世界・海外・国外の文学賞

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ヒルダ・デ・アルメイダ・プラド・ヒルスト

ヒルダ・デ・アルメイダ・プラド・ヒルスト

Hilda de Almeida Prado Hilst

プロフィール

性別
女性
生誕
1930-04-21 (ジャウ、サンパウロ州、ブラジル)
死没
2004-02-04 (カンピーナス、サンパウロ州、ブラジル) 73歳
国籍
ブラジル
言語
ポルトガル語
居住地歴
ジャウ(出身) → サンパウロ市(学生時代、在住) → カンピーナス(Casa do Sol/Casa da Lua)

経歴

職業
詩人, 小説家, 劇作家
活動期間
1950年〜2004年
所属
カンピーナス州立大学(アーティスト・イン・レジデンス)
影響を受けた人物
ジェイムズ・ジョイス, サミュエル・ベケット, ニコス・カザンザキス
影響を与えた人物
カイオ・フェルナンド・アブレウ, ブルーノ・トレチーノ, ユリ・ヴィエイラ(Casa do Sol の居住者・作家)

学歴

マッケンジー・プレズビテリアン大学
国: ブラジル
大学在学・修了の具体年が不確定のため要確認
サンパウロ大学(法学部)
法学部 / 法学
学位: Bachelor / Law
期間: 1940s–1952
卒業年: 1952
国: ブラジル
1952年にサンパウロ大学を卒業と記録されている

受賞歴

PENクラブ賞(サンパウロ州)
1962
対象作品: Sete cantos do poeta para o anjo
主催: PENクラブ・サンパウロ
結果: winner
Prêmio Anchieta
1969
対象作品: O Verdugo
部門: theatre
主催: Prêmio Anchieta(当時の主要文化賞)
結果: winner
APCA賞(最優秀書)
1977
対象作品: Ficções
主催: ブラジル美術評論家協会
結果: winner
グランデ・プラエミオ・ダ・クリーカ(総合業績)
1981
対象作品: 作品全体
部門: lifetime
主催: ブラジル美術評論家協会
結果: winner
ジャブチ賞(Jabuti Prize)
1984
対象作品: Cantares de perda e predileção
部門: poetry
主催: カマラ・ブラジレイラ・ド・リーヴロ
結果: winner
ジャブチ賞(短編)
1993
対象作品: Rútilo nada
部門: short story
主催: カマラ・ブラジレイラ・ド・リーヴロ
結果: winner
Prêmio Moinho Santista(詩部門)
2002
部門: poetry
主催: Prêmio Moinho Santista
結果: winner

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Of Death. Minimal Odes

    死を愛人のように呼び寄せる感覚を軸に、生と死の境界を凝視するミニマルな詩集。簡潔でありながら濃密な言葉の運動のなかに、官能性、霊性、遊び心が同居し、ヒルダ・ヒルストの詩人としての核心を鮮やかに伝える。

    死は終着点ではなく、詩のなかで何度も呼び直される相手になる。

    150ページ
    身体官能性霊性実験詩ブラジル文学

作品

代表作

Presságio

1950年

ヒルストの最初期の詩集。初期の詩的関心が表れている。

宗教的探求

Balada de Alzira

1951年

初期の詩作。1950年代の詩的表現を示す作品のひとつ。

記憶

A obscena senhora D

1982年 長篇小説

宗教性、狂気、官能性を扱う実験的小説。英語訳が出版され国際的注目を集めた。

神学狂気エロティシズム
翻訳
  • 英語訳:The Obscene Madame D(Nightboat Books, 2012)

Com meus olhos de cão

1986年 中編・小説集

視点と語りの実験を行う中編集。英訳で国際的に紹介された。

視点孤独
翻訳
  • 英語訳:With My Dog-Eyes(Melville House, 2014)

Cartas de um sedutor

1991年 小説

手紙形式やメタフィクション的手法を用いた作品。英訳がNightboatから刊行された。

官能虚構と現実の境界
翻訳
  • 英語訳:Letters from a Seducer(Nightboat Books, 2014)

全著作

  • Presságio (1950)
  • Balada de Alzira (1951)
  • Fluxo-floema (1970)
  • Ficções (1977)
  • A obscena senhora D (1982)
  • Com meus olhos de cão (1986)
  • Cartas de um sedutor (1991)
  • Rútilo nada (1993)

作品の翻訳

  • Com meus olhos de cão → With My Dog-Eyes(英訳)
  • A obscena senhora D → The Obscene Madame D(英訳)
  • Cartas de um sedutor → Letters from a Seducer(英訳)

作風・主題

文体
実験的な文体意識の流れ断片化された現実メタナラティブ要素
頻出モチーフ
狂気エロティシズム神学的探求

健康

  • 慢性心疾患および肺疾患
    晩年
    健康状態を悪化させ、最終的な死亡に寄与した
  • 大腿骨骨折
    2004年(入院)
    手術後に感染を起こし臓器不全へとつながった

評価・遺産

生前は国内で限られた読者層に留まっていたが、死後に作品の再刊と英訳が進み国際的評価が高まり、ブラジル現代文学における重要な実験作家として位置づけられている。Casa do Solは創作の拠点として保存・活用されている。

記念館・博物館

  • Casa do Sol(ヒルダ・ヒルストの家 / 文化施設) カンピーナス、サンパウロ州、ブラジル

関連学会

  • ブラジル文学研究会
  • 現代文学研究グループ

資料所蔵先

  • Instituto Hilda Hilst(インスティトゥート・ヒルダ・ヒルスト)

大衆文化への影響

  • FLIP 2018の追悼・顕彰対象

引用

  • 「私の本は売れない、再版されない、人々は私を難解だと思う。私はこの汚名に疲れている…私は常に読まれたかった、引き出しの中に置かれたくなかった。」
    出典: インタビュー(Cadernos de Literatura Brasileira, 1999) (1999年)

豆知識

  • 1960年代のヨーロッパ旅行中にディーン・マーティンと短期間交際したと伝えられる。
  • カンピーナスのCasa do Solを自ら設計し、芸術家や知識人を招いて共同生活の場とした。
  • 録音による霊の声(EVP)の実験を行っていた。
  • 死後に多くの作品が英訳され、国際的評価が高まった。