世界・海外・国外の文学賞

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セルヒイ・ヴィクトロヴィチ・ジャダン

セルヒーイ・ヴィクトロヴィチ・ジャダン

Serhiy Zhadan

プロフィール

性別
男性
生誕
1974-08-23 (スタロビリスク、ルハーンシク州、ウクライナ(当時ソビエト連邦))
国籍
ウクライナ
言語
ウクライナ語, ロシア語, 英語(翻訳・出版で使用)
居住地歴
スタロビリスク(出生) → ハルキウ(活動拠点)

経歴

職業
詩人, 小説家, 翻訳者, ミュージシャン, 社会活動家
活動期間
1990年〜
所属
タラス・シェフチェンコ国家賞委員会(メンバー、2016–2019)
影響を受けた人物
ミハイロ・セメンコ(ウクライナ・フューチャリスト), 1920年代のウクライナ前衛派作家, ヨハンセン(言及される前衛詩人)
ノミネート
ポーランド科学アカデミーによるノーベル文学賞候補(ノミネート推薦、2022)

学歴

H.S. スコヴォロダ ハルキウ国立教育大学
フィロロジー(言語学・文学)
期間: 1992–1996
卒業年: 1996
国: ウクライナ
Mykhaylo Semenko と1920年代のウクライナ・フューチャリスト作家に関する論文で卒業

受賞歴

ジャン・ミハルスキ文学賞
2014
対象作品: 『ヴォロシーロフグラード』
主催: ジャン・ミハルスキ財団
結果: 受賞
BBC Ukrainian 年間書籍・10年の書籍賞(Book of the Decade)
2014
対象作品: 『ヴォロシーロフグラード』
主催: BBC Ukrainian
結果: 受賞
アンジェルス賞(Angelus)
2015
対象作品: 『メソポタミア』
主催: アンジェルス財団(ポーランド)
結果: 受賞
EBRD リテラチャー・プライズ
2022
対象作品: 『インターナット/孤児院(The Orphanage)』
主催: 欧州復興開発銀行(EBRD)
結果: 受賞
ドイツ書店平和賞(Friedenspreis des Deutschen Buchhandels)
2022
主催: ドイツ書店協会
結果: 受賞
オーストリア国家ヨーロッパ文学賞
2025
主催: オーストリア政府
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Voroshylovgrad (原題: Ворошиловград)

    東ウクライナの産業都市を舞台に、都会から戻った若者が兄の遺した事業を守ろうと奮闘する姿を描く。ポストソビエト空間の荒廃、地域共同体の記憶、個人と故郷の関係をユーモアと悲哀を交えて描出し、現代ウクライナの複雑な現実を映し出す長篇。

    ポストソビエト郷土アイデンティティ共同体社会変動

作品

代表作

『ヴォロシーロフグラード』

2010年 小説(現代小説) 320ページ

故郷を離れた青年ヘルマンが、東ウクライナの故郷に戻り、自分のものを守ろうとする物語。産業化された東部の風景と世代の断絶、暴力や友情を描く。

故郷東ウクライナの産業地帯世代と記憶
映像化・舞台化
  • [映画] 『ディケ・ポーレ(The Wild Fields)』 / Yaroslav Lodygin (2018)
翻訳
  • 英語訳『Voroshylovgrad』

『メソポタミア』

2014年 短編小説・詩による複合集 280ページ

短編と詩を織り交ぜながら、戦後的な風景、喪失、日常の中の異化を描く作品集。翻訳作品としても国際的評価を得た。

記憶戦争と帰還都市と周縁
翻訳
  • ポーランド語訳(受賞対象)

『インターナット/孤児院』

2017年 小説 240ページ

閉じられた施設とそこで生きる人々を巡る物語。社会の周縁に置かれた人間たちの生活を繊細に描く。

孤立社会の周縁人間関係の希薄さ
翻訳
  • 英語訳『The Orphanage』

全著作

  • Цитатник(Quotations), 1995
  • Ворошиловград(Voroshylovhrad), 2010
  • Месопотамія(Mesopotamia), 2014
  • Інтернат(The Orphanage), 2017

翻案

  • 映画『ディケ・ポーレ(The Wild Fields)』(2018、Yaroslav Lodygin監督)
  • 戯曲化:『民主的若者の賛歌(Anthem of Democratic Youth)』 - キエフ、イワン・フランコ国立アカデミー劇場上演

作家による翻訳

  • ポール・ツェランの詩(ウクライナ語訳)
  • チャールズ・ブコウスキーの詩(ウクライナ語訳)

作品の翻訳

  • 英語訳『Voroshylovgrad』(Deep Vellum, 2016)
  • 英語訳『Mesopotamia』(Yale University Press, 2018)
  • 英語訳『The Orphanage』(Yale University Press, 2021)

作風・主題

文体
前衛的・即興的な詩的文体プローザ的な詩と詩的な散文の融合地域的で現実を直視する描写
頻出モチーフ
故郷(東ウクライナ)の風景戦争・暴力とその余波若者文化・反逆

評価・遺産

東ウクライナを舞台にした作品群と、積極的な社会活動・人道支援を通じて国内外で高く評価される現代ウクライナ文学の代表的人物。詩・小説・翻訳・音楽など多方面で影響力を持ち、国際的な文学賞を複数受賞している。

関連学会

  • タラス・シェフチェンコ国家賞委員会(元メンバー)

大衆文化への影響

  • マクドナルド(ウクライナ)広告出演(2024)で詩を朗読
  • 音楽プロジェクト:Zhadan and the Dogs などとのコラボレーション

引用

  • 「私はナショナリストではない。愛国者である — はい。私は自分の国を愛し、戦線にいる我々の兵士たちを支援しようとする市民である。」
    出典: インタビュー(抜粋、出典元記事に基づく) (2014年)

豆知識

  • 2024年6月にウクライナ国家親衛隊の第13「カルティア」旅団に参加したと報告された。
  • 2018年の映画『ディケ・ポーレ(The Wild Fields)』は『ヴォロシーロフグラード』を原作とする映画化作品。
  • 2024年にウクライナのマクドナルドのテレビCMに出演し、詩を朗読した。
  • 複数言語への翻訳により国際的に知られる作家である。