チリ国民文学賞(Premio Nacional de Literatura)
ちりこくみんぶんがくしょう
チリ政府が1942年に創設した国民文学賞。作品の総合的な質に基づき選出される国内の主要な文学賞。
- 創設年
- 1942
- 主催
- Dirección de Bibliotecas, Archivos y Museos (DIBAM) / Government of Chile
- カテゴリー
- 文学総合・文芸総合
- 選考方式
- 推薦
- 受賞対象
- プロ
- 開催頻度
- biennial (since 1972; originally annual until 1972)
- 賞のステータス
- 活動中
説明
Premio Nacional de Literatura(国民文学賞)は、1942年11月8日に法(Law No. 7,368)で創設されたチリの国の文学賞です。受賞者には一時金(16,000,000チリ・ペソ)と生涯にわたる月額年金(20 UTM)が支給されます。1972年の法改正(Law No. 17,595)により隔年(biennial)で授与されるようになりました。受賞はジャンルを問わず、作品の総合的な質に基づいて決定されます。
賞品
- 主賞品
- 一時金(16,000,000チリ・ペソ)と生涯にわたる月額年金(20 UTM)
- 賞金
- 16,000,000 CLP
- 生涯月額年金:20 UTM(Unidad Tributaria Mensual)
- 一時金は出典時点で約US$30,000に相当
- 月額年金は出典時点で年間約US$17,000相当(推定)
選考情報
選考プロセス
| 段階 | 審査員 | 通過率 | 発表 |
|---|---|---|---|
| 選考・候補検討 | 政府が任命する委員会/選考委員(出典に詳細指定なし) | — | 公式の政府発表(年によって時期は異なる) |
| 最終選考 | 国の選考委員会(詳細は出典に記載なし) | — | 公式発表(DIBAM等を通じて公表) |
選考基準
- 作品の総合的な質(ジャンルを問わない)
応募のヒント
推奨
- 長期にわたる作品群や業績を積み、総合的な文学性を示すこと。
- ジャンルにとらわれず作品の質に注力すること。
- 批評や公的評価、持続的な出版実績を重ねること。
注意
- 単発の出版や短期的な話題性だけに頼ること。
- ジャンル限定で幅広い評価を求めないこと。
審査員から
- 受賞は作品の総合的な質に基づいて行われます。ジャンルによらない持続的な文学的貢献が重視されます。
関連の賞
- National Prize of Chile(他の部門)
- Chilean literary awards
公式情報
https://www.memoriachilena.gob.cl/602/w3-article-3399.html過去の受賞者
エルビラ・ヘルナンデスは、研ぎ澄まされた言語と象徴的なイメージで抑圧や記憶、社会的課題を扱う詩を発表してきた。実験的手法と政治的主題の探求を通じて、チリ現代詩に重要な足跡を残したことが国家賞の受賞理由とされた。
チリの詩人で、政治的記憶や抑圧、個人と歴史の断絶を鋭く扱う作品で知られる。簡潔で象徴的な言語を用いた詩作により、国内外で影響力を持つ詩人として長年活動してきた。
エルナン・リベラ・レテリエルは、北部チリの鉱山町や労働者を描いた小説で人気を得た。地域社会の歴史と人間関係を温かく且つ生々しく描写し、ユーモアと諧謔を交えながら社会のありようを浮かび上がらせる文体が高く評価された。
チリの小説家。北部の鉱山町や労働者の暮らしを舞台に、ユーモアと人間味あふれる筆致で地域社会の歴史と日常を描写する作品群で知られる。長年の小説活動が評価され受賞となった。
エリクラ・チフアイラフは、マプチェの言語と世界観を詩に取り込み、先住民文化の記憶や自然への敬愛を文学的に継承してきた点が評価される。マプデュン語とスペイン語の対話を通じた独自の詩風が、チリの文化多様性を示す重要な貢献と見なされた。
