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第12回(1926年) 受賞受賞作: Le Désert de l'amour
『Le Désert de l’amour』は、同じ女性をめぐって父と息子が心を揺らす構図を中心に、欲望と失われた親密さの残響を描く。
一人の女性をめぐる父子の感情が、静かな痛みを残す。
244ページ家族欲望失われた親密さ心理小説
フランソワ・モーリアック
フランソワ・モーリアック
Furansowa Mauriakku
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1885-10-11 (フランス、ボルドー(ジロンド))
- 死没
- 1970-09-01 (フランス、パリ) 84歳
- 国籍
- フランス
- 言語
- フランス語
- 宗教
- カトリック
- 居住地歴
- ボルドー(出生) → パリ(活動拠点) → マラガール(サン=メイサン、ジロンド)
経歴
- 職業
- 小説家, 劇作家, 文芸批評家, 詩人, ジャーナリスト
- 活動期間
- 1909年〜1970年
- 所属
- アカデミー・フランセーズ, PENインターナショナル(戦時国際委員会会長 1941–1946), ル・フィガロ(寄稿者)
- 所属団体
- アカデミー・フランセーズ, PENインターナショナル
- 影響を受けた人物
- カトリック信仰と宗教思想, 20世紀フランス文学の先行者たち(同時代の保守的・宗教的作家)
- 影響を与えた人物
- エリー・ヴィーゼル(励ましと出版の助力を行った)
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| ボルドー大学 | 文学部 | 文学 | — | 在学〜1905 | フランス |
| エコール・デ・シャルトル(École des Chartes) | — | — | — | ポストグラジュエイト準備(在学期間不明) | フランス |
ボルドー大学
文学部
/ 文学
期間:
在学〜1905
卒業年:
1905
国:
フランス
1905年に卒業。以後パリで研究を継続。
エコール・デ・シャルトル(École des Chartes)
期間:
ポストグラジュエイト準備(在学期間不明)
国:
フランス
博士課程等のための準備を目的にパリへ移住したが、在籍と卒業の詳細は不明。
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1926 | グランプリ・デュ・ロマン(アカデミー・フランセーズ) | 『恋の砂漠』(Le Désert de l'amour) | — | アカデミー・フランセーズ | 受賞 |
| 1933 | アカデミー・フランセーズ正会員選出 | — | — | アカデミー・フランセーズ | 選出 |
| 1952 | ノーベル文学賞 | — | — | ノーベル財団 | 受賞 |
| 1958 | レジオンドヌール勲章(グランド・クロワ) | — | — | フランス共和国 | 授与 |
グランプリ・デュ・ロマン(アカデミー・フランセーズ)
1926
対象作品:
『恋の砂漠』(Le Désert de l'amour)
主催:
アカデミー・フランセーズ
結果:
受賞
アカデミー・フランセーズ正会員選出
1933
主催:
アカデミー・フランセーズ
結果:
選出
ノーベル文学賞
1952
主催:
ノーベル財団
結果:
受賞
レジオンドヌール勲章(グランド・クロワ)
1958
主催:
フランス共和国
結果:
授与
受賞・候補エディション
ノーベル文学賞
1回登壇
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第45回(1952年) 受賞
『テレーズ・デスケルー』は、息の詰まる結婚生活のなかで自由を求める女性の内面を描いたフランソワ・モーリアックの代表作。罪責や信仰、道徳的な圧力が静かに重なり、事件そのものよりも主人公の意識の揺れと孤独が深く掘り下げられる。
沈黙の圧力のなかで自由を求める女性の孤独を、鋭く見つめた一冊。
163ページ心理小説罪と赦し信仰結婚孤独
作品
代表作
『恋の砂漠』
1925年 小説家族や愛憎を描いた心理小説。登場人物の内面の葛藤と宗教的・道徳的問題を掘り下げる。
罪と贖罪家族関係信仰
翻訳
- 『恋の砂漠』
『テレーズ・デスケルー』
1927年 小説結婚生活に悩む女性テレーズの心理と行動を通して、道徳・自由・抑圧を問う作品。
自由と抑圧女性の境遇道徳的葛藤
映像化・舞台化
- [映画] 『Thérèse Desqueyroux』 / Georges Franju (1962)
翻訳
- 『テレーズ』
『毒蛇の結び目』
1932年 小説家族の確執や復讐心、信仰と虚無の間で揺れ動く語り手の苦悩を描く作品。
復讐心宗教と懐疑家族の傷
翻訳
- 『毒蛇の結び目』
全著作
- 『若き日』 (L'Enfant chargé de chaînes, 1913)
- 『恋の砂漠』 (Le Désert de l'amour, 1925)
- 『テレーズ・デスケルー』 (Thérèse Desqueyroux, 1927)
- 『毒蛇の結び目』 (Le Nœud de vipères, 1932)
- 『羊』 (L'Agneau, 1954)
翻案
- 『テレーズ・デスケルー』の映画化(1962年、ジョルジュ・フランジュ監督)
作品の翻訳
- 『テレーズ・デスケルー』(英訳: Thérèse / Thérèse Desqueyroux)
- 『恋の砂漠』(英訳: The Desert of Love)
作風・主題
- 文体
- 宗教的・道徳的問題を深く掘り下げる内省的・心理描写中心の文体簡潔で沈着な語り口
- 頻出モチーフ
- 罪と贖罪家族の因縁信仰と疑念
評価・遺産
フランソワ・モーリアックは20世紀フランス文学を代表する作家の一人であり、宗教的・道徳的洞察と心理描写の深さで評価される。1952年のノーベル文学賞受賞により国際的な評価を確立した。戦時中の立場変遷や公的論争も含め、文学界と公共の場で長く影響力を持った。
記念館・博物館
- マラガール・フランソワ・モーリアック記念館 フランス、ジロンド県サン=メイサン(Malagar)
関連学会
- アカデミー・フランセーズ
資料所蔵先
- マラガール記念館所蔵資料
- フランス国立図書館(関連資料)
大衆文化への影響
- 『テレーズ・デスケルー』などの映画化を通じた一般への浸透
引用
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「深い精神的洞察と芸術的強度によって、人間生活のドラマを小説で貫いたことに対して。」
出典: ノーベル賞選考委員会(ノーベル賞受賞の理由) (1952年)
豆知識
- エリー・ヴィーゼルに自身の体験を記すよう促し、ヴィーゼルの『夜』の序文を書いた。
- 1970年にパリで没後、ヴェマール(Vémars)の墓地に埋葬された。