世界・海外・国外の文学賞

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フアン・ガブリエル・バスケス

フアン・ガブリエル・バスケス

Juan Gabriel Vasquez

プロフィール

性別
男性
生誕
1973-01-01 (コロンビア、ボゴタ)
国籍
コロンビア, スペイン
言語
スペイン語
居住地歴
パリ(フランス) → アルデンヌ(ベルギー) → バルセロナ(スペイン) → ボゴタ(コロンビア)

経歴

職業
作家, 翻訳家, ジャーナリスト
活動期間
1990年〜
影響を受けた人物
ガブリエル・ガルシア=マルケス, ホルヘ・ルイス・ボルヘス, ジョセフ・コンラッド, ロベルト・ボラーニョ, マリオ・バルガス・リョサ

学歴

ローサリオ大学
法学部 / 法学科
学位: Law degree
期間: 1990–1996
卒業年: 1996
国: コロンビア
学士論文は『イリアスにおける法的プロトタイプとしての復讐』
パリ大学(ソルボンヌ)
文学研究・ラテンアメリカ文学の研究課程(中途退学) / ラテンアメリカ文学
期間: 1996–1998
国: フランス
論文は完成せず執筆活動に転じた

受賞歴

アルファグアラ賞
2011
対象作品: 『落ちるものの音』
主催: アルファグアラ(出版社)
結果: winner
プリーズ・ロジェ・カヨワ
2012
主催: Prix Roger Caillois 運営団体
結果: winner
プレミオ・グレゴール・フォン・レッツォーリ
2013
対象作品: 『落ちるものの音』(イタリア語訳)
主催: Premio Gregor von Rezzori 運営
結果: winner
インターナショナル・ダブリン文学賞
2014
対象作品: 『落ちるものの音』
主催: Dublin City Public Libraries & Archive
結果: winner
レアル・アカデミア・エスパニョーラ賞
2014
対象作品: 『レピュテーションズ』
主催: スペイン王立アカデミー
結果: winner
カヴァリエ・ドゥ・レ・ゾール・デ・ザール・エ・デ・レトル
2016
主催: フランス文化省
結果: honor
イスベリャ・ラ・カトリカ勲章(オフィシエ)
2018
主催: スペイン王室
結果: honor
カジノ・ダ・ポーヴォア文学賞
2018
対象作品: 『廃墟のかたち』
主催: Casino da Póvoa(ポルトガル)
結果: winner

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: The Sound of Things Falling

    コロンビアの暴力の記憶が個人の生活と関係に及ぼす影響を、主人公の回想や関係性を通して描く。過去と現在の繋がりを静かに問いかける文学作品。

    記憶暴力歴史個人史贖罪

作品

代表作

『ペルソナ』

1997年 小説

フローレンスを舞台にした短編的な初期小説。作者は後に初期作を再刊しないと述べている。

初期の模索個人の内面

『アリーナ・スプリカンテ』

1999年 小説

初期の短編小説。作者は初期2作を後に未熟だとして再刊しないことを明言している。

若年期の文体実験

『ロス・インフォルマンテス』(The Informers)

2004年 小説

成熟した作風で国際的な評価を得た作品。批評家や作家の高い評価を受け、複数言語に翻訳された。

記憶暴力歴史と個人

『コスタグアナの秘密の歴史』

2007年 歴史的フィクション

ジョセフ・コンラッドの足跡やパナマ運河建設期の歴史と対話する小説。批評的な評価を受ける。

歴史の再考文学的対話ナショナル・アイデンティティ

『落ちるものの音』

2011年 小説

コロンビアの暴力と個人の喪失を繊細に描いた長編。アルファグアラ賞やインターナショナル・ダブリン文学賞など多数受賞。

暴力の影響記憶と喪失トラウマの語り
翻訳
  • 英訳
  • フランス語訳
  • イタリア語訳

『レピュテーションズ』

2013年 短編小説(短篇)

風刺や社会的テーマを含む短編的作品。スペインやポルトガル語圏で複数の賞を受賞した。

評判と真実メディアと政治

『廃墟のかたち』

2015年 歴史・犯罪小説的要素

20世紀のコロンビアの暗殺事件を扱い、自己の物語と歴史の交差を試みる挑戦的な長編。

犯罪と歴史真実の探求記憶の不確かさ

『振り返る』

2020年 随筆/回顧

著者の創作・思索の軌跡をまとめた作品集(英題 'Retrospective')。

回顧作家論

全著作

  • 『ペルソナ』 (1997)
  • 『アリーナ・スプリカンテ』 (1999)
  • 『ロス・インフォルマンテス』 (2004)
  • 『コスタグアナの秘密の歴史』 (2007)
  • 『落ちるものの音』 (2011)
  • 『レピュテーションズ』 (2013)
  • 『廃墟のかたち』 (2015)
  • 『振り返る』 (2020)

作家による翻訳

  • ジョセフ・コンラッド『闇の奥』の翻訳(2016)

作品の翻訳

  • 『落ちるものの音』の英訳・仏訳・伊訳ほか多数
  • 『コスタグアナの秘密の歴史』の英訳ほか

作風・主題

文体
現実主義的で冷静な文体歴史と個人の記憶を織り交ぜる語り精緻で抑制された描写
頻出モチーフ
記憶と忘却暴力の余波亡命・移住歴史と個人の関係

評価・遺産

現代コロンビアを代表する作家の一人として国際的な評価を得ている。歴史と個人の記憶をめぐる作品群は多くの言語に翻訳され、国際的な文学賞を多数受賞している。

関連学会

  • 王立文学協会(RSL)インターナショナル・ライター

大衆文化への影響

  • 国際的な文学賞受賞により複数言語版が普及、学術論文や評論の対象に

引用

  • 『百年の孤独』は無限に賞賛できる本だが、その教えが模倣者にそのまま当てはまるわけではない。コロンビアの作家が同じ道を歩むことは野心のない者だけだろう。
    出典: エル・エスペクタドール(寄稿), 2014 (2014年)

豆知識

  • 『落ちるものの音』はアルファグアラ賞(2011)及びインターナショナル・ダブリン文学賞(2014)を受賞した。
  • 作品は28言語以上に翻訳されている。