マプチェ出身の詩人・作家で、マプデュン語とスペイン語を行き来する詩作により先住民の記憶・文化・土地観を文学的に保存・表現してきた。文化保存と文学的貢献が高く評価された。
ディアメラ・エルティットは語りの実験と政治/社会批評を結びつけ、都市の周縁や女性、権力の抑圧を鋭く描写することで知られる。形式への挑戦と批評的姿勢により、ラテンアメリカ現代文学に重要な足跡を残したことが評価された。
チリの作家で、実験的かつ政治的な文学で知られる。ジェンダーや権力、周縁化された声をテーマにした作品群を通じて現代ラテンアメリカ文学に大きな影響を与えてきた。
マヌエル・シルバ・アセベドの詩業は、言語のリズムと象徴性を駆使して都市的風景や記憶を描き出す点に特徴がある。実験的な表現と継続的な詩作活動により、現代チリ詩壇に重要な影響を与えたことが評価された。
チリの詩人。言語表現とイメージの精緻さを重視し、都市や日常、記憶を独特の視点で詩化する作品群で知られる。長年の創作活動と詩壇への貢献が国家文学賞で顕彰された。
アントニオ・スカーメタは庶民の視点から政治や歴史、人間関係を描き、共感と批評性を併せ持つ作品群で知られる。代表作『Ardiente paciencia』(映画『イル・ポスティーノ』の原作)などを通じて国際的評価を得たことが、生涯業績として高く評価された。
チリの小説家・脚本家。庶民の暮らしや政治、友情を温かく且つ批評的に描く作風で国際的に知られる。代表作の映画化などを通じて幅広い読者を持つ長年の業績が評価された。
オスカー・ハーンの詩は、言葉の選択とイメージの鮮明さで個人的記憶と社会的・歴史的経験を行き来する。ユーモアと冷徹な観察を併せ持つ表現によって、チリ現代詩に独自の位置を築き上げたことが評価され、国家賞が授与された。
チリの詩人。言語の機能性と鮮烈な比喩を用い、個人的記憶や歴史的経験、ユーモアと悲哀を交錯させる詩作で知られる。国家文学賞は長年にわたる詩的業績と文学への貢献を称えたもの。
『精霊たちの家』は一族を中心にチリの社会変動と個人史を多層的に描く長篇。魔術的リアリズム的要素と現実描写が交錯し、愛や復讐、政治的変革を女性の視点で紡ぎ出すことで国際的な評価と広範な読者層を獲得した。
チリ系の国際的ベストセラー作家。魔術的リアリズムの要素を取り入れた家族叙事詩的長篇で知られ、女性の視点を通した歴史と記憶の物語を多く発表した。
エフライン・バルケロの詩は日常の細部や自然、労働者の暮らしを主題にし、平易で親しみやすい言葉の中に深い感情を湛える。田園や庶民生活への優しい視線を通じて、社会と個人の結びつきを描き出すことに長けている。
日常や自然、労働の情景を繊細に詠む詩人。平易な言葉で人間への共感と社会的視座を表現し、田園詩や庶民の生活を温かく描いた。
ホセ・ミゲル・バラスの著作はノンフィクション的な目線と小説的技巧を往復させ、歴史や個人の記憶を織り込んだ物語を展開する。社会批評性と抒情性を兼ね備え、読み手に現代の断面を提示する。
ジャーナリズムと文学を横断して活動した作家。歴史や社会問題を題材にした作品を通じて、現代チリ社会の断面を鋭く描き出した。
アルマンド・ウリベは法学や外交のバックグラウンドを活かした随筆と詩作で知られる。政治や倫理、文化に関する鋭い洞察を詩的言語に込め、批評的な視点と文学的実験を通じて現代チリ文学に独自の貢献を果たした。
詩人であり随筆家、法学や外交の経験を持つ知識人。ユーモアや皮肉を含む批評的な文体と詩的感性を併せ持ち、文学と社会問題に関する著作を多数発表した。
ヴォロディア・テイテルボイムは政治的経験と文学的記述を結びつけ、回想録や伝記、政治評論を多数執筆した。個人史と政治史を織り合わせることで、チリの近現代史の証言として重要な著述群を残した。
文学と政治の両面で長年活動した知識人。回想録や評伝、評論を通じてチリの現代史と左派運動の記録を残し、文化的論考を展開した。
ラウル・スリタの詩は政治的トラウマと個人的記憶を結びつけ、地形や身体を用いた大規模な詩的行為や長篇詩で知られる。暴力の記憶、再生の欲望、公共空間を介した表現などを通じて、詩と政治の接点を強烈に提示する。
