作品情報
文化大革命から宇宙規模の危機へ広がる、壮大なハードSF。
『三体』は、宇宙からのメッセージと地球社会の反応を軸に、科学、政治、歴史を一つの物語に束ねる。世界的ヒットとなった理由が伝わる、スケールの大きな一冊。
書籍情報
- 出版社
- 早川書房
- 発売日
- 2019-07-04
- ページ数
- 448ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 12.45 x 3.05 x 19.3 cm
- ISBN-13
- 9784152098702
- ISBN-10
- 4152098708
- 価格
- 2357 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品
中国で三部作2100万部以上を突破 アジア&翻訳もの初のヒューゴー賞受賞 現代中国最大の衝撃作、ついに日本上陸 物理学者の父を文化大革命で惨殺され、人類に絶望した中国人エリート女性科学者・葉文潔(イエ・ウェンジエ)。失意の日々を過ごす彼女は、ある日、巨大パラボラアンテナを備える謎めいた軍事基地にスカウトされる。そこでは、人類の運命を左右するかもしれないプロジェクトが、極秘裏に進行していた。 数十年後。ナノテク素材の研究者・汪淼(ワン・ミャオ)は、ある会議に招集され、世界的な科学者が次々に自殺している事実を告げられる。その陰に見え隠れする学術団体〈科学フロンティア〉への潜入を引き受けた彼を、科学的にありえない怪現象〈ゴースト・カウントダウン〉が襲う。そして汪淼が入り込む、三つの太陽を持つ異星を舞台にしたVRゲーム『三体』の驚くべき真実とは 本書に始まる《三体》三部作は、本国版が合計2100万部、英訳版が100万部以上の売上を記録。翻訳書として、またアジア圏の作品として初のヒューゴー賞長篇部門に輝いた、現代中国最大のヒット作。 ◎本書への賛辞 最新の話題を詰め込みながら、王道そのものの展開。 読み始めたら止まらない。早く続篇の翻訳を! ―― 東 浩紀 (批評家) 驚天動地の人類史網羅SF。 膨大な知識に裏づけされたこの凄まじい想像力は事件だ。 ―― 入江 悠 (映画監督) ぞくぞくする。劉慈欣、素敵な文章を書く人だ。 ―― 小川一水 (SF作家) とにかくスケールがものすごく大きくて、読むのが楽しい。 ―― バラク・オバマ (第44代アメリカ合衆国大統領) 文化大革命から始まって、みるみるうちに話がどんどん大きくなっていき、 ついにはすんごい展開に! これこれ、こういうSFが読みたかったの! ―― 北原尚彦 (作家) 二時間の映画では、『三体』の世界観を表現しきれない。 ―― ジェームス・キャメロン (映画監督) 本作は、中国で生まれた突然変異ではない。 普遍性と、娯楽性、そして文学性の、 まさに〝三体〟の重力バランスの絶妙なるラグランジュ点でこそ生まれた、 奇跡の〝超トンデモSF〟だ。 本作の世界的なヒットは、SFの軌道を変えるだろう。 ―― 小島秀夫 (ゲームクリエイター) 何コレ目茶目茶面白い。 古典的なSFのワクワク感と、現代SFのドキドキ感が、 小説としての巧みさの下に合体している。 こんなのが三部作で読めるのか、たまらんな。 ―― 佐々木敦 (批評家) A Year of Books(本の紹介コミュニティ)で次に取り上げるのは、 劉慈欣の『三体』だ。これは今ハリウッドで映画化も進んでいる、 とても人気の中国のSF作品だ。 ―― マーク・ザッカーバーグ (Facebook創業者) 2000年代最高のSFの一つであることは間違いありません。 ほんと面白いですよ。 ―― 藤井太洋 (作家) 『星を継ぐもの』を彷彿とさせる壮大な法螺話。クソおもしれー。 ―― 柳下毅一郎 (特殊翻訳家) 一気に読んだ。 これまで各巨匠によって描かれた傑作を凌ぐスケールだ。 ――八重洲ブックセンター・山崎厚男社長 「スター・ウォーズ」「アベンジャーズ」に匹敵する スペースサイエンスサーガの幕開け! この宇宙とともに明滅しましょう! ――くまざわ書店ランドマーク店・飯田店長 緊急警報発令! 世界は「三体」にのっとられるのではないか。 ――ジュンク堂滋賀草津店・山中真理氏 型破り。破天荒。同じ人間の頭の中から考えだされた世界とは思えません。 ――ブクログ・持田泰氏 ◎新聞、雑誌、ネット、各媒体で紹介! 朝日新聞 読売新聞 毎日新聞 週刊文春 週刊新潮 週刊現代 週刊ポスト 週刊ダイヤモンド 経済界 SPA! 日経エンタテインメント ダ・ヴィンチ STUDIO VOICE WIRED.jp CINRA NHKラジオ第一「すっぴん」 J-WAVE「GOOD NEIGHBORS」etc……
