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パブロ・ネルーダ

パブロ・ネルーダ

Paburo Neruda

別名: Ricardo Eliécer Neftalí Reyes Basoalto / Neftalí Reyes
ペンネーム: パブロ・ネルーダ詩作・公的活動で用いた筆名。チェコの詩人ヤン・ネルーダから取ったとされる。

プロフィール

性別
男性
生誕
1904-07-12 (パラル(チリ))
死没
1973-09-23 (サンティアゴ(チリ)) 69歳
国籍
チリ
言語
スペイン語
宗教
無神論 1904年受洗 洗礼名: リカルド・エリエセール・ネフタリ・レイエス・バソアルト
居住地歴
パラル → テムコ → サンティアゴ → バルディビア → イスタ・ネグラ(島の家) → バルパライソ(ラ・セバスティアナ) → パリ(フランス) → メキシコシティ(メキシコ) → ブエノスアイレス(アルゼンチン) → マドリード(スペイン)

経歴

職業
詩人, 外交官, 政治家
活動期間
1917年〜1973年
所属
チリ共産党
所属団体
チリ共産党, 国際ペンクラブ(関係あり)
影響を受けた人物
ヤン・ネルーダ(名), ガブリエラ・ミストラル, フェデリコ・ガルシア・ロルカ, ウォルト・ホイットマン(影響)
影響を与えた人物
ラテンアメリカの多くの詩人, ガブリエル・ガルシア=マルケス(賞賛した人物), 現代の世界詩壇

学歴

チリ大学
フランス語学科
期間: 1921-1922
国: チリ
教師になる意図でフランス語を学んだが、学業より詩作に専念したため卒業はしていない。

受賞歴

国際平和賞
1950
結果: 受賞
スターリン平和賞
1953
結果: 受賞
ノーベル文学賞
1971
主催: ノーベル財団
結果: 受賞
ストゥルガ詩祭 黄金冠賞
1972
主催: ストゥルガ詩祭
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 生涯の業績(代表作: Veinte poemas de amor y una canción desesperada、Canto General)

    情熱的な抒情詩と社会・政治的主題を併せ持つ詩群が評価された。愛や自然をめぐる官能的表現と、歴史や労働・民族を叙事的に扱う作品により、幅広い詩的世界を構築した点が受賞理由となった。

    自然政治抒情歴史叙事
  1. 受賞作: 生涯の業績(代表作:『二十の愛の詩と一つの絶望の歌』)

    情熱的な恋愛詩から政治的・歴史的主題を扱う『Canto General』まで幅広い詩作で知られる。自然や愛を大胆かつ叙情的に描く一方で、社会正義や民族の歴史を題材にした詩で文学的影響を広げた。

    情熱的な恋愛詩から政治的・歴史的主題を扱う『Canto General』まで幅広い詩作で知られる。

    愛の詩自然と政治南米の歴史情熱と叙事詩
  1. 受賞作: 生涯業績(Golden Wreath受賞)

    本賞はネルーダの幅広い詩作と国際的影響を評価して授与された。愛や自然、歴史と政治に根ざした豊かなイメージと力強い表現を通じて、世界的な読者に深い印象を残した。

    恋愛政治自然歴史

作品

代表作

愛の20の詩と絶望の歌

1924年 詩集(恋愛詩)

若き日の情熱的な恋愛詩集で、官能性と喪失感を描きチリ国内外で大きな人気を博した。

喪失官能
翻訳
  • 英訳多数

カント・ヘネラル(大いなる南米の歌)

1950年 叙事詩

南米の歴史・地理・自然を広大な視点で総覧する叙事詩で、政治的・歴史的な主題を扱う。

歴史民族政治
映像化・舞台化
  • [音楽(オラトリオ等)] カント・ヘネラル(音楽作品) (1975)
翻訳
  • 英訳あり(Jack Schmitt等)

マチュピチュの高み(高度)

1948年 叙事詩・詩集

マチュピチュ訪問から着想を得た長篇詩で、古代文明への賛歌と搾取への批判を織り交ぜる。

文明記憶搾取
翻訳
  • 英訳(Nathaniel Tarn等)

地上の居住(Residencia en la Tierra)

1935年 詩集(シュルレアリスム的傾向)

シュルレアリスム的要素を含む作品群で、孤独感や存在の不安を描く。

孤独存在
翻訳
  • 英訳あり

100の愛のソネット

1959年 詩集(愛のソネット)

愛を讃えるソネット集で、恋人マティルデ・ウルルティアを多く詠む。

献身官能
翻訳
  • 英訳(Stephen Tapscott等)

全著作

  • Crepusculario(1921)
  • Veinte poemas de amor y una canción desesperada(1924)
  • Residencia en la tierra(1925–1931)
  • España en el corazón(1937)
  • Alturas de Macchu Picchu(1948)
  • Canto General(1950)
  • Los versos del capitán(1952)
  • Cien sonetos de amor(1959)
  • Memorial de Isla Negra(1964)
  • Discurso de Estocolmo(1972)

翻案

  • イル・ポスティーノ(1994年) — 小説と映画化。ネルーダを題材とした人気作。
  • Neruda(2016年) — パブロ・ラライン監督による伝記映画。

作品の翻訳

  • 英訳多数(Twenty Love Poems, Canto General, The Heights of Macchu Picchu等)

作風・主題

文体
官能的で情感豊かな詩風政治的・叙事的な語りシュルレアリスム的要素の導入口語的で叙情的な表現
頻出モチーフ
海と波愛と喪失自然(石・空・星)政治的闘争と労働者

健康

  • 前立腺癌
    1973
    健康が悪化し入院。死因については長年議論があり、第三者介入の可能性も検討された。
  • その他(手術・感染の疑いなどの記録あり)
    1973–2017(検査はその後も続く)
    死因究明のため遺体の検査・再検査が行われ、細菌の検出など科学的議論が続いている。

評価・遺産

ネルーダはチリの国民詩人とみなされ、20世紀のラテンアメリカ文学を代表する詩人の一人である。詩作は世界的に翻訳・読まれ、政治的活動や論争もその評価とともに語られる。

記念館・博物館

  • ラ・チャスコーナ(サンティアゴ) サンティアゴ、チリ
  • ラ・セバスティアナ(バルパライソ) バルパライソ、チリ
  • カサ・デ・イスタ・ネグラ(イスタ・ネグラ) イスタ・ネグラ、チリ

関連学会

  • ネルーダ財団(Fundación Pablo Neruda)

資料所蔵先

  • Fundación Pablo Neruda(資料・遺品の保管)

大衆文化への影響

  • 映画『イル・ポスティーノ』(1994)はネルーダを題材にしたフィクション作品として国際的ヒットになった。
  • 多くの作曲家がネルーダの詩を音楽化している(例:Theodorakis、Los Jaivasなど)。

引用

  • 「詩人は同時に連帯の力であり孤独の力でもある。」
    出典: ノーベル賞受賞講演(ストックホルム、1971年) (1971年)

豆知識

  • 幼少期に洗礼を受けたが、生涯は無神論を公言した。
  • 唯一の実子マルヴァ・マリーナは健康上の問題を抱え、幼くして亡くなった。父親ネルーダが放棄したと批判されている。
  • 死因については長年にわたり議論があり、遺体の再検査や訴訟が行われた。
  • 自伝的回想に含まれる性的暴力の告白により近年批判も強まっている。