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ラムダ文学賞 らむだぶんがくしょう

第11回(1999年)

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受賞者

5名
ドロシー・アリソン どろしー ありそん 受賞
Cavedweller

過去の傷を抱えた女性が故郷に戻り、失った家族を取り戻そうとする重厚な小説。暴力と再生が交差する南部の物語。

傷ついた家族の再接続を描く、重厚な帰郷の物語。

家族トラウマ帰郷再生南部文学
小説家

アメリカ南部出身の作家。家族やトラウマ、階級の問題を力強く描き、女性や性的少数者の視点を重視する作品で知られる。

アリソン・ベクデル ありそん べくでる 受賞
The Indelible Alison Bechdel

『Dykes to Watch Out For』の世界を外側から見渡し、Alison Bechdel が長年描いてきたコミックの蓄積と創作の背景を振り返る回顧的な一冊。ユーモアと批評性を保ちながら、作品の文脈とキャラクターの広がりを紹介する。

作品の裏側へ踏み込み、コミック・ストリップの積み重ねをたどる。

223ページ
レズビアン文化クィアの共同体コミック・ストリップ自伝性創作の背景
漫画家・作家

アメリカの漫画家・作家。自伝的漫画やエッセイで知られ、家族やセクシュアリティを題材にした鋭い観察とユーモアが特徴。

ジョーン・ネストル じょーん ねすとる 受賞
A Fragile Union

Joan Nestle が、レズビアンの性、バトチ・フェムの関係、記憶、歴史、そして病とともに生きる身体について綴ったエッセイと短い物語をまとめた一冊。親密さと政治性を行き来しながら、共同体の脆さと希望を見つめる。

親密さと差異のあいだで、レズビアンの歴史を言葉にする。

230ページ
レズビアンの性バトチ・フェム関係歴史の保存記憶と喪失病と希望
活動家・作家

レズビアン史料保存と史研究に尽力した活動家・作家。レズビアンの歴史を記録し保存する活動で知られる。

マイケル・トーマス・フォード まいける とーます ふぉーど 受賞
Alec Baldwin Doesn't Love Me and Other Trials of My Queer Life

Michael Thomas Ford が、クィアな日常の可笑しさとほろ苦さを軽快に切り取ったエッセイ集。恋愛、家族、ポップカルチャー、自己皮肉を交えながら、90年代のゲイライフをユーモラスに描く。

鋭い観察と自虐的な笑いで、クィアな生活の輪郭を描く。

234ページ
ゲイの生活ユーモアエッセイ家族と恋愛自己皮肉90年代のクィア文化
作家

アメリカの作家。ユーモアと社会批評を交えたエッセイやフィクションで知られ、ゲイ文化を題材にした著作が評価される。

ニコラ・グリフィス にこら ぐりふぃす 受賞
The Blue Place

元潜入捜査官の Aud Torvingen が、アトランタでの危険な事件に巻き込まれていく物語。強さと孤独を抱えた主人公が、爆破事件、資金洗浄、そしてノルウェーへの旅路を通じて、危うい均衡を崩していく。

危険だけが自分を生かすと感じる女性が、事件の渦へ踏み込む。

308ページ
クライムサスペンス女性主人公アトランタノルウェー暴力と緊張
小説家・編集者

イギリス出身の小説家・編集者。SFやミステリ、ジェンダーを扱う作品で知られ、複数のラムダ賞を受賞している。