世界・海外・国外の文学賞

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レイラ・ヴェンネヴィッツ

レイラ・ヴェンネヴィッツ

Leila Vennewitz

別名: Leila Croot

プロフィール

性別
女性
生誕
1912-01-01 (ハンプシャー(イングランド))
死没
2007-08-08 (バンクーバー、ブリティッシュコロンビア(カナダ)) 95歳
国籍
イギリス, カナダ
言語
英語, ドイツ語, フランス語, 中国語
居住地歴
ポーツマス(幼少期) → バンクーバー(晩年、約50年間)

経歴

職業
翻訳者
活動期間
1962年〜1997年
影響を受けた人物
ハインリヒ・ベーベル(翻訳対象作家として深い関係あり), アレクサンダー・クルーゲ, フリードリヒ・デュレンマット

学歴

ソルボンヌ(パリ大学)
期間: 不明
国: フランス
パリでの研究を含む。詳細な在籍年は不明。
ドイツの複数機関での研修
期間: 不明
国: ドイツ
ドイツでの継続的な学習・研修を経てドイツ語の習得に至る。
中国での長期滞在(複数地域)
期間: 約12年
国: 中国
中国で約12年間を過ごしたとされるが、所属機関の詳細は不明。

受賞歴

シュレーゲル=ティーク賞
1968
対象作品: 『Ende einer Dienstfahrt』(英語版『End of a Mission』)
主催: Society of Authors(ソサエティ・オブ・オーサーズ)
結果: 受賞
Goethe House P.E.N.賞(American Center of P.E.N.)
1979
対象作品: 『Und sagte kein einziges Wort』(英語版『And Never Said a Word』)
主催: American Center of P.E.N.
結果: 受賞
Helen and Kurt Wolff 翻訳賞
1997
対象作品: 『Jakob der Lügner』(英語版『Jacob the Liar』)
主催: Helen and Kurt Wolff Prize 運営団体
結果: 受賞
German Literary Prize(American Translators Associationより)
1989
対象作品: 『Brandung』(英語版『Breakers』)
主催: American Translators Association
結果: 受賞
シュレーゲル=ティーク賞(ショートリスト)
1994
対象作品: 『Narziss und Goldmund』(英語版『Narcissus and Goldmund』)
主催: Society of Authors
結果: ショートリスト

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Jacob the Liar

    『ヤコブ・リーバー』は第二次世界大戦中のユダヤ人ゲットーを舞台に、主人公ヤコブが人々に希望を与えるために架空の戦況ニュースを流すことで共同体に慰めと欺瞞をもたらす物語。ユーモアと悲劇が混在し、生存と倫理の葛藤を描く。

    ホロコースト希望と欺瞞共同体と倫理

作品

代表作

『Billiards at Half-Past Nine』

1962年 小説(翻訳)

ハインリヒ・ベッレの作品を英語に翻訳した代表作の一つ。戦後ドイツの世代や道徳を巡る物語。

戦後ドイツ家族史道徳

『The Clown』

1965年 小説(翻訳)

ハインリヒ・ベッレの代表作を英語に翻訳。個人と社会の対立を描く。

個人と社会道徳孤立

『End of a Mission(Ende einer Dienstfahrt)』

1968年 小説(翻訳)

ハインリヒ・ベッレの作品を英訳。翻訳によりシュレーゲル=ティーク賞を受賞。

職務と個人責任

『Group Portrait with Lady』

1973年 長編小説(翻訳)

ハインリヒ・ベッレの長編を英訳。群像劇としての特徴を英語読者に伝えた。

群像劇社会批評

『The Train Was on Time』

1973年 小説(翻訳)

ベーベル作品の英訳。戦争と記憶を扱った短めの作品。

戦争記憶

『The Lost Honor of Katharina Blum』

1975年 小説(翻訳)

政治的圧力やメディアの暴力を扱うベーベルの作品を英訳。

メディア批判政治

『And Never Said a Word(Und sagte kein einziges Wort)』

1979年 小説(翻訳)

ベーベルの作品を英語に翻訳し、Goethe House P.E.N.賞を受賞した翻訳。

家族沈黙

『A Soldier's Legacy(Das Vermächtnis)』

1981年 小説(翻訳)

戦後を背景に家族と遺産を巡るテーマを扱う作品の英訳。

家族遺産戦後

『Jacob the Liar(Jakob der Lügner)』

1983年 小説(翻訳)

ヤーノック・ベッカー(Jurek Becker)の作品を英訳。翻訳によりHelen and Kurt Wolff賞を受賞。

ホロコースト希望と虚構

『The Invention of Curried Sausage』

1995年 短編/エッセイ(翻訳)

Uwe Timm の作品を英訳したもの。文化的な逸話を扱う短めの作品。

文化記憶

全著作

  • Billiards at Half-Past Nine(1962)
  • The Clown(1965)
  • End of a Mission(1968)
  • Group Portrait with Lady(1973)
  • The Train Was on Time(1973)
  • The Lost Honor of Katharina Blum(1975)
  • The Bread of Those Early Years(1976)
  • And Never Said a Word(1979)
  • A Soldier's Legacy(1981)
  • Days of Greatness(1981)
  • The Deception(Nicolas Born)(1983)
  • Jacob the Liar(1997 翻訳賞受賞)
  • The Invention of Curried Sausage(1995)
  • The Father of a Murderer(1994)

翻案

  • 『ヤコブ・ザ・ライアー』(原作の映画化あり)

作風・主題

文体
原文の語調と雰囲気を尊重する忠実な英訳流暢で読みやすい英語表現への適応
頻出モチーフ
戦後ドイツ社会の描写個人と社会の関係道徳的ジレンマ

評価・遺産

レイラ・ヴェンネヴィッツはドイツ語文学を英語圏に紹介した主要な翻訳者の一人であり、特にハインリヒ・ベールら戦後ドイツ作家の作品を広く英語で読まれるようにした。複数の翻訳賞を受賞し、翻訳の質の高さで評価された。

関連学会

  • American Translators Association(関係)
  • Society of Authors(関係)

資料所蔵先

  • インディアナ大学(Leila Vennewitz の遺稿保管)

豆知識

  • 出生名は Leila Croot(リラ・クルート)。
  • 兄は外科医のサー・ジョン・クルート(Sir John Croot)。
  • ソルボンヌで学び、その後ドイツと中国での長期滞在を経ている。
  • 生涯の最後の約50年間をカナダ・バンクーバーで過ごした。
  • 死後、遺稿はインディアナ大学に保管されている。
  • 結婚は二度経験している。