世界・海外・国外の文学賞

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イリーナ・ラストルゲワ

イリーナ・ラストルゲワ

Irina Rastorgueva

プロフィール

性別
女性
生誕
1983 (ユジノサハリンスク(サハリン州))
国籍
ロシア
言語
ロシア語, ドイツ語, 英語
居住地歴
ユジノサハリンスク(サハリン州) → ベルリン(ドイツ)

経歴

職業
グラフィックデザイナー, 作家, 翻訳者, ドラマターグ, 演出家, 文化ジャーナリスト, 大学講師
活動期間
2006年〜
所属
文化雑誌「ProSakhalin」創設者, チェーホフ劇場(サハリン)ドラマターグ, Far Eastern Theatre Forum / Theatre go round Festival(札幌)芸術制作ディレクター(2015), ベルリンのフリーランスのドラマターグ・演出家, 応用科学大学ハンブルク(デザイン学部)客員講師(冬学期2021/2022)

学歴

サハリン州立大学
フィロロギー(文献学)
卒業年: 2005
国: ロシア

受賞歴

ライプツィヒ書籍賞(ノンフィクション/エッセイ)
2025
対象作品: Pop-up-Propaganda(ポップアップ・プロパガンダ)
部門: ノンフィクション/エッセイ
主催: Preis der Leipziger Buchmesse
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Pop-up-Propaganda: Epikrise der russischen Selbstvergiftung

    ロシアのプロパガンダと社会的自己中毒を主題に据えた批評的論考。メディアと政治言説の力学、歴史認識の操作、情報環境が個人と共同体に与える影響を資料と事例を交えて解明し、プロパガンダの拡散メカニズムとその社会的帰結を問う。

    プロパガンダメディア批評政治歴史認識ロシア社会

作品

代表作

Das Russlandsimulakrum(ロシア・シミュラクラム)

2022年 ノンフィクション/文化評論

プーチン政権下のロシアの状況を文化史的に考察した評論書。著者は「シミュラクラム」という概念を用い、ロシアが実質的な理念や機能を欠いた『内容なき国』になっていること、法制度やイデオロギーが見せかけにすぎないことを論じる。

ロシア政治シミュラクラム文化史プロテストと抵抗

Pop-up-Propaganda(ポップアップ・プロパガンダ)

2025年 ノンフィクション/メディア論

ロシアのメディアとクレムリンの宣伝を三年間にわたって観察・分析した研究書。著者は、プロパガンダが現実そのものを形成するレベルに達しており、いわば『自己中毒』を引き起こしていると論じる。

プロパガンダメディア分析政治コミュニケーション現実と虚構

全著作

  • 「Im Käfig mit dem bösen Wahnsinnigen. Faschismus ist einfach: Russlands Machthaber entfachen auch nach innen ein Gewaltbacchanal. Zivilisten sind Feinde」, FAZ Nr. 76, 31. März 2022, S. 12.
  • Das Russlandsimulakrum. Kleine Kulturgeschichte des politischen Protests in Russland. Matthes & Seitz, Berlin 2022. ISBN 978-3-7518-0802-6
  • Pop-up-Propaganda. Epikrise der russischen Selbstvergiftung. Nachwort Thomas Martin. Matthes & Seitz, Berlin 2025. ISBN 978-3-7518-2037-0

作風・主題

文体
批評的エッセイジャーナリスティックなノンフィクション文化史的アプローチ
頻出モチーフ
プロパガンダとイメージの構築現実の虚構化(シミュラクラム)政治と文化の交差

評価・遺産

ロシアの現代政治とメディアを批判的に分析する論客として、ドイツ語圏でも注目されている。2025年のライプツィヒ書籍賞受賞により、批評・ジャーナリズムの領域での評価が高まった。

引用

  • 「『軍事独裁』は不条理な演劇を演じている」
    出典: Deutschlandfunk(インタビュー要約) (2022年)

豆知識

  • 2011年に文化雑誌「ProSakhalin」を創設した。
  • 2017年以降ベルリンを拠点に活動している。
  • 冬学期2021/2022にハンブルク応用科学大学で講義を行った。
  • 2025年に『Pop-up-Propaganda』でライプツィヒ書籍賞(ノンフィクション/エッセイ部門)を受賞。