと父さん』 | — | アメリカ図書館協会 | 名誉賞 |
| 1982 | ニューべリー名誉賞(Newbery Honor) | 『ラムナ・クインビー 8歳』 | — | アメリカ図書館協会 | 名誉賞 |
| 2000 | Library of Congress Living Legend | — | — | アメリカ議会図書館 | 選出 |
| 1980 | レジーナ賞(Regina Medal) | — | — | カトリック図書館協会 | 受賞 |
ローラ・イングルズ・ワイルダー賞(Children's Literature Legacy Award)
1975
主催:
アメリカ図書館協会(Association for Library Service to Children)
結果:
受賞
ナショナル・ブック・アワード(児童向けフィクション、ペーパーバック部門)
1981
対象作品:
『ラムナとお母さん』
部門:
児童向けフィクション(ペーパーバック)
主催:
ナショナル・ブック・ファウンデーション
結果:
受賞
ニューべリー賞
1984
対象作品:
『親愛なるヘンショーさんへ』
主催:
アメリカ図書館協会
結果:
受賞
ナショナル・メダル・オブ・アーツ
2003
主催:
アメリカ合衆国政府(National Endowment for the Arts の授与)
結果:
受賞
ニューべリー名誉賞(Newbery Honor)
1978
対象作品:
『ラムナと父さん』
主催:
アメリカ図書館協会
結果:
名誉賞
ニューべリー名誉賞(Newbery Honor)
1982
対象作品:
『ラムナ・クインビー 8歳』
主催:
アメリカ図書館協会
結果:
名誉賞
Library of Congress Living Legend
2000
主催:
アメリカ議会図書館
結果:
選出
レジーナ賞(Regina Medal)
1980
主催:
カトリック図書館協会
結果:
受賞
受賞・候補エディション
-
第5回(1975年) 受賞受賞作: Ramona Quimby, Age 8 (ラモーナ・クインビー 8歳)
ラモーナという幼い少女の家庭や学校での日常をユーモラスに描くシリーズの一冊。子ども特有の視点での誤解や喜びを通じて、成長や家族の絆を繊細に表現している。
子どもの日常ユーモア成長家族
-
第57回(1978年) 候補受賞作: Ramona and Her Father
ラムナ・クインビーシリーズの一編で、父の失業など家庭の困難に直面する主人公ラムナの視点から、家族の絆と子どもの成長をユーモアを交えて描く日常文学。
ラムナ・クインビーシリーズの一編で、父の失業など家庭の困難に直面する主人公ラムナの視点から、家族の絆と子どもの成長をユーモアを交えて描く日常文学。
186ページ家族子どもの視点日常のユーモア成長 -
第63回(1984年) 受賞受賞作: Dear Mr. Henshaw (Dear Mr. Henshaw)
手紙形式で綴られる成長物語。主人公の少年が作家ヘンショーに手紙を書くことで心の傷や孤独を整理し、親子関係や自己理解を深めていく過程が率直かつ温かく描かれる。
書くことが、少年の孤独を少しずつ形にしていく。
144ページ成長孤独家族書くこと
ロサンゼルス・タイムズ ブック賞
1回登壇
-
第31回(2010年) 受賞受賞作: Robert Kirsch Award(生涯功績)
作品
代表作
ヘンリー・ハギンズ
1950年 児童文学(チャプターブック)ポートランド郊外の近所を舞台にした少年ヘンリーとその犬リブシーらの日常を描くシリーズの第1作。
日常描写友情子どもの視点
ねずみとオートバイ
1965年 児童文学冒険好きのネズミ、ラルフとオートバイをめぐる愉快な物語。シリーズ化もされる。
冒険友情想像力
映像化・舞台化
- [テレビ/映画(映像化)]
親愛なるヘンショーさんへ
1983年 児童文学(中級向け)少年リーランドが書く手紙を通じて成長や孤独、家庭問題を描く作品。ニューべリー賞受賞作。
成長家族自己表現
ラムナとお母さん
1979年 児童文学(シリーズ)ラムナ・クインビーとその家族の日常をユーモアと優しさを交えて描く作品。ナショナル・ブック・アワード受賞。
家族子どもの感情ユーモア
ラムナ・ザ・ペスト
1968年 児童文学好奇心旺盛な幼いラムナの小さな冒険といたずらを描いた短めの物語。
幼児期好奇心家庭生活
ラムナの世界
1999年 児童文学(シリーズ最終作)ラムナシリーズの一作で、成長したラムナの日常と家族関係の変化を描く。
成長家族友情
全著作
- ヘンリー・ハギンズ(1950)
- ビーザスとラムナ(1955)
- ねずみとオートバイ(1965)
- ラムナ・ザ・ペスト(1968)
- 親愛なるヘンショーさんへ(1983)
- ラムナの世界(1999)
- A Girl from Yamhill(回想録、1988)
- My Own Two Feet(回想録、1995)
翻案
- テレビシリーズ『Ramona』(1988)
- 映画『Ramona and Beezus』(2010)
- テレビ映画『Runaway Ralph』(映画化)
作品の翻訳
- 25以上の言語に翻訳
作風・主題
- 文体
- ユーモアを交えた日常主義的な文体子どもの視点に寄り添う平易な語り口
- 頻出モチーフ
- 日常の些細な出来事家族関係子どもの成長
健康
-
水痘(おたふく風邪等含む)幼少期に読字に影響を与え、最初の学年で読みの遅れを経験したとされる。
-
扁桃炎幼少期の健康問題の一つとして言及されている。
-
天然痘(歴史的記述)幼少期の病歴として記録されているが、詳細は不明。
評価・遺産
ビバリー・クリアリーは、日常の子どもの生活をユーモアと誠実さで描いた作品群によって、世代を超えて愛される児童文学の巨匠となった。多数の賞を受け、図書館や学校、公共空間での記念物(像や図書館の児童室など)を通じてその影響は継承されている。
記念館・博物館
- ビバリー・クリアリー・チルドレンズ・ライブラリー(Multnomah County Central Library内 子ども室) オレゴン州ポートランド 1997年開館
- ビバリー・クリアリー・ホール(学生寮) カリフォルニア州バークレー
関連学会
- Association for Library Service to Children(関係賞の授与元として記載)
資料所蔵先
- Multnomah County Library(ビバリー・クリアリー関連資料)
- University of Washington Information School(ビバリー・クリアリー名誉講座等)
大衆文化への影響
- ポートランドのGrant Parkにラムナやヘンリー等の銅像が設置され、地域文化のランドマークとなっている。
- 4月12日は出版社により『DEAR(Drop Everything And Read)Day』として記念されることがある。
- 作品の映像化(1988年テレビシリーズ『Ramona』、2010年映画『Ramona and Beezus』など)
引用
-
私は非常に幸せなキャリアを送ってきたと思います。
出典: Los Angeles Times(2011年インタビュー) (2011年)
豆知識
- 出生名はビバリー・アトリー・バン(Beverly Atlee Bunn)。
- 夫クラレンス・クリアリーとは1939年に結婚(両親の反対のため駆け落ちした)。
- 生涯で約9100万部の書籍が世界で販売されたとされる。
- ポートランドの学校にその名が冠され、Grant Parkには作品の登場人物の像がある。