世界・海外・国外の文学賞

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クリス・ウェア

クリス・ウェア

Kurisū Wea

別名: Franklin Christenson Ware / Franklin C. Ware

プロフィール

性別
男性
生誕
1967-12-28 (ネブラスカ州オマハ)
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
居住地歴
ネブラスカ州オマハ(出生) → イリノイ州シカゴ近郊(在住)

経歴

職業
漫画家, イラストレーター, グラフィック作家, デザイナー
活動期間
1987年〜
所属
Fantagraphics Books(流通/再版関係), Pantheon Books(単行本出版社), Chicago Reader(寄稿), Newcity(初期寄稿)
影響を受けた人物
ウィンザー・マッケイ, フランク・キング, チャールズ・シュルツ, ジョセフ・コーネル(美術), リチャード・マクガイア(『Here』), アート・スピーゲルマン(編集者/先達)
影響を与えた人物
セス(漫画家), デイヴ・エガーズ(作家/編集者、協働・擁護者), 近年の多くのグラフィックノベル作家
ノミネート
Jan Michalski Prize for Literature(ファイナリスト、2013), Los Angeles Times Book Prize(ファイナリスト、2013), PEN/Jean Stein Book Award(ノミネート、2020)

学歴

テキサス大学オースティン校
期間: 1980年代(在学中より学生新聞等で活動)
国: アメリカ合衆国
在学中に学生新聞The Daily Texanで作品を発表。Art Spiegelman に注目されRawへ寄稿したことがキャリアに影響。

受賞歴

ガーディアン新人賞(First Book Award)
2001
対象作品: ジミー・コリガン(Jimmy Corrigan)
主催: The Guardian(ガーディアン)
結果: winner
アングレーム国際漫画祭 最優秀アルバム賞
2003
対象作品: ジミー・コリガン(Jimmy Corrigan)
主催: アングレーム国際漫画祭
結果: winner
USA Fellows grant(United States Artists)
2006
部門: 助成金
主催: United States Artists
結果: award
アイスナー賞(Best Artist/Writer)
2009
対象作品: Acme Novelty Library
主催: Will Eisner Comic Industry Awards
結果: winner
ナショナル・カートゥニスト・ソサエティ賞(Best Comic Book)
1999
対象作品: Acme Novelty Library
主催: National Cartoonists Society
結果: winner
グランプリ・ド・ラ・ヴィル・ダングレーム(Grand Prix de la ville d'Angoulême)
2021
部門: 生涯功労賞
主催: Festival d'Angoulême
結果: winner
PEN/Jean Stein Book Award(ノミネート)
2020
対象作品: ラスティ・ブラウン(Rusty Brown)
主催: PEN America
結果: nominee

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Jimmy Corrigan: The Smartest Kid on Earth

    孤独な青年ジミー・コリガンが、顔も知らない父親と会うためにミシガンへ向かう物語。1890年代のシカゴと1980年代の郊外を行き来しながら、家族の断絶、記憶の層、時間のずれを緻密なページ設計で描き出す。

    顔も知らない父親に会いに行く旅が、家族の断絶と記憶の層を浮かび上がらせる。

    380ページ
    グラフィックノベル家族の断絶孤独記憶時間の往還

作品

代表作

ジミー・コリガン:地球で一番頭のいい少年

2000年 グラフィックノベル/漫画

父子関係や孤独、記憶と世代間の断絶をテーマに、精緻な図像とタイポグラフィで構成された長編グラフィックノベル。作者の代表作の一つ。

孤独家族関係郊外文化記憶

Building Stories

2012年 グラフィックノベル/実験的オブジェクト型作品

一棟の集合住宅とそこで暮らす人々の人生を断片化された14点のブックレットや印刷物で描く、形式上の実験を含む作品群。断片的な語りと非線形構成が特徴。

都市生活内面の孤独時間と記憶

ラスティ・ブラウン(Rusty Brown)

2019年 グラフィックノベル/連作

幼少期と現在を行き来しながら主人公ラスティ・ブラウンと彼を取り巻く人物たちの停滞や郷愁を描く長篇。文化的対象への固執と成長の停滞が中心テーマ。

成長の停滞郷愁文化的対象への執着

Acme Novelty Library(定期刊行シリーズ)

1994年 コミックス/アンソロジー風シリーズ

1990年代以降に刊行されたウェアの短編・連作をまとめるシリーズ。号ごとに形式や内容が変化し、作者の実験性が反映されている。

実験的な形式懐古日常のメランコリー

全著作

  • Jimmy Corrigan: The Smartest Kid on Earth(ジミー・コリガン)
  • Quimby the Mouse(クインビー・ザ・マウス)
  • The Acme Novelty Library(Acme Novelty Library)
  • Acme Novelty Datebook(アクメ・ノベルティ・デイトブック)
  • Building Stories(ビルディング・ストーリーズ)
  • Monograph(モノグラフ)
  • Rusty Brown, Part I(ラスティ・ブラウン 第1部)

翻案

  • 『The Last Saturday』:The Guardianに連載されたコミックノヴェラ(ウェブ連載)
  • 映画ポスターなどのデザイン(例:Uncle Boonmee の米国版ポスター)

作風・主題

文体
幾何学的で精密なレイアウト手描きの線とタイポグラフィを重視した表現視覚的な懐古主義(ラグタイム/20世紀前半のアメリカンデザイン)
頻出モチーフ
孤独と疎外家族関係の齟齬郊外文化と記憶時代への憧憬(ラグタイム等)

評価・遺産

クリス・ウェアはグラフィックノベルと現代コミックス表現における最も影響力のある作家の一人と評価される。形式的実験と視覚デザインの精緻さによって漫画表現の境界を押し広げ、批評的・学術的関心も高い。

記念館・博物館

  • シカゴ現代美術館(展示: Museum of Contemporary Art, Chicago) シカゴ、イリノイ州、アメリカ合衆国 2006年開館
  • シェルドン美術館(Sheldon Museum of Art)館内展示 ネブラスカ州リンカーン、アメリカ合衆国 2007年開館

関連学会

  • コミックス研究関連学会(Comics Studies関連)

資料所蔵先

  • Acme Novelty Archive(非公式アーカイブ、研究資料)

大衆文化への影響

  • シカゴの書店Quimby'sのロゴと名称の偶然の一致(Quimby the Mouseに由来)
  • 映画ポスターやアルバムカバーのデザイン仕事(映画『Uncle Boonmee』など)
  • 2025年の米国郵便サービス250周年切手デザイン(Forever stamps)

引用

  • 「クリスは本当にプレイングフィールドを変えた。その後、多くの漫画家が本気で努力し始めた。」
    出典: セス(漫画家)による評言(出典: Wikipedia 引用)
  • 「自分のやり方は、写実的な色と黒い輪郭を使って、大人が実際に世界を経験する方法を視覚的に近似しようとする試みだ」
    出典: クリス・ウェア自身(インタビュー発言、Wikipedia引用)

豆知識

  • ラグタイム・コレクターであり、ラグタイムに関する誌『The Ragtime Ephemeralist』を発行することがある。
  • バンジョーやピアノを演奏する。
  • サンフランシスコの826 Valencia用にファサードの壁画をデザインした(Commission by Dave Eggers)。
  • Fortune誌の表紙をデザインしたが不採用になったエピソードがある。
  • 2025年に米国郵便サービス250周年記念切手のデザインに参加した。