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メイ・サートン

メイ・サートン

May Sarton

別名: Eleanore Marie Sarton
ペンネーム: メイ・サートン(出版時に用いた筆名(本名はエレノア・マリー・サートン))

プロフィール

性別
女性
生誕
1912-05-03 (ワンデルヘム(ヘント)、ベルギー)
死没
1995-07-16 (ヨーク、メイン州、アメリカ合衆国) 83歳
国籍
ベルギー, アメリカ合衆国
言語
英語
宗教
ユニタリアン・ユニバーサリズム
居住地歴
ワンデルヘム(ヘント)、ベルギー(生誕) → イプスウィッチ、イギリス(第一次移住) → ボストン、マサチューセッツ州、アメリカ合衆国 → ケンブリッジ、マサチューセッツ州(学業) → ニューヨーク市(劇団勤務) → サンタフェ、ニューメキシコ州(在住) → ネルソン、ニューハンプシャー州(在住) → ヨーク、メイン州(晩年)

経歴

職業
小説家, 詩人, 回想録作家, 劇作家, 随筆家
活動期間
1930年〜1995年
影響を受けた人物
ヴァージニア・ウルフ, エリザベス・ボーウェン, ジュリアン・ハクスリー, ジュリエット・ハクスリー

学歴

ケンブリッジ・ラテン高校(Cambridge Latin High School)
期間: 1920年代頃
卒業年: 1929
国: アメリカ合衆国
高校を卒業。詩作を継続的に執筆。
ヴァッサー・カレッジ(奨学金獲得)
期間: 奨学金取得後、演劇修行のため入学を留保
国: アメリカ合衆国
奨学金を得たが演劇に惹かれ、ニューヨークでの劇団見習いを選んだため卒業年不明。

受賞歴

リヴィンソン賞(詩)
1993
対象作品: Coming Into Eighty(邦題なし)
主催: 不明(詩関連団体)
結果: 受賞
アメリカ芸術科学アカデミー フェロー選出
1958
主催: アメリカ芸術科学アカデミー
結果: 選出

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: At Seventy: A Journal

    70歳を迎えた作家が、老い、喪失、創作への意欲を率直に書き留めた日記文学。静かな観察と内省が自然体で続く。

    年齢を重ねた視線が、日々の輪郭をやわらかく照らす。

    336ページ
    日記文学老年内省創作生活

作品

代表作

孤独のジャーナル(Journal of a Solitude)

1973年 回想録・ジャーナル

サートンの代表作の一つで、孤独、創作の苦悩、友情や季節の変化といったテーマを扱うジャーナル。多くの批評家から最良の作品と評されることがある。

孤独創作の苦悩季節自然

Plant Dreaming Deep(ネルソン時代の回想)

1968年 回想録・ノンフィクション

ネルソンでの初期の生活を振り返る回想録。自然や庭、孤立と再生を描く作品。

自然ガーデニング孤立再生

ミセス・スティーヴンスは人魚の歌を聞く(Mrs. Stevens Hears the Mermaids Singing)

1965年 小説

女性の愛とアイデンティティを扱った小説。サートンは自作が「レズビアン作品」と単純に分類されることを避けたが、本作は同性愛を正面から描いた作品として注目された。

愛アイデンティティ女性の経験同性愛

全著作

  • Encounter in April (1937)
  • Inner Landscape (1939)
  • The Single Hound (1938)
  • Plant Dreaming Deep (1968)
  • Journal of a Solitude (1973)
  • The House by the Sea (1977)
  • Recovering (1980)
  • At Seventy (1984)
  • Endgame: A Journal of the Seventy-Ninth Year (1992)
  • Encore: A Journal of the Eightieth Year (1993)
  • Coming Into Eighty (1994)

作風・主題

文体
落ち着いた、教養的で都会的な文体率直で内省的なジャーナル形式
頻出モチーフ
孤独老い自然と季節花愛と人間関係感謝

健康

  • 脳卒中
    1990(一時的に衰弱)
    執筆が困難になり、録音装置を用いて日記を記録・書き起こした。
  • 乳がん
    晩年(1990年代)
    乳がんにより1995年に死去。闘病は晩年の執筆や生活に影響を与えた。

評価・遺産

サートンは日記・回想録を通じて孤独や老い、創作の苦悩を率直に綴った作家として高く評価される。フェミニズムや女性学、LGBT研究で取り上げられ、彼女の所蔵資料は主要な図書館に保管されている。

記念館・博物館

  • メイ・サートン・コレクション(University of New England) ポートランド、メイン州、アメリカ合衆国

関連学会

  • アメリカ芸術科学アカデミー(フェロー)

資料所蔵先

  • ニューヨーク公共図書館(May Sarton Papers)
  • University of New England - May Sarton Collection
  • シカゴ大学スペシャルコレクション(May Sarton Collection ガイド)

大衆文化への影響

  • 大学の女性学や英文学コースで取り上げられることが多い。
  • 近現代女性作家や回想録の研究で参照されることが多い。

引用

  • 私の作品の人生観は人類の一部分に限定されるものではなく、性的嗜好とはほとんど関係がない。
    出典: Journal of a Solitude(1973) (1973年)

豆知識

  • 本名はエレノア・マリー・サートン(Eleanore Marie Sarton)。
  • 生涯で53冊の著作を刊行(小説19、詩17、ノンフィクション15、児童書等を含む)。
  • 1958年にアメリカ芸術科学アカデミーのフェローに選出。
  • 1990年に脳卒中を患い、録音機を用いて日記を書き起こした。
  • 1995年に乳がんで亡くなり、ニューハンプシャー州ネルソンの墓地に埋葬された。