現代チリを代表する詩人の一人。1973年以降の政治的弾圧を背景に、過激で実験的な詩的行為や視覚的・身体的な表現を通じて歴史の傷と個人の記憶を描き出す。
アルフォンソ・カルデロンは詩と批評の両面で活動し、文学教育や若手育成に尽力した。詩作は言語の明晰さと市民的・歴史的テーマを併せ持ち、批評活動を通じてチリ文学の基盤作りに寄与した。
詩人であると同時に文学教育や批評に深く関わった文化人。明晰な言語感覚と倫理的視点を備えた詩作と評論で、文壇や教育分野に貢献した。
ミゲル・アルテチェの詩は形式の厳格さと思想的深度が特徴で、宗教的・哲学的主題や歴史認識を織り込みながら内面的な探求を行う。伝統的韻律と内省的トーンを融合させた抒情詩により、チリ近代詩に独自の重みを与えた。
伝統的な形式と哲学的主題を重視した詩作で知られる詩人。宗教性や歴史、個人の内面をテーマに据えた作品群を発表し、詩壇において固有の位置を占めた。
『Persona non grata』は著者が外交官としてキューバに滞在した経験をもとにした回想的随筆で、キューバ政府との対立や文化政策への鋭い批判を率直に記述したことで論争を呼んだ。文学と政治の緊張関係を鮮やかに照射し、随筆・小説双方での観察力が評価された。
小説家・随筆家として国際的に知られると同時に外交官としても活躍。文化と政治の領域を行き来する鋭い観察力で、随筆や小説を通じて社会批評を展開した。
ゴンサロ・ロハスの詩作は言語の音楽性と存在への深い問いを特徴とし、豊かな比喩と象徴を駆使して愛・死・記憶をめぐる思索を展開する。徹底した言語実験と抒情性を両立させ、ラテンアメリカ現代詩の重要な位置を占める。代表詩集に『Contra la muerte』などがある。
チリを代表する詩人の一人。豊かな比喩と音韻感覚を駆使して愛や死、存在を詠み、言語の可能性を押し広げた。世代を超えて国際的に評価され、詩壇に大きな影響を与えた。
代表作『夜の醜い鳥』は実験的で象徴に富む長篇で、疎外や狂気、アイデンティティの破砕を通じて社会と個人の深層を描く。受賞はこのような革新的な小説群と長年にわたる文学的貢献に対して行われた。
ラテンアメリカ文学の重要な小説家。『夜の醜い鳥(El obsceno pájaro de la noche)』などで知られ、社会的抑圧や個人の孤立、アイデンティティの問題を深く描き出した。ラテンアメリカ“ブーム”の代表的作家の一人として国際的評価を得ている。
受賞は哲学的・宗教的テーマを扱う詩作への評価。象徴性の高い言語と繊細なイメージで人間の存在や精神性を探求し、現代チリ詩の重要な位置を占める詩集群で知られている。
深い哲学性と宗教的・形而上学的主題を含む詩作で知られる詩人。象徴的で内省的な言語表現を用い、人間存在の根源的問題を探求する作品群により高く評価された。
受賞は歴史的記述と資料性の高い著作群への評価。史実に基づく伝記や紀行、文化に関する論考で読者・研究者に貢献し、チリの文化遺産の保存や普及に寄与した点が高く評価された。
歴史・伝記・紀行など多彩なジャンルで執筆した作家。公的職務や文化行政に関わることもあり、チリの歴史や文化を記述・保存する活動を通じて学術的・文化的貢献を果たした点が評価された。
受賞は前衛的詩作と文学運動への寄与を評価したもの。夢や無意識、象徴的イメージを駆使する詩風で知られ、言語実験と想像力に富んだ散文・詩集を通じてチリの現代詩に重要な影響を与えた。
シュルレアリスムや前衛文学を代表する詩人。詩や散文で夢や無意識を主題にした作品を発表し、『マンドラゴラ(Mandrágora)』グループの創設を通じてチリ前衛運動の発展に寄与した。
『パペルーチョ』は少年の日記風の語りで日常の出来事をユーモラスに描く児童文学シリーズ。子どもの視点から家族や学校、成長の戸惑いを温かくかつ機知に富んだ語りで表現し、チリの児童文学に大きな影響を与えた。
チリを代表する児童文学作家。『パペルーチョ(Papelucho)』シリーズで広く知られ、子どもの視点から日常や想像力を軽妙に描き、世代を超えて愛される作品群を残したことで本賞を受賞した。
受賞は詩作と文学評論を含む幅広い業績への評価。抒情性を持つ詩作と、海外文学の翻訳・紹介、批評活動を通じてチリ文学の視野を広げた功績が認められた。批評的洞察と翻訳活動が特色である。
