世界・海外・国外の文学賞

← ホームに戻る

J. カリフォルニア・クーパー

ジェイ・カリフォルニア・クーパー

J. California Cooper

ペンネーム: カリフォルニア・クーパー本名を明かす前に主に使用していたペンネーム。出身州(カリフォルニア)に由来。

プロフィール

性別
女性
生誕
1931-11-10 (カリフォルニア州バークレー)
死没
2014-09-20 (ワシントン州シアトル) 82歳
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
宗教
キリスト教
居住地歴
バークレー(カリフォルニア州) → オークランド(カリフォルニア州) → テキサス州(父方の出身地マーシャルなど) → シアトル(ワシントン州)

経歴

職業
脚本家, 作家, 劇作家
活動期間
1970年〜2014年
影響を受けた人物
アリス・ウォーカー, テネシー・ウィリアムズ(ペンネームの着想源の一つとして言及)

学歴

カリフォルニア州の工業系高校(名称不明)
期間: 1930年代–1940年代
卒業年: 1949
国: アメリカ合衆国
技術系の高校を卒業したと記録されているが、詳細は不明。
カリフォルニア大学バークレー校(在籍、一時退学)
期間: 在籍期間不明(中退)
国: アメリカ合衆国
一時的に在籍したが中退したとされる。

受賞歴

Black Playwright of the Year
1978
対象作品: Strangers(戯曲)
主催: 不明
結果: winner
James Baldwin Writing Award
1988
主催: 不明
結果: winner
Literary Lion Award
1988
主催: アメリカ図書館協会(American Library Association)
結果: winner
American Book Award
1989
対象作品: Homemade Love
主催: Before Columbus Foundation(アメリカ)
結果: winner

受賞・候補エディション

作品

代表作

A Piece of Mine

1984年 短編集 / 短編小説

クーパーの最初の戯曲以外の著作で、12編の短編を収録。中流〜庶民の女性たちの生活や抑圧、家庭内の問題や暴力、アルコール依存などを主題とする物語が多い。

女性の苦難家庭内暴力貧困と尊厳

Homemade Love

1986年 短編集

13編の短編を収めた作品集。日常生活の中で失われたものや見落とされがちな幸福を再発見する登場人物たちを描く。収録作の一つ「Funny Valentines」は映像化された。

再発見愛と関係性日常の喜びと苦悩
映像化・舞台化
  • [テレビ映画] Funny Valentines(映画化) (1999)

Family

1991年 小説 / ネオスレイヴ・ナラティブ

南北戦争期の奴隷家庭を描くネオスレイヴ・ナラティブ。孫娘クロラの自死とその霊が語る子供Alwaysの生涯を通じて、奴隷制と解放後の差別の現実を描く。

奴隷制家族解放後の差別

The Wake of the Wind

1998年 小説

1860年代のテキサスの農園を舞台に、Lifeeと夫Mordecaiが解放後の混乱と差別の中で子どもたちのためにより良い生活を模索する物語。

解放後の生活人種差別家族の再建

全著作

  • A Piece of Mine(1984)
  • Homemade Love(1986)
  • Some Soul to Keep(1987)
  • Family(1991)
  • The Matter Is Life(1991)
  • In Search of Satisfaction(1994)
  • Some Love, Some Pain, Some Time: Stories(1996)
  • The Wake of the Wind(1998)
  • The Future Has a Past(2001)
  • Age Ain't Nothing but a Number: Black Women Explore Midlife(寄稿、2003)
  • Some People, Some Other Place(2004)
  • Wild Stars Seeking Midnight Suns: Stories(2006)
  • Life is Short but Wide(2009)

翻案

  • 短編「Funny Valentines」のテレビ映画化(1999)

作風・主題

文体
一人称語りが多いおしゃべり調(gossipy)で親しみやすい語り口宗教的倫理観や道徳を反映した教訓的要素
頻出モチーフ
雨や音楽の情景(執筆時に好んだ)家族と世代を超えた物語アフリカ系アメリカ人女性の生活と闘い

健康

  • 心不全
    2014年(死因)
    2014年9月20日に心不全で死去。創作活動は死去まで継続的だった。

評価・遺産

J.カリフォルニア・クーパーは、アフリカ系アメリカ人女性の生活に焦点を当てた短編と小説で知られる作家であり、1980年代以降のアメリカ文学で重要な声と見なされている。戯曲や短編を通じて庶民の視点を描いたこと、アリス・ウォーカーらとの交流を通じて評価を高めたことが評価されている。

資料所蔵先

大衆文化への影響

  • 収録作『Funny Valentines』のテレビ映画化(1999)により一部作品が映像化された。

豆知識

  • 本名はJoan(ジョアン)。長年ペンネーム「J. California Cooper」で活動した。
  • 戯曲を17本執筆しており、1978年にBlack Playwright of the Yearを受賞した。
  • アリス・ウォーカーに勧められて短編小説を書き始めた。
  • かつてチームスターやトラック運転手、マニキュア技師、アラスカのパイプライン作業員など様々な職を経験した。
  • 娘はParis Williamsで、晩年は娘とともにシアトルで暮らした。