世界・海外・国外の文学賞

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相賀 安太郎(渓芳)

そが やすたろう(けいほう)

Yasutaro (Keiho) Soga

ペンネーム: 渓芳俳号・ペンネームとして用いた号

プロフィール

性別
男性
生誕
1873-03-18 (東京)
死没
1957-03-07 (ホノルル(ハワイ)) 83歳
国籍
日本, アメリカ合衆国(1952年に帰化)
言語
日本語
居住地歴
東京 → 横浜 → ワイアナエ(ハワイ) → ワイパフ(ハワイ) → モロカイ島(ハワイ) → ホノルル(ハワイ) → サンタフェ(ニューメキシコ、米国) — 抑留期間中

経歴

職業
ジャーナリスト, 編集者, 詩人(短歌), 活動家, 回顧録作者
活動期間
1896年〜1957年
影響を受けた人物
マキノ・キンザブロウ(Fred Kinzaburo Makino), 根来元之(Motoyuki Negoro)
影響を与えた人物
ハワイの日系二世・三世の詩人やアジア系米国文学研究者

受賞歴

アメリカン・ブック・アワード
1985
対象作品: 鉄条網の向こうの詩人たち(Poets behind Barbed Wire)
主催: Before Columbus Foundation(授与団体)
結果: 受賞(没後)

受賞・候補エディション

作品

代表作

鉄条網の向こうの生活(手冊:抄訳/回想録)

1948年 回想録

第二次世界大戦中に日系人指導者として軍・司法省によって抑留された経験を綴った回想録。抑留生活の実情、共同体の動揺、帰還後の生活を記載しており、早期の戦時抑留記録のひとつとされる。

抑留移民体験共同体人権
翻訳
  • 英語訳:Kihei Hirai 訳『Life behind barbed wire: the World War II internment memoirs of a Hawaiʻi Issei』

鉄条網の向こうの詩人たち(短歌集・アンソロジー)

1983年 詩(短歌)/アンソロジー

Sogaと同時代の日系居住者の短歌を集めたアンソロジー。戦時中の抑留体験やハワイでの生活を背景にした作品を含む。

短歌抑留郷愁ハワイ生活

五十年のハワイ回顧(自伝)

1953年 自伝/随筆

ハワイで過ごした半世紀にわたる経験をまとめた自伝的回想録。移民としての労働、新聞編集者としての活動、コミュニティ構築の努力などを綴る。

移民史労働運動コミュニティ

全著作

  • 『鉄条網の向こうの生活』(回想録、1948)
  • 『鉄条網の向こうの詩人たち:短歌集』(編・共著収録、1983)
  • 『五十年のハワイ回顧』(自伝、1953)

作品の翻訳

  • 『Life Behind Barbed Wire』(英訳:平井喜平、2007、University of Hawaii Press)

作風・主題

文体
短歌を中心とした簡潔で抒情的な文体ジャーナリスティックな明快さと記録性
頻出モチーフ
ハワイでの生活と郷愁労働と権利抑留と自由への希求

評価・遺産

相賀渓芳(安太郎)はハワイの日系コミュニティにおける重要なジャーナリスト・指導者であり、短歌詩人としても知られる。戦時中の抑留を記録した回想録は歴史的資料として高い評価を受け、日系米国人の経験を伝える重要な証言となっている。

記念館・博物館

  • Japanese Cultural Center of Hawaii(日本文化センター) ホノルル、ハワイ(住所詳細省略)

関連学会

  • 日系アメリカ研究関連学会(一般)

資料所蔵先

  • Japanese Cultural Center of Hawaii の抑留者ディレクトリ等資料
  • University of Hawaii Press などに所蔵される翻訳版・出版資料

大衆文化への影響

  • 日系アメリカ文学のアンソロジーや歴史書での引用・採録

豆知識

  • 1941年12月7日の真珠湾攻撃直後に逮捕され、戦時中は複数の抑留施設に収容された。
  • かつて Nippu Jiji(日本語新聞)の編集長を務め、ハワイの日系労働者の権利擁護に尽力した。
  • 1952年に米国へ帰化した。
  • 戦時中の体験を綴った回想録は、抑留記録の早期資料として重要視されている。
  • 1985年にアンソロジー『Poets behind Barbed Wire』でアメリカン・ブック・アワードを受賞(没後受賞)。