世界・海外・国外の文学賞

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ハーヴェイ・ペカー

ハーヴェイ・ペカー

Harvey Pekar

プロフィール

性別
男性
生誕
1939-10-08 (アメリカ合衆国・オハイオ州クリーブランド)
死没
2010-07-12 (アメリカ合衆国・オハイオ州クリーブランドハイツ) 70歳
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語, イディッシュ
宗教
ユダヤ教
居住地歴
オハイオ州クリーブランド → オハイオ州クリーブランドハイツ

経歴

職業
コミック作家, 音楽評論家, メディアパーソナリティ, 公務員(ファイリングクラーク)
活動期間
1959年〜2010年
影響を受けた人物
ジェームズ・ジョイス, アーサー・ミラー, ジョージ・エイド, ヘンリー・ロス, ダニエル・フックス
影響を与えた人物
アリソン・ベクデル, ジョー・サッコ, チェスター・ブラウン, エド・ピスコー

学歴

シェーカー・ハイツ高校
期間: 1953–1957
卒業年: 1957
国: アメリカ合衆国
高校を卒業
ケース・ウェスタン・リザーブ大学
期間: 在学(中退)
国: アメリカ合衆国
1年在籍後中退

受賞歴

インクポット賞
1986
主催: サンディエゴ・コミコン
結果: 受賞
アメリカン・ブック・アワード
1987
対象作品: American Splendor: The Life and Times of Harvey Pekar
主催: Before Columbus Foundation
結果: 受賞
ハーヴィー賞
1995
対象作品: Our Cancer Year
部門: Best Graphic Album of Original Work
主催: ハーヴィー賞委員会
結果: 受賞
PRNDI(パブリックラジオ記者協会)賞
2000
対象作品: エッセイ「What's in a Name」
主催: PRNDI
結果: 受賞
RTNDA/エドワード・R・マロー賞(地域)
2001
対象作品: エッセイ「Father's Day」
部門: Best Writing
主催: RTNDA(現RTDNA)
結果: 受賞
アイズナー賞殿堂
2011
主催: サンディエゴ・コミコン(アイズナー賞)
結果: 殿堂入り(追贈)

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: The New American Splendor Anthology: From Off the Streets of Cleveland

    テリー・マクミランのデビュー長編で、家族を支えようとする母親の生活を率直に描く。

    貧しさと家族の重荷のなかで、主人公の強さが際立つ。

    小説家族アフリカ系アメリカ文学

作品

代表作

アメリカン・スプレンダー (American Splendor)

1976年 アンダーグラウンドコミックス/自伝的コミック 160ページ

クリーブランドでの日常生活を率直に描いた自伝的コミックシリーズ。多様な作画家と協働し、労働、家庭、音楽、都会生活の細部を描写した。

日常労働自伝都市生活
映像化・舞台化
  • [映画] アメリカン・スプレンダー(映画) / Shari Springer Berman & Robert Pulcini (2003)

Our Cancer Year(私たちの癌の年)

1994年 グラフィックノベル / メモワール 208ページ

ペカーと妻ジョイス・ブレブナーががん闘病を綴ったグラフィックノベル。治療や不安、家庭生活の変化が描かれる。

病気治療夫婦関係生存

The Quitter(ザ・クィッター)

2005年 自伝的コミック/回想録 160ページ

ペカーの初期の人生と経歴、若年期の出来事を描いた回想録的作品。

成長家族自己省察

全著作

  • American Splendor: The Life and Times of Harvey Pekar (1986)
  • More American Splendor (1987)
  • Our Cancer Year (1994)
  • American Splendor: Unsung Hero (2003)
  • The Quitter (2005)
  • The Beats: A Graphic History (2009)
  • American Splendor: Another Day / Another Dollar (DC/Vertigo, 2007/2009)

翻案

  • 映画『American Splendor』(2003年)
  • 舞台化・オペラ作品『Leave Me Alone!』(2009年、台本)

作風・主題

文体
率直で日常の細部を描写する筆致自伝的かつ随筆的な語り口ユーモアと辛辣さが混在する文体
頻出モチーフ
労働と職場の描写音楽(特にジャズ)への愛着家族と人間関係の葛藤健康と病気

健康

  • リンパ腫
    1990(診断)
    化学療法を受け、回復後にがん闘病を作品に反映した
  • 前立腺癌
    晩年(2000年代後半)
    晩年に再びがんと診断され、治療を控えていた時期に死去
  • うつ病
    生涯を通じて断続的
    創作活動に影響を与えつつ、生活を困難にした
  • 喘息・高血圧
    生涯
    健康管理が必要だった

評価・遺産

ハーヴェイ・ペカーは自伝的コミックを主流に押し上げた先駆者であり、グラフィックノベルやドローン・メモワールの評価を変えた人物と評価される。クリーブランドの「詩人」として地域文化にも強く影響を残した。

記念館・博物館

  • ハーヴェイ・ペカー像(クリーブランドハイツ図書館) オハイオ州クリーブランドハイツ・ユニバーシティハイツ図書館前 2012年開館

関連学会

  • コミック研究者コミュニティ
  • グラフィックノベル研究

大衆文化への影響

  • 映画『American Splendor』(2003年)により広く知られるようになった
  • クリーブランドハイツの一角がHarvey Pekar Parkとして記念された(2015年)

引用

  • 自伝は起きているうちに書かれる。テーマは生き残ること、仕事を見つけること、伴侶を見つけること、住む場所を持つこと、創作の場を見つけること。人生は消耗戦だ。
    出典: インタビュー/エッセイ(抜粋)

豆知識

  • 第一次言語はイディッシュで、子供の頃にイディッシュの小説を読んで育った。
  • 長年退職せずに退職前まで退役軍人局(VA)でファイルクラークとして勤務した(1965–2001)。
  • 晩年に薬物の過剰摂取による事故死と判断された(2010年)。
  • 追贈でアイズナー賞殿堂入りを果たした(2011年)。