世界・海外・国外の文学賞

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ジョゼ・エドゥアルド・アグアルーザ(José Eduardo Agualusa Alves da Cunha)

ジョゼ・エドゥアルド・アグアルーザ

José Eduardo Agualusa

プロフィール

性別
男性
生誕
1960-12-13 (ノヴァ・リスボア(現在のフアンボ)、海外州アンゴラ)
国籍
アンゴラ
言語
ポルトガル語
居住地歴
フアンボ(出生地) → リスボン(留学・在住) → ベルリン(滞在・執筆) → アムステルダム(作家レジデンス) → モザンビーク島(現住所、図書館設立活動)

経歴

職業
作家, コラムニスト, ジャーナリスト, 劇作家
活動期間
1989年〜
影響を受けた人物
エサ・デ・ケイロス(Eça de Queiroz), ルソフォーンおよびアフリカの口承・歴史研究
影響を与えた人物
同世代および後進のルソフォーン作家, ポルトガル語圏の翻訳文学コミュニティ(訳者ダニエル・ハーンとの協働での影響)

学歴

リスボン大学(農学・林学)
農学・林学
国: ポルトガル
リスボンで農学と林学を学んだ記録があるが、学位・年度の詳細は不明。

受賞歴

インディペンデント外国文学賞
2007
対象作品: 『カメレオンの書』(原題:O Vendedor de Passados)
主催: Independent(英国)
結果: 受賞
国際ダブリン文学賞
2017
対象作品: 『忘却の一般理論』(原題:Teoria Geral do Esquecimento / A General Theory of Oblivion)
主催: 国際ダブリン文学賞実行委員会
結果: 受賞(訳者ダニエル・ハーンと共に受賞、作家の取り分 €75,000)
RTP大文学賞
1997
対象作品: 『Nação Crioula(クレオール)』
主催: RTP(ラジオ・テレビジョン・ポルトガル)
結果: 受賞
マン・ブッカー国際賞(ショートリスト)
2016
対象作品: 『忘却の一般理論』
主催: The Man Booker Prizes
結果: ショートリスト(候補)

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: A General Theory of Oblivion(忘却の一般理論)

    1970年代のアンゴラ独立とその混乱を背景に、家に壁を作って閉じこもった女性を中心に展開する物語。個人の孤立と国家的暴力、記憶と忘却が交差し、歴史の周縁に生きる人々の声を浮かび上がらせる叙事的長編。

    1970年代のアンゴラ独立とその混乱を背景に、家に壁を作って閉じこもった女性を中心に展開する物語。

    240ページ
    記憶戦争と独立孤立歴史

作品

代表作

『忘却の一般理論』

2012年 小説(歴史・社会描写)

ルアンダの住民ルドが独立直前に自宅に立てこもり、約30年間外界と断絶して過ごすことでアンゴラの近代史を映し出す物語。過去と記憶、孤立と共同体の関係を描く。

記憶歴史と個人孤立独立と社会変動
翻訳
  • 英語(ダニエル・ハーン訳)

『カメレオンの書』

2004年 短編小説/物語集

過去の捏造や記憶の売買といった主題を通じて、個人と歴史の交差をユーモアと哀愁を交えて描く。物語の語りや視点の転換が特徴的。

記憶の改変アイデンティティ歴史の語り直し
翻訳
  • 英語(ダニエル・ハーン訳)

『クレオール(Nação Crioula)』

1997年 小説

架空のポルトガル人冒険家と元奴隷の女性の禁断の愛を通じて、植民地期から近代にかけてのアンゴラ社会の変容を描く。

植民地主義と人種階級移動愛と権力

『雨季(Estação das Chuvas)』

1996年 伝記的小説

アンゴラの詩人・歴史家リディア・ド・カルモ・フェレイラの実在に基づく物語。政治的混乱と個人の失踪を巡る描写を含む。

個人史と政治記憶の不確かさ
翻訳
  • 英語(ダニエル・ハーン訳、2009)

全著作

  • 『A Conjura』(1989)
  • 『Estação das Chuvas』(1996)
  • 『Nação Crioula』(1997)
  • 『O Vendedor de Passados』(2004)
  • 『Teoria Geral do Esquecimento』(2012)
  • その他多数の短編集・随筆・劇作

翻案

  • 劇作『Aquela Mulher』の上演(ブラジル、2008–2009)

作品の翻訳

  • 英語(ダニエル・ハーン訳を中心に25言語以上に翻訳)

作風・主題

文体
歴史とフィクションを融合する語り口幻想的・一夢的な描写多声的なナラティブ
頻出モチーフ
記憶と忘却植民地の遺産個人史と集合的歴史の交差

評価・遺産

アグアルーザはアンゴラ現代文学を国際舞台に広めた主要な作家の一人であり、歴史と想像力を結びつける作風で高く評価されている。英語を含む多言語への翻訳と主要国際賞の受賞によりルソフォーン文学の可視化に貢献した。

大衆文化への影響

  • 作品の抜粋がアンソロジーや国際的な現代アフリカ文学コレクションに収録されている。

引用

  • (アナ・マファルダ・レイテ)アグアルーザの作品はしばしば歴史とフィクションをつなぎ、過去の記述とありえたかもしれない出来事の描写の間に橋をかける。
    出典: Ana Mafalda Leite, 『The Postcolonial Literature of Lusophone Africa』(1996) (1996年)

豆知識

  • 2007年のインディペンデント外国文学賞で受賞した最初のアフリカ人作家の一人とされる。
  • ブラジルの出版社Língua Geralを共同設立している。
  • モザンビーク島に在住し、同島での公共図書館設立に取り組んでいる。