世界・海外・国外の文学賞

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ロマン・ロラン

ロマン・ロラン

Romain Rolland

プロフィール

性別
男性
生誕
1866-01-29 (クラメシー(ニエーヴル), フランス)
死没
1944-12-30 (ヴェズレ, フランス) 78歳
国籍
フランス
言語
フランス語
居住地歴
クラメシー(出生地) → ローマ(在住・研究期間) → パリ(教育・職務) → ヴィルヌーヴ(レマン湖畔、スイス) → ヴェズレ(晩年)

経歴

職業
劇作家, 小説家, エッセイスト, 美術史家, 音楽学者, 批評家, 伝記作家
活動期間
1902年〜1944年
所属
ソルボンヌ(パリ大学)教授職, エコール・デ・オート・エチュード・ソシアル(音楽学部門), エコール・フランセーズ・ローマ(関係), インターナショナル・バイオジェニック・ソサエティ(共同設立), 世界反戦・反ファシズム委員会(参加)
所属団体
ヨーロッパ誌(創刊者), 国際バイオジェニック学会(共同設立)
影響を受けた人物
スワミ・ヴィヴェーカーナンダ(ヴェーダンタ思想), ラビンドラナート・タゴール, マハトマ・ガンジー(思想的交流), マルヴィダ・フォン・メイゼンブルク(ローマでの影響)
影響を与えた人物
ステファン・ツヴァイク(友人・伝記の記述者), ヘルマン・ヘッセ(献辞により友人関係), ヴィクトル・セルジュ(交流・出版支援の関与), アントニオ・グラムシ(引用句の採用)

学歴

エコール・ノルマル・シュペリウール (École normale supérieure)
哲学/歴史(学部) / 歴史学
学位: 学士(歴史)
期間: 1886–1889
卒業年: 1889
国: フランス
在学中に哲学を学んだが独立心から放棄し、歴史学の学位を取得。
エコール・フランセーズ・ローマ (École française de Rome)
研究・滞在
期間: 1890年代(在外研究)
国: イタリア
ローマ滞在でイタリア美術との出会いが思想形成に影響。

受賞歴

ノーベル文学賞
1915
主催: スウェーデン王立アカデミー(スウェーデン・アカデミー)
結果: 受賞
アカデミー・フランセーズ賞(論文賞)
1895
対象作品: Les Origines du théâtre lyrique moderne
主催: アカデミー・フランセーズ
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Jean-Christophe

    『Jean-Christophe』は音楽家ジャン=クリストフの生涯を叙事的に描く連作長編。青年期の挫折や創作の苦悩、愛と友情を通じて個人の形成と芸術の使命、近代ヨーロッパの文化的変容を深く問う作品群である。

    音楽、苦闘、創造の生が長い呼吸で積み重なる。

    560ページ
    音楽芸術家の生涯友情ヨーロッパ近代
  1. 受賞作: 『ジャン=クリストフ(Jean-Christophe)』

    音楽家ジャン・クリストフの生涯を追う長大な連作小説。芸術への情熱、友情、政治意識が重なり、ひとりの人物の成長譚を超えた広がりを持つ。

    ひとりの音楽家の生涯を通して、芸術と時代の関係を描く。

    音楽成長友情長編連作

作品

代表作

ジャン=クリストフ

1904年 長編小説(連作)

ドイツ出身の音楽家ジャン=クリストフの生涯を通じて、音楽、社会問題、国際理解を描く十巻からなる小説連作。ロランの理想主義と人間主義が反映されている。

音楽国際理解人間主義倫理的良心

コラ・ブルニョン

1919年 小説(ユーモア・地域物)

ブルゴーニュ地方を舞台にした明るく人間味あふれる物語。ロラン自身の先祖や地方文化に対する愛着が描かれる。後にドミトリー・カバレフスキーによりオペラ化。

地域性ユーモア人生賛歌
映像化・舞台化
  • [オペラ] コラ・ブルニョン(オペラ)

戦いの上で(Au-dessus de la mêlée)

1915年 パンフレット/宣言(反戦)

第一次世界大戦に際して発表した反戦声明。ロランの平和主義と国際主義を象徴する著作で、彼の名を広く知らしめた。

反戦国際主義良心の訴え

全著作

  • ジャン=クリストフ(1904–1912)
  • コラ・ブルニョン(1919)
  • 戦いの上で(Au-dessus de la mêlée)(1915)
  • ベートーヴェン伝(Vie de Beethoven)(1903)
  • ピエールとリュス(Pierre et Luce)(1920)
  • 魂の魅惑(L'âme enchantée)(1922–1933)
  • 内なる旅(Le Voyage intérieur)(1942)

翻案

  • コラ・ブルニョン(ドミトリー・カバレフスキーによるオペラ)

作品の翻訳

  • ジャン=クリストフ(英訳ほか)

作風・主題

文体
理想主義的叙情的倫理的・良心に訴える文体歴史的・音楽的知見を織り込む学術的要素
頻出モチーフ
音楽道徳的良心国際理解東洋思想(ヴェーダンタ等)

健康

  • 健康問題(詳細不明)
    主に晩年・1930年代以降
    執筆活動や旅行に支障を来したことがあり、生活や執筆に断続的な影響を与えた。

評価・遺産

ロマン・ロランは20世紀初頭の重要なフランス人文学者であり、1915年のノーベル文学賞受賞者。人間主義的・平和主義的立場、音楽と美術史に関する学識、東洋思想への関心を通じて広範な影響を与えた。代表作『ジャン=クリストフ』は国際的な評価を受けた。

関連学会

  • インターナショナル・バイオジェニック・ソサエティ(共同設立)

資料所蔵先

  • フランス国立図書館(関連資料)
  • ロマン・ロラン協会(資料保管・研究)

大衆文化への影響

  • ソ連発行のロマン・ロラン生誕100年記念切手

引用

  • 「彼の文学作品の高い理想主義と、さまざまな人間像を真実と愛情をもって描いたことに対する賛辞として」
    出典: ノーベル賞選考委員会(1915年の受賞理由) (1915年)

豆知識

  • 生涯を通じて平和主義者であり、第一次世界大戦中に反戦声明『戦いの上で』を発表した。
  • 菜食主義者であった。
  • 1920年に「知性の悲観主義、意志の楽観主義」というフレーズを使用し、のちにグラムシが引用した。
  • 1931年にマハトマ・ガンジーと会見している。