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第10回(1966年) 受賞受賞作: ホセ・トリゴ (José Trigo)
主人公ホセ・トリゴの人生を軸に、メキシコ社会の変容と個人の運命を描く叙事的長篇。歴史的素材と実験的語りが交差し、政治・社会と個人史の複雑な関係を深く掘り下げる。
ホセ・トリゴの足跡は、国の軋みと同じ音を立てていた。
歴史小説叙事性政治と個人記憶
フェルナンド・デル・パソ・モランテ
フェルナンド・デル・パソ・モランテ
Fernando del Paso Morante
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1935-04-01 (メキシコシティ(メキシコ))
- 死没
- 2018-11-14 (グアダラハラ(ハリスコ州), メキシコ) 83歳
- 国籍
- メキシコ
- 言語
- スペイン語
- 居住地歴
- メキシコシティ(出生) → ロンドン(14年間在住) → パリ/フランス(在住) → グアダラハラ(晩年)
経歴
- 職業
- 小説家, 詩人, 随筆家, ラジオジャーナリスト, 外交官(短期間)
- 活動期間
- 1958年〜2018年
- 所属
- エル・コレヒオ・ナシオナル(メキシコ)
- 所属団体
- エル・コレヒオ・ナシオナル
- 影響を受けた人物
- ジョセフ・コンラッド, ジェイムズ・ジョイス, ウィリアム・フォークナー, ヴァージニア・ウルフ, アースキン・キャルドウェル, トーマス・ウルフ
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 国立自治大学(UNAM) | 経済学部(在籍) | 経済学科 | — | 約2年間(学部在籍) | メキシコ |
国立自治大学(UNAM)
経済学部(在籍)
/ 経済学科
期間:
約2年間(学部在籍)
国:
メキシコ
経済学を2年間学んだが学位取得は記録なし
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1966 | ハビエル・ビジャウルティア賞 | José Trigo | — | ハビエル・ビジャウルティア賞選考委員会 | 受賞 |
| 1982 | ロムロ・ガジェゴス賞 | Palinuro de México(候補作) | — | ロムロ・ガジェゴス財団 | 受賞 |
| 2007 | FIL文学賞(グアダラハラ国際ブックフェア) | — | — | グアダラハラ国際ブックフェア(FIL) | 受賞 |
| 2013 | アルフォンソ・レジェス国際賞 | — | — | アルフォンソ・レジェス賞選考機関 | 受賞 |
| 2015 | ミゲル・デ・セルバンテス賞 | — | — | スペイン政府(セルバンテス賞選考) | 受賞 |
ハビエル・ビジャウルティア賞
1966
対象作品:
José Trigo
主催:
ハビエル・ビジャウルティア賞選考委員会
結果:
受賞
ロムロ・ガジェゴス賞
1982
対象作品:
Palinuro de México(候補作)
主催:
ロムロ・ガジェゴス財団
結果:
受賞
FIL文学賞(グアダラハラ国際ブックフェア)
2007
主催:
グアダラハラ国際ブックフェア(FIL)
結果:
受賞
アルフォンソ・レジェス国際賞
2013
主催:
アルフォンソ・レジェス賞選考機関
結果:
受賞
ミゲル・デ・セルバンテス賞
2015
主催:
スペイン政府(セルバンテス賞選考)
結果:
受賞
受賞・候補エディション
ハビエル・ビジャウルティア賞
1回登壇
ロムーロ・ガジェゴス国際小説賞
1回登壇
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第4回(1982年) 受賞受賞作: Palinuro de México
メキシコの歴史と個人の遍歴を交錯させる長篇。旅と記憶を軸に国家や文化的アイデンティティの変容を描き、ユーモアと悲哀が混在する語りが特徴。
歴史旅と記憶アイデンティティメキシコ社会
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第32回(1991年) 受賞受賞作: Noticias del Imperio
マクシミリアン帝政期の史実を題材に、複数の語りや資料を編み込んだ長編。歴史的事件と個人の視点を重層的に描き、記憶・権力・アイデンティティの関係を文学的に再構成する壮大な作品。
歴史小説メキシコ史語りの実験
FIL文学賞(ロマンス諸語)
1回登壇
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第17回(2007年) 受賞受賞作: 生涯の業績
本受賞はフェルナンド・デル・パソの長年の創作活動と文学的実験に対する評価である。歴史的事件や個人の記憶を折り重ねる長篇群により、メキシコ近現代史を独自の文体で再解釈した点が高く評価された。
本受賞はフェルナンド・デル・パソの長年の創作活動と文学的実験に対する評価である。
歴史小説実験的叙述メキシコ史長篇小説
ミゲル・デ・セルバンテス賞
1回登壇
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第41回(2015年) 受賞受賞作: 生涯業績
長篇小説、詩、エッセイ、戯曲など多岐にわたる作品群を通じて歴史と記憶、語りの実験性を追求した。複雑な語り構造と独自の言語感覚によりスペイン語文学へ重要な貢献を果たし、生涯にわたる業績が評価された。
小説詩エッセイ戯曲短編
作品
代表作
Sonetos del amor y de lo diario
1958年 詩日常と愛をテーマにした初期詩集。
愛日常
José Trigo
1966年 小説デル・パソの初期長編の一つで、地域社会と個人の葛藤を描く作品。
社会個人
Palinuro de México
1976年 小説メキシコの歴史と個人的な物語を融和させた実験的な長編。多声的な語りが特徴。
歴史アイデンティティ語り
翻訳
- Palinuro of Mexico(英訳)
Noticias del Imperio
1986年 小説(史的実験小説)マクシミリアーノとカルロタ、フランス介入期のメキシコを扱った百科事典的・史的実験小説。出来事の「真実」より複数の見方を提示することを特徴とする。
歴史再構成権力記憶
翻訳
- Noticias del Imperio(英訳: News from the Empire)
Linda 67: Historia de un crimen
1995年 小説犯罪をめぐる物語を通じて社会のあり方を問いかける作品。
犯罪社会批評
全著作
- Sonetos del amor y de lo diario (1958)
- José Trigo (1966)
- Palinuro de México (1976)
- Noticias del Imperio (1986)
- Douceur & passion cuisine mexicaine (1991)
- Linda 67: Historia de un crimen (1995)
作品の翻訳
- Palinuro of Mexico(英訳, 1989)
- News from the Empire(英訳, 2009)
作風・主題
- 文体
- 実験的で多声的な語り百科事典的・編年的手法長大で技巧的な文章
- 頻出モチーフ
- 歴史と物語の交錯記憶とアイデンティティ権力と運命
評価・遺産
メキシコ文学を代表する作家の一人であり、国際的な評価を受けた。2015年のミゲル・デ・セルバンテス賞受賞など多数の受賞歴があり、グアダラハラ大学による図書館命名など公的評価もある。
記念館・博物館
- フェルナンド・デル・パソ図書館・メディアセンター(Biblioteca Fernando del Paso) ハリスコ州オコトラン(Universidad de Guadalajara) 2007年開館
関連学会
- エル・コレヒオ・ナシオナル
資料所蔵先
- グアダラハラ大学および関連図書館の所蔵資料
豆知識
- 国立自治大学(UNAM)で経済学を2年間学んだ。
- BBCやRadio Franceでラジオ・ジャーナリストとして勤務した。
- ロンドンに14年間在住した。
- 一時期メキシコの総領事を務めたことがある。
- 2007年にグアダラハラ大学が彼の名を冠した図書館を設立した。
- 2015年にミゲル・デ・セルバンテス賞を受賞した。