世界・海外・国外の文学賞

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ルー・ウェルチ

ルー・ウェルチ

Ruu Weruchi

プロフィール

性別
男性
生誕
1926-08-16 (アリゾナ州フェニックス)
死没
1971-05-23 (カリフォルニア州(山中)) 44歳
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
居住地歴
フェニックス(アリゾナ州) → カリフォルニア州(移住、育成) → ポートランド(オレゴン州、リード大学在学) → ニューヨーク市(広告コピーライターとして勤務) → サンフランシスコ(詩人コミュニティ参加) → カリフォルニア山地(失踪時)

経歴

職業
詩人, 教師(ワークショップ講師), 広告コピーライター, タクシー運転手
活動期間
1948年〜1971年
影響を受けた人物
ガートルード・スタイン, ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ, ゲイリー・スナイダー, フィリップ・ホーラン
影響を与えた人物
ビート世代の同時代詩人や後進のカリフォルニア詩人, ジャック・ケルアック(作品内人物のモデル)

学歴

ストックトン・ジュニアカレッジ
期間: 1940年代
国: アメリカ合衆国
ここでガートルード・スタインに興味を持つようになった
リード大学
哲学・英文学(学内で詩作活動)
期間: 1948頃
国: アメリカ合衆国
ガリー・スナイダーやフィリップ・ホーランと交友
シカゴ大学
哲学・英語の履修
期間: 1950年代
国: アメリカ合衆国
広告会社勤務の合間に学んだ

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Ring of Bone: Collected Poems

    ビート詩人 Lew Welch の詩をまとめた、新編集の大部な詩集。放浪、精神性、言葉のリズムがひとつの輪のように響く。

    ビート詩の残響が、ひとつの輪になる。

    256ページ
    詩集ビート文学コレクションアメリカ詩

作品

代表作

トリップ・トラップ:旅の俳句

1973年 詩(俳句)

ウェルチを含む複数の詩人による俳句集。旅や旅先での瞬間を切り取る短詩が特徴。

自然瞬間の描写

リング・オブ・ボーン:詩集

1979年 詩集(選集)

1950年代から1970年までの詩を収めた総覧的な選集。ウェルチの代表作を多く含む。

ビート運動自然自己探求

アイ・レオ:未完の小説

1977年 小説(未完)

未完の長編作品。詩人としての視点を小説形式で試みた断片的なテキストを含む。

自我記憶創作の苦悩

選ばれた詩

1976年 詩集

ゲイリー・スナイダーによる序文付きの詩選。ウェルチの代表的な短詩や実験的作品を収録。

ビート文化実験詩自然観

全著作

  • Trip Trap: Haiku on the Road (1973) — ジャック・ケルアック、アルバート・サイジョ、ルー・ウェルチ 共著
  • How I Work as a Poet (1973)
  • Selected Poems (1976)
  • On Bread and Poetry: A Panel Discussion Between Gary Snyder, Lew Welch, and Philip Whalen (1977)
  • I, Leo: An Unfinished Novel (1977)
  • Ring of Bone: Collected Poems (1979)
  • I Remain – The Letters of Lew Welch & the Correspondence of His Friends (Vol.1: 1949–1960) (1980)
  • I Remain – The Letters of Lew Welch & the Correspondence of His Friends (Vol.2: 1960–1971) (1980)
  • How I Read Gertrude Stein (1995, 1940年代末に執筆)
  • Ring of Bone: Collected Poems (New & Expanded Edition) (2012)

作風・主題

文体
ビート世代に典型的な率直で口語的な詩風俳句や短詩による凝縮表現実験的で断片的なプローズ詩的手法
頻出モチーフ
自然と風景旅と移動アルコールや放浪禅や東洋思想の影響

健康

  • 精神的・情緒的問題(うつ傾向・情緒不安定)
    1950年代〜1971年
    詩作や生活に影響を与え、1960年代以降の治療歴や最終的な失踪・自殺の可能性に関連

評価・遺産

ウェルチはビート世代の一員としてカリフォルニア詩壇に重要な足跡を残した。生前は大きな商業的成功を得られなかったが、死後に作品が編集・刊行され、その実験的で瞬間を切り取る詩風が評価されている。ジャック・ケルアックは彼を作品の人物モデルに使った。

資料所蔵先

  • UCサンディエゴ図書館 特別収集(Lew Welch Papers)

大衆文化への影響

  • ジャック・ケルアックの小説『ビッグ・サー』のキャラクター(デイブ・ウェイン)のモデルになった

豆知識

  • ヒューイ・ルイス(ミュージシャン)の継父的存在だった(配偶者の息子のステップファザーとして振る舞った)
  • 1968年にベトナム戦争への抗議として税金不払いを宣言する「Writers and Editors War Tax Protest」に署名した
  • 1971年5月23日に自殺の遺書を残して山中に出て行き、遺体は発見されていない
  • 広告のキャッチフレーズ「Raid Kills Bugs Dead」を考案したとされるが、この主張には疑問がある