世界・海外・国外の文学賞

← ホームに戻る

ジョン・スカルジ

ジョン・スカルジ

Jon Sukaruji

プロフィール

性別
男性
生誕
1969-05-10 (フェアフィールド(カリフォルニア州))
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
居住地歴
コビナ(カリフォルニア州) → グレンドラ(カリフォルニア州) → アズーサ(カリフォルニア州) → サンディマス(カリフォルニア州) → ブラッドフォード(オハイオ州)

経歴

職業
作家, 小説家(SF), ブロガー, 批評家, クリエイティブコンサルタント
活動期間
1990年〜
所属
Science Fiction and Fantasy Writers of America(元会長)
所属団体
Science Fiction and Fantasy Writers of America
影響を受けた人物
ロバート・A・ハインライン, オルソン・スコット・カード, ジョー・ホールドマン

学歴

シカゴ大学
学部 / 哲学
学位: Bachelor of Arts
期間: 1987–1991
卒業年: 1991
国: アメリカ合衆国
学位取得後も論文は提出せず卒業。学生新聞編集長を務めた経験あり。

受賞歴

ジョン・W・キャンベル最優秀新人賞
2006
主催: Locus / Hugo関連団体
結果: Won
ヒューゴー賞(ベスト・ファン・ライター)
2008
対象作品: ブログ「Whatever」
部門: Fan Writer
主催: Worldcon(ヒューゴー賞)
結果: Won
ヒューゴー賞(ベスト・ノンフィクション関連作)
2009
対象作品: Your Hate Mail Will Be Graded: A Decade of Whatever 1998–2008
部門: Related Work
主催: Worldcon(ヒューゴー賞)
結果: Won
ヒューゴー賞(ベスト・ノベル)
2013
対象作品: レッドシャツ(Redshirts)
部門: Novel
主催: Worldcon(ヒューゴー賞)
結果: Won
ローカス賞(最優秀SFノベル)
2018
対象作品: ザ・コラプシング・エンパイア(The Collapsing Empire)
部門: Science Fiction Novel
主催: Locus(ローカス)
結果: Won
ローカス賞(最優秀SFノベル)
2023
対象作品: カイジュウ保護協会(The Kaiju Preservation Society)
部門: Science Fiction Novel
主催: Locus(ローカス)
結果: Won
ロバート・A・ハインライン賞
2023
主催: The Heinlein Society
結果: Won

受賞・候補エディション

ゲフェン賞 2回登壇
  1. 受賞作: Old Man's War

    高齢者が若返り強化された兵士として宇宙軍に参加するという設定の軍事SF。戦争の倫理やアイデンティティの問題を視点に、人間性を問う作品。

    軍事SFアイデンティティ改造/強化
  2. 受賞作: Redshirts

    物語のメタ要素を強く打ち出したSF長編。テレビシリーズの端役(redshirts)が自らの運命に気付き、同調や抵抗を通じて運命を変えようとする物語。

    メタフィクションSFユーモア運命
  1. 受賞作: The Ghost Brigades

    『The Ghost Brigades』は『Old Man's War』シリーズの続編で、死者のDNAなどから創られた特殊部隊“ゴースト旅団”と、その兵士たちが直面する倫理的・存在論的問題を描くSF軍事小説。意識とアイデンティティ、戦争の倫理が中心。

    SF軍事意識とアイデンティティ
ヒューゴー賞 1回登壇
  1. パンデミック下で職を失ったジェイミーが、並行世界にある怪獣の生息地へ送り込まれ、保護組織の一員として巨大生物と人間側の思惑に向き合う。軽快なユーモアと怪獣映画への愛情を前面に出した冒険SF。

    怪獣がいるもうひとつの地球で、ジェイミーの新しい仕事が始まる。

    496ページ
    怪獣並行世界環境保護冒険SFユーモア企業の思惑

作品

代表作

オールド・マンズ・ウォー(Old Man's War)

2005年 ミリタリーSF

高齢の退役軍人が若返らせられて宇宙植民の戦争に参加する、軍事SFを基調とした物語。

軍事アイデンティティ老いと若返り

レッドシャツ(Redshirts)

2012年 メタフィクション/SF

物語世界のエキストラ(“レッドシャツ”)たちの視点から進む、作品内フィクションと現実の境界を問うメタ的SFコメディ。

メタフィクション運命と自由意志パロディ/ユーモア

ザ・コラプシング・エンパイア(The Collapsing Empire)

2017年 スペースオペラ

独自の宇宙航路(フロー)を中心に展開する政治・経済・技術の衝突を描くスペースオペラ。

帝国/政治経済技術的脆弱性

カイジュウ保護協会(The Kaiju Preservation Society)

2022年 ハードSF寄りのエンターテインメント

巨大生物(カイジュウ)を保護するための秘密組織と異世界的状況を描いた、ユーモアのあるSF小説。

巨大生物保護と倫理科学と冒険

スターター・ヴィラン(Starter Villain)

2023年 SF/エンターテインメント

現代的な要素を取り入れたエンターテインメント性の強いSF長編。悪役の立場や成長を描く要素が含まれる。

英雄像と悪役自己認識ユーモア

全著作

  • Agent to the Stars (1999/2005)
  • Old Man's War(2005)
  • The Ghost Brigades(2006)
  • Redshirts(2012)
  • The Collapsing Empire(2017)
  • The Kaiju Preservation Society(2022)
  • Starter Villain(2023)

翻案

  • Netflix『Love, Death & Robots』への短編採用("Three Robots"等)
  • テレビ『Stargate Universe』へのクリエイティブコンサルタント参加(クレジットあり)

作風・主題

文体
ユーモアを織り交ぜた語り口会話中心で読みやすい文体ハードSF要素とエンタメの両立
頻出モチーフ
軍事と戦争テクノロジーと倫理職業的立場から見た人間性

評価・遺産

ジョン・スカルジはブログ運営によるファン活動と、複数のヒューゴー賞・ローカス賞受賞で知られる現代の米国SF作家。ユーモアと読みやすさを備えた作品群は広い読者層に影響を与え、映像化や脚本寄与を通じて大衆文化にも浸透している。

関連学会

  • Science Fiction and Fantasy Writers of America(SFWA)

大衆文化への影響

  • Netflix『Love, Death & Robots』への短編採用でアニメ媒体にも展開
  • ブログ『Whatever』を通じたネット文化への影響

引用

  • 小説を書き始めるとき、自分の好きなジャンルにするためにコインを投げた。表ならSF、裏ならミステリ。コインは表だった。
    出典: Dayton Daily News(インタビュー) (2016年)

豆知識

  • 個人ブログ「Whatever」を1998年から継続して運営している。
  • 2015年にTorと10年・13冊の大型契約(約340万ドル)を締結した。
  • 短編がNetflixアニメ『Love, Death & Robots』で複数話に採用された。
  • 2010年から2013年までSFWA会長を務めた。