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第28回(1969年) 受賞受賞作: 受賞業績(アンチ詩/反詩)
ニカノール・パラの『アンチ詩』は日常語や風刺を用いて詩の権威や形式に挑戦し、社会批評とユーモアを融合させた革新的な詩作である。その表現の新しさと広範な影響力が評価され、受賞に至った。
詩アンチポエジー社会批評ユーモア
ニカノール・セグンド・パラ・サンドバル
ニカノール・パラ
Nicanor Parra
ペンネーム:
アンチ=詩人(アンティポエタ)(自身が唱えた「反詩(アンチポエジー)」の文脈で用いられる称号)
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1914-09-05 (サン・ファビアン・デ・アリコ(チリ))
- 死没
- 2018-01-23 (ラ・レイナ(サンティアゴ、チリ)) 103歳
- 国籍
- チリ
- 言語
- スペイン語
- 居住地歴
- チリ(生涯の大半) → アメリカ合衆国(留学・客員教授) → イギリス(留学)
経歴
- 職業
- 詩人, 物理学者, 大学教授
- 活動期間
- 1937年〜2018年
- 所属
- チリ大学(教員), ルイジアナ州立大学(客員教授), ニューヨーク大学(客員教授), イェール大学(客員教授)
- 影響を受けた人物
- ガブリエラ・ミストラル, パブロ・ネルーダ
- 影響を与えた人物
- アレン・ギンズバーグ(ビート世代の詩人たち), ロベルト・ボラーニョ(影響を受けたとされる作家)
- ノミネート
- ノーベル文学賞候補(複数回ノミネート)
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| チリ大学(インスティトゥート・ペダゴヒコ) | 教職課程 | 数学・物理 | 教員資格(数学・物理) | 1933–1938 | チリ |
| ブラウン大学 | 物理学(研究) | 物理学 | — | 1943–1945(在学期間、正確な終了年は不明) | アメリカ合衆国 |
| オックスフォード大学 | 宇宙論の研究 | 物理学 | — | 1948(在学・研修) | イギリス |
チリ大学(インスティトゥート・ペダゴヒコ)
教職課程
/ 数学・物理
学位:
教員資格(数学・物理)
期間:
1933–1938
卒業年:
1938
国:
チリ
1938年に数学・物理の教師資格を取得。同時期に最初の詩集を刊行。
ブラウン大学
物理学(研究)
/ 物理学
期間:
1943–1945(在学期間、正確な終了年は不明)
国:
アメリカ合衆国
ブラウン大学で物理学を学んだ。
オックスフォード大学
宇宙論の研究
/ 物理学
期間:
1948(在学・研修)
卒業年:
1948
国:
イギリス
オックスフォードで宇宙論を学ぶ(短期の在籍・研究)。
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2011 | セルバンテス賞 | — | — | スペイン文化省(セルバンテス賞) | 受賞 |
| 2012 | パブロ・ネルーダ・イベロアメリカ詩歌賞 | — | — | パブロ・ネルーダ賞選考委員会 | 受賞 |
セルバンテス賞
2011
主催:
スペイン文化省(セルバンテス賞)
結果:
受賞
パブロ・ネルーダ・イベロアメリカ詩歌賞
2012
主催:
パブロ・ネルーダ賞選考委員会
結果:
受賞
受賞・候補エディション
FIL文学賞(ロマンス諸語)
1回登壇
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第1回(1991年) 受賞受賞作: 生涯の業績
チリの詩人 Nicanor Parra の受賞は、口語詩とアンチポエトリーによってラテンアメリカ詩を刷新した長年の業績をたたえるもの。
口語と反語を武器に、詩の慣習を崩した詩人。
反詩口語詩風刺社会批評
ミゲル・デ・セルバンテス賞
1回登壇
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第37回(2011年) 受賞受賞作: 生涯業績(詩)
ニカノール・パラは日常語や諷刺を用いて詩の境界を拡張し、反詩的な手法で政治・社会・倫理を鋭く批評した。独自のユーモアと批判精神により詩作の新たな可能性を示した点が評価され、セルバンテス賞受賞につながった。
詩反詩諷刺日常倫理
作品
代表作
Cancionero sin nombre(名前のない歌集)
1937年 詩集初期の詩集。パラの詩作の出発点となった作品群。
初期詩個人的な叙情
Poemas y antipoemas(詩と反詩)
1954年 詩集(アンチポエジー)パラの代表作。伝統的な詩の形式や威厳を解体する『反詩』を掲げ、20世紀ラテンアメリカ詩に大きな影響を与えた。
反詩日常語風刺
翻訳
- 『Poems and Antipoems』(英訳、編集: ミラー・ウィリアムズ等)
- 『Antipoems, new and selected』(英訳、New Directions, 1985)
La cueca larga(長いクエカ)
1958年 詩民族舞踊クエカに言及するなど、チリの文化的要素を取り込んだ作品。
民俗文化的アイデンティティ
Obras completas I & algo +(全集 I & その他)
2006年 全集長年の作品をまとめた全集の一部。
回顧総括
全著作
- Cancionero sin nombre(1937)
- Poemas y antipoemas(1954)
- La cueca larga(1958)
- Versos de salón(1962)
- Manifiesto(1963)
- Obras completas I & algo +(2006)
- Obras Completas II & algo +(2011)
- El último apaga de luz(2017)
翻案
- 映画『Endless Poetry』(アレハンドロ・ホドロフスキー監督、2016年)にフィクショナルなパラ像が登場
作品の翻訳
- 『Poems and Antipoems』英訳(1967、New Directionsほか)
- 『Antipoems, new and selected』(英訳、1985)
- 『After-Dinner Declarations』(英訳、2009)
作風・主題
- 文体
- 反詩(アンチポエジー)口語的で直接的な表現風刺・皮肉
- 頻出モチーフ
- 日常性死と老い政治的・社会的風刺宗教的モチーフの逆説的利用
評価・遺産
ニカノール・パラは20世紀のスペイン語圏詩において最も影響力のある詩人の一人とされ、『反詩』の提唱者として文学界に大きな足跡を残した。セルバンテス賞(2011年)など主要な賞を受賞し、パラの作品は国際的に翻訳され続けている。
資料所蔵先
- アメリカ議会図書館(1970年の朗読音声アーカイブ等)
大衆文化への影響
- 映画『Endless Poetry』(2016)に登場し、フィクションで描かれる
引用
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「私は言ったすべてを撤回する(Me retracto de todo lo dicho.)」
出典: 朗読後の発言・詩の文脈
豆知識
- パラ家は芸術家が多い家系で、妹のビオレタ・パラは有名なフォーク歌手である。
- チリ大学で理論物理学の教授を1952年から1991年まで務めた。
- ノーベル文学賞に複数回候補として推薦されたと言われる。
- 2011年にセルバンテス賞、2012年にパブロ・ネルーダ賞を受賞した。
- 2018年に103歳で死去した。