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ジョーン・ネストル

ジョーン・ネストル

Joan Nestle

プロフィール

性別
女性
生誕
1940-05-12 (アメリカ合衆国ニューヨーク市)
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
宗教
ユダヤ教
居住地歴
ニューヨーク市(アメリカ合衆国) → オーストラリア(在住)

経歴

職業
作家, 編集者, アーカイブ運営者, 教員
活動期間
1960年〜
所属
レズビアン・ハーストリー・アーカイブズ, CUNY(シティ・ユニバーシティ・オブ・ニューヨーク)関連, Gay Academic Union(創設メンバー)
影響を受けた人物
リリアン・フェイダーマン(学者)

学歴

クイーンズ・カレッジ(CUNY)
英語
学位: Bachelor of Arts
卒業年: 1963
国: アメリカ合衆国
ニューヨーク大学
英語
学位: Master's degree
卒業年: 1968
国: アメリカ合衆国
博士課程を一部履修したが中断し、教職に戻る

受賞歴

トレイルブレイザー賞
2015
主催: ゴールデン・クラウン・リテラリー・ソサエティ
結果: 受賞
ラムダ文学賞(アンソロジー部門・フィクション)
2000
対象作品: 『ヴィンテージ 国際レズビアン・フィクション集』
主催: ラムダ文学賞
結果: 受賞
ラムダ文学賞(レズビアン研究部門)
1999
対象作品: 『A Fragile Union: New and Collected Writings』
主催: ラムダ文学賞
結果: 受賞
ラムダ文学賞(アンソロジー部門・フィクション)
1997
対象作品: 『Women on Women 3』
主催: ラムダ文学賞
結果: 受賞
ビル・ホワイトヘッド賞(功労賞)
1996
主催: パブリッシング・トライアングル(授与組織)
結果: 受賞
ラムダ文学賞(アンソロジー部門・ノンフィクション)
1994
対象作品: 『Sister and Brother: Lesbians and Gay Men Write about Their Lives Together』
主催: ラムダ文学賞
結果: 受賞
ラムダ文学賞(アンソロジー部門)
1992
対象作品: 『The Persistent Desire: A Femme-Butch Reader』
主催: ラムダ文学賞
結果: 受賞
ラムダ文学賞(アンソロジー部門)
1990
対象作品: 『Women on Women 1』
主催: ラムダ文学賞
結果: 受賞
アメリカ図書館協会 ゲイ/レズビアン書籍賞
1988
対象作品: 『A Restricted Country』
主催: アメリカ図書館協会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: A Restricted Country

    レズビアンの生活や記憶、抑圧と抵抗を扱うエッセイと物語の選集。個々の体験を通してコミュニティの歴史と文化を浮き彫りにする作品群である。

    レズビアン文学エッセイコミュニティ史
ラムダ文学賞 1回登壇
  1. 受賞作: A Fragile Union

    Joan Nestle が、レズビアンの性、バトチ・フェムの関係、記憶、歴史、そして病とともに生きる身体について綴ったエッセイと短い物語をまとめた一冊。親密さと政治性を行き来しながら、共同体の脆さと希望を見つめる。

    親密さと差異のあいだで、レズビアンの歴史を言葉にする。

    230ページ
    レズビアンの性バトチ・フェム関係歴史の保存記憶と喪失病と希望

作品

代表作

『A Fragile Union: New and Collected Writings』

1998年 随筆集・回顧録的エッセイ

ネストルのエッセイや短めの作品を集めた作品集。フェミニズム、レズビアンの歴史、個人的回想を含む。

レズビアン史フェミニズム個人的記憶

『A Restricted Country』

1988年 短編小説集

ネストルの短編を収めた作品集。レズビアンの生活や性的表現を扱い、当時議論を呼んだ。

セクシュアリティバッチ・フェム関係

『The Persistent Desire: A Femme-Butch Reader』

1992年 アンソロジー/学術寄与

バッチとフェムに関するエッセイや証言を集めた重要なアンソロジー。研究・教育分野でも広く参照される。

バッチとフェム文化史アイデンティティ

『Women on Women』シリーズ(編纂)

1990年 アンソロジー(レズビアン短編)

ネストルが編纂したレズビアン短編アンソロジーシリーズ。複数巻にわたり多数の作家を収録。

レズビアン文学コミュニティの表現

全著作

  • 『A Restricted Country』 (1988)
  • 『Women on Women 1: An Anthology of Lesbian Short Fiction』 (1990)(編)
  • 『The Persistent Desire: A Femme-Butch Reader』 (1992)(編)
  • 『Sister and Brother: Lesbians and Gay Men Write about Their Lives Together』 (1994)(共編)
  • 『Women on Women 3』 (1996)(共編)
  • 『A Fragile Union: New and Collected Writings』 (1998)
  • 『The Vintage Book of International Lesbian Fiction』 (1999)(共編)
  • 『GENDERqUEER: Voices from Beyond the Binary』 (2002)(共編)

翻案

  • ドキュメンタリー『Hand on the Pulse』 (2002) に登場
  • ドキュメンタリー『Not Just Passing Through』 (1994) に登場

作風・主題

文体
政治的・活動的なエッセイ赤裸々で直接的な性表現アーカイブ志向の記述
頻出モチーフ
バッチとフェムの関係レズビアンのコミュニティと記憶ユダヤ人としてのアイデンティティ

健康

  • 大腸がん(診断)
    1995(引退の理由となった病気)
    1995年に教職を退く原因となった
  • 乳がん(診断)
    2001(診断)
    2001年に診断されたが、その後も活動を継続

評価・遺産

ネストルはレズビアン史の記録と保存を先導した活動家・編集者・作家であり、レズビアン文化研究やバッチ・フェム研究に大きな影響を与えた。彼女が共同創設したレズビアン・ハーストリー・アーカイブズはコミュニティ史の重要な拠点となっている。

関連学会

  • CLAGS(CUNYのCenter for Lesbian and Gay Studies)
  • Gay Academic Union(創設メンバー)

資料所蔵先

  • レズビアン・ハーストリー・アーカイブズ
  • オーストラリア・クィア・アーカイブ(パトロン)

大衆文化への影響

  • ドキュメンタリー作品に登場(『Hand on the Pulse』、『Not Just Passing Through』等)

引用

  • 「女性として、レズビアンとして、ユダヤ人として、私が歴史と呼ぶものの多くは他者によってそうは見なされないと知っている。しかし、その排除に答えることこそが一生の仕事である。」
    出典: Jewish Women's Archive(出典)

豆知識

  • 1974年、彼女が共同で設立したレズビアン・ハーストリー・アーカイブズは当初彼女の共同生活アパートのパントリーで始まった。
  • 1978年以降に創作を始め、その官能的表現は1980年代のフェミニスト・セックス戦争で論争を呼んだ。
  • 現在はパートナーのダイアン・オットー(メルボルン大学教授)とともにオーストラリア在住で、現地で教鞭を執ることもある。