詩や小説、文学批評、翻訳など多方面で活躍した文学者。国外文学の紹介や精緻な批評を通してチリの文学界に貢献し、文学史や批評教育の発展に寄与した点が評価され受賞した。
本賞は辞書編纂や語彙研究、言語教育への長年の貢献を評価したもの。スペイン語の語彙体系や用法研究、地域方言の記録に寄与し、学術・教育界での影響力と学問的成果が高く評価された。
スペイン語研究と辞書学の分野で著名な学者。語彙や語源、方言研究に取り組み、辞典編纂や教育面での貢献を通じてスペイン語の理解と普及に寄与した学術的な業績が評価された。
受賞は詩と散文を通じた幅広い文学的貢献に対して行われた。抒情的・観念的な詩作と知的なエッセイで知られ、言語表現の洗練と文化論的視点が統合された作品群を残した点が評価された。
詩とエッセイを中心に活動した文筆家。言語表現への感受性や文化的考察を持ち味とし、批評や散文作品でも影響力を持った。教育・文化活動にも関わり、チリの文学・文化的伝統に寄与した。
本賞は彼の長年にわたる創作活動と文化的寄与を評価したもの。郷土伝承や歴史的背景を下敷きにした物語群、読みやすく大衆性を持つ文体、舞台作品や報道を含む幅広い筆致でチリ文学に貢献した点が特徴である。
小説・劇作・ジャーナリズムの各分野で活躍した作家。地域色や歴史的題材を取り入れた語り口で広い読者層に支持され、物語性の強い作品群で知られる。長年の創作活動と文化的影響が評価された。
受賞は彼の生涯にわたる文学的業績に対する評価。地方性と都市性の交錯、歴史的記憶の描写、個人の心理や道徳的葛藤を丹念に扱った小説群と随筆で知られる。社会的テーマと人間描写の深さが特徴で、20世紀チリ文学への貢献が認められた。
チリの作家。小説や随筆を通じて郷土性や社会的現実を織り込みつつ個人の内面を細やかに描いた。言語表現の実験的側面と歴史的視点を併せ持ち、長年にわたる創作活動が評価されて本賞を受賞した。
彼の詩は言語の精緻さと象徴性を特徴とし、外交官としての活動を通じて文学と文化交流の橋渡しを行った。詩的表現と国際的な文化貢献が評価され、受賞となった。
チリの詩人であり外交官。洗練された詩風と国際的な文化交流への貢献により、1971年に国民文学賞を受賞した。
ドロゲットの小説は都市社会の暴力や疎外を鋭く描き、登場人物の内面と外的条件を交差させることで社会批評を行う。文体の実験性と主題の重厚さが評価され、受賞につながった。
チリの小説家・短編作家。現代社会の矛盾や抑圧を題材にした作品群で知られ、鋭い社会批評性と実験的文体が評価されて1970年に受賞した。
ニカノール・パラの『アンチ詩』は日常語や風刺を用いて詩の権威や形式に挑戦し、社会批評とユーモアを融合させた革新的な詩作である。その表現の新しさと広範な影響力が評価され、受賞に至った。
チリの詩人。伝統的な詩形式に挑む『アンチ詩(アンチポエジー)』で知られ、ユーモアと皮肉を交えた作風で国際的に高い評価を受けた。1969年に国民文学賞を受賞した。
デル・ソラールは小説や文学評論、翻訳・教育活動を通じてチリ文学の普及と発展に寄与した。批評的視点と多面的な文学活動が評価され、受賞はその長年の功績を顕彰するものである。
チリの作家・評論家。幅広い文学活動を通じてチリ文学に貢献し、その総合的な業績が評価されて1968年に国民文学賞を受賞した。
レイエス・フィゲロアは海や都市、社会観察を題材に多ジャンルで執筆し、軽妙な語り口と鋭い観察眼で民衆生活や文化を描いた。広範な文学活動と表現の多様性が評価され本賞が授与された。
チリの作家・ジャーナリスト。小説や随筆、旅行記など多彩なジャンルで活躍し、観察眼に富んだ作品群で1967年に国民文学賞を受賞した。
バジェの詩は庶民的な言葉と民族的主題を融合させ、社会的感受性と親しみやすさを持つ表現で知られる。人生経験や歴史的素材を通してチリ文化を詩的に表現した点が評価され、受賞につながった。
チリの詩人。民衆性や民族的なテーマを織り込みながら、親しみやすい語り口で詩を紡いだことで知られ、1966年に国民文学賞を受賞した。
