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ロバート・M・サポルスキー

ロバート・エム・サポルスキー

Robert Morris Sapolsky

プロフィール

性別
男性
生誕
1957-04-06 (アメリカ合衆国・ニューヨーク州ブルックリン)
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
宗教
ユダヤ教(正統派として育てられたが後に無神論)
居住地歴
ニューヨーク(ブルックリン) → カリフォルニア州スタンフォード(スタンフォード大学) → ケニア(フィールド研究)

経歴

職業
学者, 神経科学者, 霊長類学者, 大学教授, 作家, 科学コミュニケーター
活動期間
1978年〜
所属
スタンフォード大学, ソーク研究所(Salk Institute), ナショナル・ミュージアム・オブ・ケニア(研究協力)
影響を受けた人物
ブルース・マキューン, メルヴィン・コナー

学歴

ハーバード大学
生物人類学
学位: B.A.
期間: 1974–1978
卒業年: 1978
国: アメリカ合衆国
summa cum laude(最優等で卒業)
ロックフェラー大学
神経内分泌学
学位: Ph.D.
期間: 1980–1984
卒業年: 1984
国: アメリカ合衆国
博士論文: The Neuroendocrinology of Stress and Aging

受賞歴

マッカーサー・フェローシップ
1987
主催: マッカーサー財団
結果: 受賞
アルフレッド・P・スローン・フェローシップ
主催: アルフレッド・P・スローン財団
結果: 受賞
クリンゲンシュタイン神経科学フェローシップ
主催: クリンゲンシュタイン財団
結果: 受賞
National Science Foundation Presidential Young Investigator Award
主催: アメリカ国立科学財団(NSF)
結果: 受賞
John P. McGovern 行動科学賞
2007
主催: アメリカ科学振興協会(AAAS)
結果: 受賞
カール・セーガン科学普及賞
2008
主催: Wonderfest
結果: 受賞
Emperor Has No Clothes Award
2002
主催: Freedom From Religion Foundation
結果: 受賞
ルイス・トーマス賞
2008
主催: ロックフェラー大学
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Behave: The Biology of Humans at Our Best and Worst

    Robert Sapolsky の『Behave』は、人間行動の生物学的基盤を幅広く探る大著である。ホルモン、脳、進化、社会環境をつなぎながら、私たちがなぜ善にも悪にも向かうのかを解き明かしていく。

    人間行動の生物学的基盤を探る大著。

    790ページ
    神経科学行動生物学進化社会

作品

代表作

Stress, the Aging Brain, and the Mechanisms of Neuron Death

1992年 学術書・神経科学

ストレスが脳やニューロンに与える影響を専門的に論じた学術書。神経内分泌学的観点から老化とニューロン死のメカニズムを検討している。

ストレス神経内分泌学神経変性

なぜシマウマは潰瘍にならないのか

1994年 一般向け科学書

ストレス生理学を一般向けに解説した代表作。動物と人間のストレス反応の違いを比較し、慢性ストレスの健康影響を説明する。

ストレス健康行動生物学

テストステロンの問題と人間の苦境に関する随想

1997年 エッセイ集・一般向け科学

テストステロンや進化・行動に関するエッセイを集めた一冊。人間の行動を生物学的視点から考察する。

ホルモン行動進化

ジャンクフード・モンキーズ(英語版)

1997年 一般書(霊長類学)

『The Trouble with Testosterone』の英国版タイトル。霊長類に関する軽妙な観察やエッセイを含む。

霊長類学エッセイ行動観察

類人猿の回想録

2002年 回想録・フィールドノンフィクション

ケニアでのバブーン研究や若き日の体験を綴った回想録。科学と個人的冒険が交錯する内容。

フィールド研究成長物語霊長類学

モンキーラヴ:動物としての私たちの人生に関する随想

2005年 エッセイ集

人間を動物として捉えたエッセイ集。生物学的視点から日常や文化を考察する。

人間性生物学文化

Behave:最良と最悪の人間の生物学

2017年 一般向け科学・総説

人間の行動を神経科学・ホルモン・進化・文化など多面的に分析した大著。行動の原因を広範に論じる。

行動の生物学神経科学倫理

Determined:自由意志のない人生の科学

2023年 一般向け科学・思想

自由意志は限定的であり、人間の行動は神経生物学や環境によって決定されるという立場から、決定論的な視点で人間を論じる。

自由意志決定論神経科学

全著作

  • Stress, the Aging Brain, and the Mechanisms of Neuron Death (1992)
  • なぜシマウマは潰瘍にならないのか (Why Zebras Don't Get Ulcers) (1994)
  • テストステロンの問題(The Trouble with Testosterone)(1997)
  • ジャンクフード・モンキーズ(Junk Food Monkeys)(1997)
  • 類人猿の回想録 (A Primate's Memoir) (2002)
  • モンキーラヴ (Monkeyluv) (2005)
  • Behave:最良と最悪の人間の生物学 (Behave) (2017)
  • Determined:自由意志のない人生の科学 (Determined) (2023)

翻案

  • ドキュメンタリー『Stress: Portrait of a Killer』への出演(2008)

作風・主題

文体
明快でユーモアを交えた説明学際的かつエビデンスに基づく論述
頻出モチーフ
ストレスと健康行動の生物学的基盤宗教と信念の生物学自由意志に関する議論

健康

  • うつ病
    長年(詳細不明)
    個人的な体験として執筆や公の発言に影響を与え、薬物療法による緩和を経験したと記述している。

評価・遺産

サポルスキーは霊長類学と神経科学を結びつけ、ストレスと行動の関係を一般向けに広めた業績で知られる。講義やメディア出演を通じて科学普及に大きく貢献している。

関連学会

  • 米国神経科学学会関連賞受領歴
  • 国際心理神経内分泌学会

大衆文化への影響

  • TEDトーク(2017年)やYouTubeでの講義が広く視聴されている
  • National Geographicのドキュメンタリー『Stress: Portrait of a Killer』に出演
  • ポッドキャストやトーク番組(Joe Rogan、Radiolab等)への出演

引用

  • 自由意志は存在しない、あるいは重要な場面でははるかに少ない。
    出典: 著書『Determined』ほか (2023年)

豆知識

  • 12歳のときから霊長類学に関心を持ち、スワヒリ語を独学した。
  • 21歳でウガンダの戦闘を目撃するために渡航した経験がある。
  • スタンフォード大学で行う『Human Behavioral Biology』の講義やオンライン講義が人気を博している。
  • 配偶者は神経心理学者のリサ・サポルスキー、子供が2人いる。