世界・海外・国外の文学賞

← ホームに戻る

リチャード・ウィンストン

リチャード・ウィンストン

Richard Winston

プロフィール

性別
男性
生誕
1917-01-01 (アメリカ合衆国ニューヨーク市)
死没
1979-12-22 62歳
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語, ドイツ語
居住地歴
ニューヨーク市(生誕) → バーモント州の農場(1943年以降)

経歴

職業
翻訳者, 著者
活動期間
1938年〜1979年
影響を受けた人物
トーマス・マン, フランツ・カフカ, ハンナ・アーレント, ヘルマン・ヘッセ, アルベルト・シュペーア, ロルフ・ホッホート
影響を与えた人物
クリシュナ・ウィンストン(娘、翻訳者)

学歴

ブルックリン・カレッジ
国: アメリカ合衆国
妻クララ・ブリュッセル・ウィンストンとともに在学・卒業(詳細年不明)

受賞歴

PEN翻訳賞
1972
対象作品: トーマス・マン書簡集(翻訳)
主催: PEN
結果: 受賞
アメリカン・ブック・アワード
1978
対象作品: Uwe George 著『In the Deserts of This Earth』(翻訳)
主催: アメリカン・ブック・アワード運営団体
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Letters of Thomas Mann

    トーマス・マンの書簡集の英訳。作家の私的な交流や文学的・政治的な思索が反映された手紙群を編纂・翻訳し、マンの思索や時代背景、同時代の知識人との交流を通じて20世紀の文化的動向を浮き彫りにする貴重な資料である。

    書簡文学史20世紀知的交流

作品

代表作

シャルルマーニュ:ハンマーから十字架へ

1954年 伝記/歴史

カール大帝(シャルルマーニュ)の生涯とその歴史的役割を扱った伝記的著作。

中世史権力と宗教

トーマス・ベケット

1967年 伝記/歴史

トーマス・ベケットの生涯とカンタベリー大司教としての葛藤を描く伝記。

宗教と権力中世イングランド

ノートルダム・ド・パリ(共著)

1971年 編集/解説

リチャードとクララ・ウィンストンによる共著・編集作品。原作の紹介や解説を含む。

文学解説編集

トーマス・マン書簡集(翻訳)

翻訳

トーマス・マンの書簡を英語に翻訳した編纂・翻訳作品。ウィンストン夫妻の代表的な翻訳の一つで、PEN翻訳賞を受賞。

書簡20世紀ドイツ文学

In the Deserts of This Earth(翻訳)

翻訳

Uwe George の作品を英語に翻訳したもの。ウィンストン夫妻はこの翻訳でアメリカン・ブック・アワードを受賞した。

現代文学翻訳

全著作

  • シャルルマーニュ:ハンマーから十字架へ(1954)
  • トーマス・ベケット(1967)
  • ノートルダム・ド・パリ(共著、1971)
  • トーマス・マン書簡集(翻訳)
  • In the Deserts of This Earth(翻訳)

作品の翻訳

  • トーマス・マン書簡集(ウィンストン夫妻訳)
  • In the Deserts of This Earth(ウィンストン夫妻訳)

作風・主題

文体
原文に忠実でありつつ解釈的な翻訳を行う、直感に基づく翻訳法歴史的・伝記的著作では明快かつ説明的な語り口
頻出モチーフ
忠実性(faithfulness)と解釈のバランス歴史・宗教・権力関係

評価・遺産

リチャード・ウィンストンは妻クララとともに150冊以上の書籍をドイツ語から英語へ翻訳し、翻訳界に大きな影響を与えた。彼らの資料はブルックリン・カレッジに所蔵されている。PEN翻訳賞やアメリカン・ブック・アワードなどを受賞したことで英語圏におけるドイツ語文学受容に貢献した。

資料所蔵先

  • ブルックリン・カレッジ 所蔵論文

引用

  • 翻訳は直感に頼る解釈の芸術である。ある作家には敬虔に忠実であろうとし、技巧の乏しい作家には自分たちの裁量で手を貸すこともある。
    出典: 『ニューヨーク・タイムズ』誌(リチャード追悼記事、クララの述懐) (1980年)

豆知識

  • リチャードとクララ・ウィンストンは1943年にバーモント州の農場へ移り住み、そこで翻訳活動を行った。
  • ウィンストン夫妻は150冊以上の本を翻訳したとされる。
  • 娘のクリシュナ・ウィンストンも翻訳者である。