世界・海外・国外の文学賞

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劉慈欣

リュウ・ツーシン

Liu Cixin

プロフィール

性別
男性
生誕
1963-06-23 (北京市)
国籍
中華人民共和国
言語
中国語(普通話)
居住地歴
北京市(出生) → 陽泉市(山西省)で育つ → 羅山県(河南省、祖先の出身地)への滞在 → 山西省(就職後の勤務地)

経歴

職業
SF作家, コンピュータ技術者
活動期間
1989年〜
所属
中国科学作家協会, 山西作家協会(副主席)
所属団体
中国科学作家協会, 山西作家協会
影響を受けた人物
ジョージ・オーウェル, アーサー・C・クラーク

学歴

華北水利水電大学
卒業年: 1988
国: 中国
1988年に卒業後、山西省の発電所でコンピュータ技術者として勤務。

受賞歴

銀河賞(中国)
主催: 銀河賞運営組織
結果: 受賞(通算複数回)
ヒューゴー賞
2015
対象作品: 三体
部門: Best Novel
主催: 世界科幻大会(Worldcon)
結果: 受賞
ローカス賞
2017
対象作品: 死神永生
部門: Best Science Fiction Novel
主催: Locus
結果: 受賞
星雲賞(中国)
主催: 星雲賞運営組織
結果: 受賞
クルド=ラッシッツ賞(ドイツ)
2017
対象作品: 三体(ドイツ語版)
部門: Best Foreign SF Work
主催: Kurd-Laßwitz-Preis 運営
結果: 受賞
イグノトゥス賞(スペイン)
2017
対象作品: 三体(スペイン語版)
部門: Foreign Novel
主催: Premio Ignotus 運営
結果: 受賞
アーサー・C・クラーク賞
2018
主催: Arthur C. Clarke Award 運営
結果: 受賞
星雲賞(日本、翻訳部門)
2019
対象作品: 円(短編翻訳)
部門: Best Translated Short Story / Best Translated Long Work
主催: 日本SFファングループ
結果: 受賞

受賞・候補エディション

ヒューゴー賞 1回登壇
  1. 文化大革命期の中国での出来事を起点に、人類と異星文明の接触を描くハードSF。科学的思考と文明の危機が交差し、壮大なスケールで文明間の緊張を描き出す。

    文化大革命から宇宙規模の危機へ広がる、壮大なハードSF。

    448ページ
    ファーストコンタクトハードSF文明衝突物理学

作品

代表作

三体

2006年 ハードSF

文化大革命の出来事を背景に、地球と高度文明を持つ三体文明との接触と、それがもたらす文明の危機を描く壮大な三部作の第1巻。

文明の衝突科学技術と人類の未来道徳的ジレンマ
映像化・舞台化
  • [テレビシリーズ] 3体(Netflix) (2024)
  • [テレビシリーズ(中国版)] 三体(中国版) (2023)
翻訳
  • 英訳:ケン・リュウ
  • 独訳:ドイツ語翻訳家による版

黒暗森林

2008年 ハードSF

三体三部作の第2巻。宇宙を『暗黒の森林』になぞらえた比喩を中心に、人類が三体文明に対抗するための戦略を描く。

生存戦略国家と個人の選択宇宙の本質
翻訳
  • 英訳:ケン・リュウ(続刊)

死神永生

2010年 ハードSF

三体三部作の第3巻。人類と三体文明の最終的なやり取りと、宇宙規模での運命を描く完結篇。

文明の滅亡と再生時間とスケールの拡張倫理的選択
翻訳
  • 英訳:ケン・リュウ(第3巻)

流浪地球

2000年 ハードSF/短編小説集

地球を推進して別の恒星系へ移動させるという大胆な設定を持つ中編・短編の1作。映画化され中国で大ヒットした。

共同体の犠牲と選択技術の限界と希望
映像化・舞台化
  • [映画] 流浪地球(映画) / 郭帆 (Frant Gwo) (2019)
  • [映画(続編)] 流浪地球2 / 郭帆 (Frant Gwo) (2023)
翻訳
  • 英語ほか各国語訳あり

球状閃電

2004年 サイエンスフィクション(ハードSF)

球状の雷現象をめぐる科学的探求と、それが主人公の人生と科学観に与える影響を描く長編。

科学研究の倫理喪失と執着
翻訳
  • 英訳ほかあり

全著作

  • 中国2185(1989)
  • 魔鬼積木(2002)
  • 超新星紀元(2003)
  • 球状閃電(2004)
  • 地球往事(三体三部作、2006–2010)
  • 流浪地球(2000、短編)

翻案

  • 流浪地球(映画、2019)
  • 三体(中国版TVシリーズ、2023)
  • 3 Body Problem(Netflix、TVシリーズ、2024)
  • 流浪地球2(映画、2023)
  • 瘋狂外星人(『村の教師』原作の映画、Crazy Alien)

作品の翻訳

  • 英語訳(ケン・リュウほか)
  • ドイツ語訳、スペイン語訳ほか多数

作風・主題

文体
ハードSF中心の緻密な描写科学的思考を基盤にした壮大なスケールの物語
頻出モチーフ
文明同士の遭遇と摩擦冷徹な現実主義(結果主義)宇宙の孤独と危険性

評価・遺産

現代中国SFを国際的に認知させた作家の一人であり、英訳版の成功によりアジア出身作家として初めてヒューゴー賞のBest Novelを受賞した。国際的な翻訳・映像化で大きな影響力を持ち、現代SFにおける重要な存在となっている。

関連学会

  • 中国科学作家協会
  • 山西作家協会

大衆文化への影響

  • Netflixの『3 Body Problem』(2024)による話題化
  • 映画『流浪地球』(2019)による興行的成功
  • 複数の小説・短編が映画・テレビ化されるなど大衆文化への浸透

引用

  • 宇宙は暗黒の森林だ。
    出典: 『黒暗森林』(『三体』シリーズ第2巻) (2008年)

豆知識

  • 中国の銀河賞を複数回受賞(通算9回の受賞歴あり)
  • 2015年に『三体』の英訳でヒューゴー賞Best Novelを受賞し、アジア出身作家として初の同部門受賞者となった
  • 短編『流浪地球』は映画化され、中国で大ヒットした