デ・ロカの詩は力強く挑発的で、政治的・歴史的主題を大胆に扱う長詩や断章が特徴である。表現の幅と詩的実験が評価され、チリ詩壇における重要な業績として本賞が授与された。
チリの詩人。激烈で多声的な詩風を持ち、政治や歴史、個人的激情を詩に織り込んだ作品で知られる。1965年に国民文学賞を受賞した。
コロアネの作品は荒れた海やパタゴニアの自然を背景に、人間の孤独や生存を力強く描き出す。短編・長編を通じて海洋と自然を主題にした物語性が高く評価され、受賞はその総合的な文学的貢献を称えるものである。
チリの小説家・短編作家。南部の海やパタゴニアを舞台にした力強い自然描写と人間描写で知られ、海洋文学に大きな貢献をしたため1964年に受賞した。
本賞はSubercaseauxの随筆や評論、文化史研究などの総合的業績を評価したものである。彼は歴史的・文化的視点からチリ社会や文学を分析し、一般読者向けに洞察を提供した点で高く評価された。
チリの作家・随筆家。文化史や文学評論に関する広範な著作で知られ、チリ文化の理解に貢献した業績が評価されて1963年に国民文学賞を受賞した。
この受賞は特定の単行本ではなく、グスマン・クルチャガの長年にわたる詩作と文学活動を称えるものである。彼の詩は自然や日常の情景、内面の感情を繊細かつ抒情的に描き、チリ近代詩に重要な足跡を残した。
チリの詩人。都市や自然、愛や記憶を繊細に描く抒情的な詩風で知られ、長年の詩作と文学活動が評価されて1962年に国民文学賞を受賞した。
地方色と人物心理の深掘りを特色とする短編・小説で知られる。女性や家族、土地に根ざしたテーマを丁寧に描写し、国内外で評価されてきた総合的な文学功績が受賞理由となった。
女性の視点や地方社会の人間関係を繊細に描いたチリの作家。短編や小説で高い評価を受け、チリ文学の多様性を示した存在。
抒情的かつ社会性のある詩作を発表するとともに、政治・外交の場で文化政策に関与した。詩的表現と社会的関心を結びつけた点が評価され、受賞に至った。
詩人であり政治・外交の分野でも活動した文化人。詩作と公共的活動の双方で文化政策や文学振興に関与した。
批評・随筆を通じて多くの作家や作品に光を当て、文学の理解と普及に貢献した。簡潔で説得力のある評論により、文芸界における批評文化の成熟に寄与した点が評価された。
文学批評と随筆で知られる評論家。明晰な文体と洞察に富んだ評論で作家や作品の評価に影響を与え、チリの文芸批評の発展に寄与した。
古典的な形式感を持ちつつ抒情性豊かな詩を多数発表し、自然や恋愛、歴史的主題を通じて独自の詩的世界を築いた。外交活動による文化交流も含めた総合的貢献が評価された。
抒情と古典的な技巧を兼ね備えた詩人。詩作のみならず外交や文化交流を通してチリの文化発展に寄与した。
『Hijo de ladrón』をはじめとする小説群で、都市下層や移民・労働者の視点から社会の矛盾と人間の葛藤を描いた。写実的かつ情感豊かな語り口が高く評価され、長年の業績が受賞された。
社会の周縁に生きる人々を鋭く描いた小説で知られるチリの作家。個人の疎外や社会的矛盾を重厚な筆致で表現し、国際的にも評価された。
象徴的・抒情的な詩を中心に多くの詩集を発表し、自然や人生の哲学的側面を詩的に表現した。近代チリ詩壇への継続的な貢献が受賞理由となった。
抒情的かつ象徴的な詩風で知られるチリの詩人。自然や存在に関する鋭い観察を詩表現に昇華させた作品群で評価された。
多数の歴史・社会に関する著作を通じてチリの国家形成や民族性を論じた。史学的な試みとともに独自の国民史観を展開し、学術的・社会的に大きな論争と評価を生んだ功績が受賞の対象となった。
チリの歴史家・思想家。チリ史や経済・社会に関する大著で知られ、国民史観を提示して学界と公論に大きな影響を与えた。
叙情詩や民俗、歴史的主題を融合した詩作により、国民感情や自然を繊細に表現した。詩集や散文詩を通じてチリの文化的アイデンティティ形成に寄与した点が評価された。
叙情詩や愛国詩、民俗的要素を取り入れた作品で知られる詩人。国民的主題や自然描写に優れ、広く読まれた。