1968年、山西省陽泉生まれ。発電所でエンジニアとして働くかたわら、SF短篇を執筆。『三体』が、2006年から中国のSF雑誌《科幻世界》に連載され、2008年に単行本として刊行されると、人気が爆発。中国全土のみならず世界的にも評価され、2015年、翻訳書として、またアジア人作家として初めてSF最大の賞であるヒューゴー賞を受賞。今もっとも注目すべき作家のひとりである。
レビュー
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「三体」 は第1巻にすぎず完結しない。ただし第2巻以降はややダレるので、この第1巻だけつまみ食いするのが個人的なオススメ
●以下は1巻目のみの感想。大きなネタバレなし。 全く内容を知らずに読んだが非常に面白かった。楽しんで読みたいなら、あらすじなどを知らずに読むことをオススメする。科学とファンタジーとミステリーからなるSFの中に中国現代史の負の側面を組み込んだ傑作。現実世界を詳述するパート、不条理でホラー的なパート、内面的で哲学的なパート、シュールで寓話的なパート、娯楽的なパートなどが組み合わさって一つのプロットとして繋がっている。私は特に文革の描き方に注目した。中国人の文革に対する見方の中には「文革に被害者も加害者もなく、『暴走する正義』 というむしろ人間の本質的な悪が露出したものだ」というものある。本作はこれに近い見方をしており、単なる時代批判ではなくて人類悪というものを提起して文潔がいかにして過激思想の始祖となったかを描写しているが、本書中で特にここが傑出している。 悪役側のロジックにはそういう中国人的な事情と西洋の悪魔崇拝のようなカルト的思想がうまい具合にミックスされていて、独特の深みがある。 文革の悲劇をトリガーとして始まった反人類的運動が、盲信から武装闘争や内ゲバに陥り、けっきょく文革と似たような感じに陥ってしまうところには高度な皮肉があり、異星人の社会が蓋を開けるとユートピアでも何でもないところは、改革開放で自由主義経済を知ったのにけっきょく弱者がうちひしがれる矛盾を変えられないという中国の現代の世相を連想させる。この作品が現代中国でヒットしたことにはそれなりの社会的な背景を感じさせるところがある。 天候や自然現象の描き方を重視し、それがやたらとダイナミックでスケールの大きいところや、残虐描写は漫画的なほど残虐なのも中国人的。科学的な説明が仔細すぎてやや冗長なところはあるが、 考察のレベルはかなり高いので退屈はしなかった。政治や科学など専門用語の訳文が極めて適切で、全体的に平易すぎずそれでいて読みやすく、訳文のレベルも相当に高いように思われる。従ってこの「三体」だけなら星5点。 ●ここから下は続編の感想。ややネタバレあり ただし続編になる「黒暗森林」は異星人との戦争を準備しながら心理戦に臨む地球人全体のマクロな話になり、決して駄作ではないのだが、形而上学的な戦略論などの要素が増えると同時に、オムニバス形式が更に冗長になり展開も遅く、登場人物も増えるのでかなりダレてくる。情景描写などは秀でてはいるが、場面が切り替わるたんびそれをやられるのはさすがにしつこく、その割に話はなかなか進まず、読んていてイライラしてくるほどで私は上巻までで切ってしまった(気が変わったらこのレビューも加筆する予定)。全5巻はあまりにも長すぎる。完結こそしてないがだいたいのミステリーは第1巻で回収されてしまっているので2巻以降は読まなくても良い気がする。そもそもこの第1巻の「三体」というタイトルは完結する独立した作品と誤認させやすく、売り方も気に食わない。せめて「三体1」にするべきだ。
