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ロイス・ローリー(ローイス・アン・ローリー)

ロイス・ローリー(ロイス・アン・ローリー)

Lois Lowry

プロフィール

性別
女性
生誕
1937-03-20 (ホノルル(ハワイ準州))
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
居住地歴
ホノルル(ハワイ) → ブルックリン(ニューヨーク州) → カーライル(ペンシルベニア州) → 東京(在留:1948–1952) → ガバナーズ・アイランド(ニューヨーク) → ポートランド(メイン州) → ネープルズ(フロリダ州)

経歴

職業
作家, 児童文学作家, ヤングアダルト向け作家
活動期間
1977年〜2025年
ノミネート
ハンス・クリスチャン・アンデルセン賞(ファイナリスト、2000), ハンス・クリスチャン・アンデルセン賞(米国候補、2004), ハンス・クリスチャン・アンデルセン賞(ファイナリスト、2016)

学歴

ペンブローク・カレッジ(ブラウン大学の女子大学部)
期間: 1954–1956 (在籍、中途退学)
国: アメリカ合衆国
結婚のため大学を離れる(1956)。後に学位を取得。
サウザン・メイン大学(University of Southern Maine)
英文学
学位: Bachelor of Arts
期間: 1970–1972(学位取得)
卒業年: 1972
国: アメリカ合衆国
子育てをしながら学士号を取得

受賞歴

ニューべリー賞
1990
対象作品: 星の数を数えよ(Number the Stars)
主催: アメリカ図書館協会 子どもの図書部(ALSC)
結果: Winner
ニューべリー賞
1994
対象作品: 贈り手(The Giver)
主催: アメリカ図書館協会 子どもの図書部(ALSC)
結果: Winner
マーガレット・エドワーズ賞
2007
対象作品: 主に『The Giver』等の若者向け作品群
主催: アメリカ図書館協会(YALSA)
結果: Winner
ナショナル・ユダヤ書籍賞(児童文学部門)
1990
対象作品: 星の数を数えよ(Number the Stars)
主催: ユダヤ書籍評議会
結果: Winner
ドロシー・キャンフィールド・フィッシャー児童書賞
1991
対象作品: 星の数を数えよ(Number the Stars)
主催: ドロシー・キャンフィールド・フィッシャー賞運営団体
結果: Winner
レジーナ賞
1994
主催: カトリック図書館協会
結果: Winner
ロードアイランド児童書賞
2002
対象作品: グーニー・バード・グリーン(Gooney Bird Greene)
主催: ロードアイランド州児童図書関係団体
結果: Winner

受賞・候補エディション

  1. 1943年、ナチス・ドイツ占領下のデンマーク・コペンハーゲン。10歳の少女アネマリー・ヨハンセンは、ユダヤ人の親友エレンが突然の捜索から逃れられるよう家族とともに助けの手を差し伸べる。デンマーク各地の抵抗運動と市民たちの協力を経て、エレン一家はやがてスウェーデンへの脱出を試みる。歴史的事実に基づくこの物語は、戦時下における友情と勇気、そして普通の人々が示した連帯の力を静かな筆致で描いた作品である。

    自由を守るために命をかけた人々の物語。普通の少女が歴史の波に飲まれながらも、友のために立ち上がる感動の一冊。

    205ページ
    友情と連帯ナチス占領下のデンマークユダヤ人救済民間抵抗運動勇気と道徳的選択成長と喪失第二次世界大戦
  2. 受賞作: The Giver

    統制された社会で育った少年ジョナスが、記憶の担い手から過去の記憶を受け継ぐことで、社会の抑圧的側面や個の尊厳に気づく。記憶・倫理・自由を巡るディストピア的寓話で、選択の意味を問う。

    統制された社会で育った少年ジョナスが、記憶の担い手から過去の記憶を受け継ぐことで、社会の抑圧的側面や個の尊厳に気づく。記憶・倫理・自由を巡るディストピア的寓話で、選択の意味を問う。

    ディストピア記憶個人の自由倫理
  1. 受賞作: The Giver(ザ・ギヴァー)

    厳格に管理されたディストピア社会で、主人公が“記憶”の保持者となり、苦悩を通じて自由や人間らしさの意味を問い直す成長物語。記憶と倫理の問題を扱う。

    ディストピア記憶倫理個人の自由

作品

代表作

贈り手

1993年 児童文学 / ディストピア

記憶を管理するコミュニティで、若い少年ジョナスが『贈り手』のもとで抑圧された記憶を受け継ぎ、社会の暗部と個人の自由について目覚める物語。

記憶と忘却個人と社会倫理と選択
映像化・舞台化
  • [映画] The Giver(映画) / Phillip Noyce (2014)

星の数を数えよ

1989年 児童文学 / 歴史小説

第二次世界大戦下のデンマークを舞台に、ユダヤ人の少年少女を助ける過程を通して勇気と友情を描く作品。

勇気友情ホロコーストと救助

アナスタシア・クラプニク

1979年 児童・ヤングリーダー向け小説

アナスタシアを主人公にしたユーモラスな成長物語のシリーズの第1作。日常の出来事を子どもの視点から描く。

成長家族ユーモア

ラブル・スターキー

1987年 児童文学 / 小説

家族や友情、困難な状況に直面する子どもたちの成長を描く作品。

家族成長困難の克服

全著作

  • A Summer to Die(1977)
  • Anastasia Krupnik(1979)
  • Number the Stars(1989)
  • The Giver(1993)
  • Gathering Blue(2000)
  • Messenger(2004)
  • Son(2012)

翻案

  • The Giver(2014年映画、監督:フィリップ・ノイス)
  • The Willoughbys(2020年アニメ映画、Netflix配信)

作風・主題

文体
児童・ヤングアダルト向けに分かりやすく直接的な文体で、難しいテーマを扱うことが多い。象徴的な描写と簡潔な語りで読者の想像力を喚起する。
頻出モチーフ
記憶と喪失家族とつながり道徳的選択

評価・遺産

ロイス・ローリーは20世紀末から21世紀にかけて最も影響力のある児童文学作家の一人であり、『The Giver』や『Number the Stars』などの作品は教育現場で広く使われる一方で、しばしば検閲や図書除籍の対象にもなった。若者向けディストピアや難しいテーマを正面から扱う先駆者として評価されている。

関連学会

  • アメリカ図書館協会(ALA)
  • 国際児童図書評議会(IBBY)

大衆文化への影響

  • 『The Giver』の映画化(2014)や『The Willoughbys』のアニメ化(2020)を通じて広く知られている。学校のカリキュラムや「禁止図書」議論に頻繁に登場する。

引用

  • 私は禁止図書リストを読むとき、そこに自分の名前があるとき、大きな悲しみを感じる。想像力の世界がますます危機に瀕していると感じるのだ。
    出典: School Library Journal(インタビュー) (2022年)

豆知識

  • ニューべリー賞を2度受賞した(1990年『Number the Stars』、1994年『The Giver』)。
  • 『The Giver』は1990年代を通じてアメリカ図書館協会のチャレンジ対象になることが多かった。
  • 息子のグレイは1995年に戦闘機の墜落事故で亡くなっている。