抒情詩や短編、戯曲を通じてチリ現代詩に重要な足跡を残した。都市生活や内面の感情を巧みに表現し、編集・評論活動を通じて詩壇の活性化に寄与した点が評価された。
抒情的かつ都市的な感性を持つ詩人・作家。詩だけでなく戯曲や評論、編集活動でも活躍し、チリ詩壇に影響を与えた。
詩、短編、小説、随筆など多岐にわたる作品群で知られ、地方や自然、日常生活の細部を繊細に描く作風が特徴。文学普及や文化政策への関与を通じてチリ文学の発展に寄与した功績が受賞理由。
チリの作家・詩人。詩や小説、随筆を通じて国民文学の形成に寄与し、自然描写や人間観察に優れた作品群で知られる。文化運動や教育活動にも関与した。
母性、子ども、教育、自然を主題とする叙情詩が中心。教育行政や国際的な公的活動も行い、その詩的・教育的貢献の全体が受賞対象となった。深い人間理解と道徳的普遍性が評価された。
本名ルシラ・ゴドイ・アルカヤガ。教育者としても活動し、母性や子ども、教育を主題にした抒情的詩作で国際的に高い評価を受けた。1945年にノーベル文学賞を受賞し、1951年に国民文学賞を受賞した。
民衆生活や社会問題に根ざした随筆・小説群が評価された。日常の言葉で社会の諸相を描き出す作風が受賞の中心であり、政治・社会的な関心が反映された作品群が対象となった。
チリの作家・随筆家。民衆や労働者の視点を重視した作品群で知られ、平易で率直な文体により社会的題材を描いた業績が評価され、1950年に国民文学賞を受賞した。
詩作と美術を横断する総合的な表現が評価された。自然美や夢幻的なイメージを用いたモダニズム的作品群により、近代チリ文学における重要な位置を占めると認められた。
チリの詩人・小説家・画家。モダニズム的な感性と象徴主義的表現を特徴とし、詩や随筆、視覚芸術を通じて自然や夢的世界を描いた。1949年に国民文学賞を受賞した。
宗教的・哲学的テーマや精神性を背景にした抒情詩の系列が評価された。静かな自然描写や象徴的表現を通じて内面世界を深く掘り下げる作品群が受賞対象となった。
チリの詩人。抒情的で象徴的なイメージを多用し、精神性や内面の探求を行った詩作で知られている。1948年に国民文学賞を受賞した。
郷土的な自然描写と叙情性を基調とする詩業が評価された。地域文化や日常の風景を静謐な言語で詩化する作品群が受賞の主対象となった。
チリの詩人。自然や郷土の情景を題材にした叙情詩で知られ、伝統的な詩形を用いながら郷土性を強調した作品群により1947年に国民文学賞を受賞した。
心理的緊張や感情の機微を鋭く描く作品群が評価された。短編・長編を通じて人間の内面や情感の葛藤を探求する作風が受賞対象となった。
チリの小説家・劇作家。人間心理の細やかな描写に定評があり、短編・長編を通じて愛や葛藤、狂気を描いた作品群で知られる。1946年に国民文学賞を受賞した。
情熱的な抒情詩と社会・政治的主題を併せ持つ詩群が評価された。愛や自然をめぐる官能的表現と、歴史や労働・民族を叙事的に扱う作品により、幅広い詩的世界を構築した点が受賞理由となった。
チリを代表する詩人で国際的に著名。抒情詩から政治詩まで幅広い作風を持ち、1971年にノーベル文学賞を受賞。1945年には国民文学賞が授与された。
受賞は生涯の業績に対するもの。自然描写と地域文化の細密な再現を通じ、チリ南部の風土や民衆の生活を文学化した作品群が評価された。
チリの小説家。郷土文学(クリオリスモ)の代表的存在として、南部の自然や漁村・農村の生活を写実的かつ叙情的に描いた作品で知られ、1944年に国民文学賞を受賞した。
新聞・雑誌での活動や多数の小説・随筆を含む生涯の業績が評価された。都市社会の諸相や家族・階級関係を鋭く描写する作風が受賞の中心であった。
チリの作家・ジャーナリスト。風刺的な筆致で都市生活や社会階層を描き、評論・小説・報道を横断する活動で知られる。1943年に国民文学賞を受賞した。
受賞は生涯の業績に対して行われた。地方や自然を主題にした小説や短編を通じてチリの風土と人間関係を描写し、郷土文学的な視座で評価された作品群が対象となった。
チリの小説家・詩人。郷土性と自然描写に重点を置いた作品群で知られ、地域の風土を繊細に描写する作風が評価され、1942年に国民文学賞を受賞した。