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現実とSFのバランスが秀逸
現代SFというジャンルが到達し得る「知性の極北」を体現した傑作である。 本作が提示する宇宙的なスケールは、単なる空想の拡大ではない。物理学の厳密な論理と、文明の生存本能を抉り出す冷徹な洞察によって、そこには回避不能な「現実」としての重みが備わっている。 特筆すべきは、文化大革命という地に足のついた、あまりに生々しい人間の業と、高次元の知性が織りなすSF的スペクタクルが見事な均衡を保っている点。
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読む価値がある中国のSF
全30話のテレビドラマがAmazonPrimeで公開された。Netflixでも映画化された。30話を見る価値があるかどうか判断するために原作を読んだ。 まず、名前が覚えられない。フリガナが丁寧に振ってあるので読むのには苦労しない。 親切にも登場人物表が付いている。そこには中国読みと日本語読み両方書いてある。 葉文潔(イエ・ウェンジエ/よう・ぶんけつ) フリガナは中国読みなので主要人物5人程度は何とか覚えた。 ストーリーは大きく3構成になっている。個人的には第1部は滅茶苦茶面白くて「中国共産党政府が良くこの小説を許したものだ」と感じた。だが第2部は中だるみし、第3部は壮大過ぎてついていけない感じ。 とは言え読む価値はある。30話のドラマは1.5倍速で観ようかな
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宇宙一杯に咲いた真っ赤な大輪の花の様な科学幻想小説です。
オバマ元大統領が激賞されたと言う話が、読んでみて良く分かりました。兎に角スケールがメチャ大きい。まるで宇宙一杯に咲いた真っ赤な大輪の花の様な科学幻想の世界に私たち読者を引き入れてくれます。
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面白難しい
周囲の方々が面白いというので読んでみましたが、内容が難しい難しい、、、笑 政治的な部分から科学までありとあらゆる知識が問われます また、後半から怒涛の流れが押し寄せあれやこれやと話が展開していくのですが、科学の背景を一つ一つを理解しようとすると頭がパンクしそうです 結果読み終えるともう一度詳細を理解したくなる、内容の衝撃とともに話の難しさも相交える独特な読書体験になると思います
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スケールがデカすぎる。。
読み物として読もうとすると難しいかもしれません。『三体』という世界観を読む感覚でした。 普段は活字も読みますが、漫画を読むことが多く、そういう方は最初で挫折する内容だと思います。 話の進み方がとにかく遅い。良くも悪くも。 でも著名人や好きなクリエイターが揃ってこの作品を評価していたり、SF小説を読んだことが無いので、経験として頑張って読みました。 なんだろう、、読者に凄く想像力が問われる気がする。読んでいるときは常に色の無い世界のイメージで、当時の中国の価値観も理解するのが難しかった。終盤の三体世界の下りも言葉は分かるけど、文字通り雲の上の存在って感じでぽかーん…。 ただ、ノーラン作品やシュタゲしかSFを知らない自分にとっては、スケールの大きさにとにかくショックを受けました。 他にもSFの本をいくつか読んでみたくなる…そんな本です。 続きは気になりませんでした。 想像力の答え合わせとして、ネトフリ版をチェックしてみます。
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コスパに感動
こんな面白い話の700ページもある本が600円で楽しめるなんてお得すぎです。
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問題なし
読むのに全く問題ありません。 自分の家の本棚の積読本レベル。
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