世界・海外・国外の文学賞

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エリー・ウィーゼル

エリー・ウィーゼル

Erii Wīzeru

ペンネーム: エリエゼル(エリー)・ウィーゼル出生名・通称

プロフィール

性別
男性
生誕
1928-09-30 (シゲト(現在のシゲットゥ・マルマツィエイ)、ルーマニア)
死没
2016-07-02 (ニューヨーク市(マンハッタン)、アメリカ合衆国) 87歳
国籍
ルーマニア, ハンガリー, アメリカ合衆国
言語
フランス語, 英語, イディッシュ, ヘブライ語, ルーマニア語, ハンガリー語
宗教
ユダヤ教
居住地歴
フランス(パリなど) → アメリカ合衆国(ニューヨーク州、グリニッジなど)

経歴

職業
作家, 教授, 政治活動家, ジャーナリスト
活動期間
1947年〜2016年
所属
ボストン大学(名誉職・エリー・ウィーゼル・センター設立), ヒューマン・ライツ・ファウンデーション(創設理事)
所属団体
アメリカ芸術科学アカデミー(American Academy of Arts and Letters)
影響を受けた人物
フランソワ・モーリアック, マルティン・ブーバー, ジャン=ポール・サルトル, フョードル・ドストエフスキー, フランツ・カフカ
影響を与えた人物
ホロコースト研究者や作家の世代, 人権活動家

学歴

パリ大学(ソルボンヌ)
文学・哲学・心理学 / 文学・哲学・心理学科
国: フランス
戦後パリでの学習。フランス語で執筆を始めた。

受賞歴

ノーベル平和賞
1986
主催: ノルウェー・ノーベル委員会
結果: 受賞
大統領自由勲章(Presidential Medal of Freedom)
1992
主催: アメリカ合衆国大統領
結果: 受賞
米国議会金メダル(Congressional Gold Medal)
1984
主催: アメリカ合衆国連邦議会
結果: 受賞
フランス レジオン・ドヌール(グランドクロワ)
2000
主催: フランス政府
結果: 受賞
メダル・オブ・リバティ(Medal of Liberty)
1986
主催: アメリカ合衆国
結果: 受賞

受賞・候補エディション

メディシス賞 1回登壇
  1. 受賞作: Le Mendiant de Jérusalem (ル・マンディアン・ド・ジェルサレム)

    エルサレムを舞台に、記憶と喪失、信仰と責任をめぐる思索を重ねたウィーゼルの作品。

    エルサレムを舞台に、記憶と喪失、信仰と責任をめぐる思索を重ねたウィーゼルの作品。

    211ページ
    ユダヤ文学記憶信仰エルサレム

作品

代表作

夜(Night)

1960年 回想録(メモワール) 120ページ

著者自身のホロコースト体験をもとにした短い回想録。アウシュヴィッツとブーヘンヴァルトでの少年時代の喪失、信仰の危機、記憶の重みを描く。

記憶沈黙信仰と神の存在生存と喪失人間性の崩壊
翻訳
  • 多言語訳(30言語以上)

神への裁判(The Trial of God)

1979年 戯曲/演劇

著者の強烈な経験に基づく戯曲。神に対する法廷を設定し、ホロコースト後の神と正義について問いを投げかける。

宗教的問い正義信仰の喪失
映像化・舞台化
  • [ドラマ/劇] The Trial of God(戯曲上演)

All Rivers Run to the Sea(回想録)

1995年 回想録

初期の生活から1969年までを扱った回想録。

人生史記憶

全著作

  • Night(夜)
  • The Trial of God(神への裁判)
  • All Rivers Run to the Sea(回想録)
  • And the Sea Is Never Full(回想録続編)
  • The Town Beyond the Wall
  • A Beggar in Jerusalem

翻案

  • 『The Trial of God』の舞台化やドラマ化
  • Nightに関するドキュメンタリー(例:Elie Wiesel Goes Home)

作品の翻訳

  • Nightは30言語以上に翻訳されている

作風・主題

文体
証言的で簡潔な文体象徴と沈黙を重視する表現宗教的・哲学的考察を含む叙述
頻出モチーフ
夜(暗闇)沈黙記憶神と信仰の問い

評価・遺産

エリー・ウィーゼルはホロコーストの生存者としての証言を通じて世界的に影響を与えた作家・人権活動家であり、記憶と人権に関する教育と公共的議論に多大な貢献をした。ノーベル平和賞受賞者として、ジェノサイド防止や人権擁護の象徴的存在となったが、イスラエル支持など政治的立場に関しては賛否が分かれる側面もある。

記念館・博物館

  • エリー・ウィーゼル・センター(ボストン大学) ボストン、マサチューセッツ州、アメリカ合衆国

関連学会

  • アメリカ芸術科学アカデミー
  • 各大学の名誉学位授与機関

資料所蔵先

  • ボストン大学 ハワード・ゴトリーブ資料館(Elie Wiesel資料)

大衆文化への影響

  • アメリカ郵便公社のDistinguished Americans 切手に採用
  • ドキュメンタリーやテレビでの取り上げ

引用

  • 決して忘れない。あの夜、収容所での最初の夜――それは私の人生を一つの長い夜に変えた。子供たちの小さな顔、灰の中に消えた彼らの身体、私の神と魂が殺された瞬間を決して忘れない。
    出典: 『夜』(Night) (1960年)
  • 沈黙は加害者を励ます。沈黙は決して被害者を励ますことはない。
    出典: ノーベル平和賞受賞受諾演説など (1986年)

豆知識

  • 本名はエリエゼル(Eliezer)・ウィーゼル。通称エリー(Elie)。
  • 『夜』は初めイディッシュ語で長大な回想録として書かれ、短縮版がフランス語で書かれ、英訳は1960年に出版された。
  • エリー・ウィーゼル財団は2009年のマドフ詐欺により多額の損失を被った。
  • 2016年に死去。埋葬はニューヨーク郊外のシャロン・ガーデンズ墓地。