アメリカン・ブック・アワード あめりかんぶっくあわーど
第8回(1987年)
受賞者
16名Ai の詩集で、身体感覚や怒り、親密さを鋭く切り出す短い詩篇が並ぶ。
短い行に、強い感情と生の手触りが凝縮される。
筆名Aiとして知られる詩人。強烈で率直な声が特徴。
二人の女性の往復書簡を通して、境界、性差、文化的圧力を描くアナ・カスティーリョの代表作。
手紙のやり取りが、移動と自己発見の物語を形づくる。
チカーノのフェミニスト的視点を持つ作家。多ジャンルで執筆。
ブラックフットの共同体を舞台に、植民地化の圧力と伝統のゆらぎを描く歴史小説。
一人の若者の成長の背後に、共同体全体の変化が重なる。
レイモンド・フォイ編の選詩集で、ジョン・ウィーナーズの語りの弱さと強さが同時に立ち上がる。
個人的な切実さが、そのまま詩の推進力になっている。
詩や散文としての性格は強いが、書誌識別子は確認できなかった。
小規模出版社の作品として、識別子は保留とした。
フェミニズムやジェンダー、心理を主題にした作品で知られる作家。
イタリアの女性運動を歴史と社会の両面から捉えた、ルチア・キアヴォラ・バーンバウムの研究書。
政治、宗教、慣習の交差点から、女性解放の歩みをたどる。
投獄経験などを通じて生まれた詩で知られる黒人詩人。
サンフランシスコ湾岸地域の詩人たちを集めたアンソロジーで、地域の声を束ねる。
地域の多様な声が、一冊の中で響き合う。
ジャズ研究・評論で知られる作家。
テリー・マクミランのデビュー長編で、家族を支えようとする母親の生活を率直に描く。
貧しさと家族の重荷のなかで、主人公の強さが際立つ。
自伝的コミックス「American Splendor」で知られる作家。日常の細部を描写することが特徴。
ネイティブの部族社会と伝統、外部からの圧力を描く長編小説。文化的復権と生存の物語が核。
ネイティブアメリカンの歴史と記憶を扱う作家。
長年の詩作を収めた選集。世代を超えた詩的実践の変遷を示すコレクション。
ビート世代以降の詩人。私的叙述と実験性が特徴。
言葉遊びと形式の実験を前面に出した詩集で、移動や文化的断絶をめぐる感覚を刻む。
発音や綴りの揺れそのものが、作品の主題になっている。
ラテン系アメリカの詩人。口語性と政治性を併せ持つ詩作で知られる。
小さな出版社から出た詩的作品で、少年の意識と成長の揺らぎをたどる。
少年の視点から、日常の光と暗がりが重なっていく。
イタリア・フェミニズムや女性史に関わる研究者。
書簡体と回想を交差させながら、女性の自己形成や文化的圧力を描くドロシー・ブライアントの長編。
告白と書簡が重なり、人物像が少しずつ立ち上がる。
地域詩の編集に貢献する人物。
エシリッジ・ナイトの主要詩篇をまとめた選集で、都市、獄中体験、ブルースの声が響く。
抑圧と回復のあいだで、詩が鋭く鳴る。
市民教育と公民権運動に貢献した教育者。
チャーリー・パーカーの生涯と神話を追う、ジャズ批評の代表的な伝記的作品。
ジャズの巨人を、音楽史と批評の両方から描き出す。
歴史教育や公共史に関わる研究者。
ハーヴェイ・ピーカーの作品を集めたアンソロジーで、労働、日常、都市生活の断片をコミックの形で描く。
ささやかな日常の細部が、そのまま物語になる。
黒人女性の生活や友情、恋愛を描く人気作家。