-
第22回(2001年) 受賞受賞作: Silent Joe
警察小説の伝統を踏襲しつつ人物描写を重視した犯罪小説。過去の事件が現在に影を落とす様子や捜査の内面を描き、社会的背景も丁寧に描写する。
341ページ警察小説犯罪人間ドラマ地域社会
T. ジェファソン・パーカー
ティー・ジェファソン・パーカー
T. Jefferson Parker
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- アメリカ合衆国・カリフォルニア州ロサンゼルス
- 国籍
- アメリカ合衆国
- 言語
- 英語
- 居住地歴
- 南カリフォルニア(ロサンゼルス、オレンジ郡、後にサンディエゴへ移住)
経歴
- 職業
- 小説家, ジャーナリスト
- 活動期間
- 1985年〜
- 影響を受けた人物
- レイモンド・チャンドラー, エド・マクベイン
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| カリフォルニア大学アーバイン校 | — | 英文学 | Bachelor of Arts | — | アメリカ合衆国 |
カリフォルニア大学アーバイン校
英文学
学位:
Bachelor of Arts
国:
アメリカ合衆国
公立学校で教育を受けたのち、UC Irvineで英文学の学士号を取得
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2002 | エドガー賞(最優秀長編小説) | サイレント・ジョー | — | ミステリー作家協会(Edgar Awards) | Winner |
| 2005 | エドガー賞(最優秀長編小説) | カリフォルニア・ガール | — | ミステリー作家協会(Edgar Awards) | Winner |
| 2008 | エドガー賞(短編) | Skinhead Central(短編) | — | ミステリー作家協会(Edgar Awards) | Winner |
| 2018 | シャムス賞(最優秀長編) | 白い炎の部屋 | — | 私立探偵作家協会(Private Eye Writers of America) | Winner |
| 2001 | ハメット賞 | サイレント・ジョー | — | 国際推理作家協会など(推奨組織) | Finalist |
| 2001 | エドガー賞(最優秀長編小説) | レッド・ライト | — | ミステリー作家協会(Edgar Awards) | Finalist |
| 2002 | バリー賞(最優秀長編) | — | — | Deadly Pleasures(主催) | Finalist |
| 2005 | アントニー賞(最優秀長編) | カリフォルニア・ガール | — | Bouchercon(大会) | Finalist |
| 2002 | マカヴィティ賞(最優秀長編) | — | — | Mystery Readers International | Finalist |
| 2018 | シャムス賞(最優秀長編) | 白い炎の部屋 | — | 私立探偵作家協会(Private Eye Writers of America) | Winner |
エドガー賞(最優秀長編小説)
2002
対象作品:
サイレント・ジョー
主催:
ミステリー作家協会(Edgar Awards)
結果:
Winner
エドガー賞(最優秀長編小説)
2005
対象作品:
カリフォルニア・ガール
主催:
ミステリー作家協会(Edgar Awards)
結果:
Winner
エドガー賞(短編)
2008
対象作品:
Skinhead Central(短編)
主催:
ミステリー作家協会(Edgar Awards)
結果:
Winner
シャムス賞(最優秀長編)
2018
対象作品:
白い炎の部屋
主催:
私立探偵作家協会(Private Eye Writers of America)
結果:
Winner
ハメット賞
2001
対象作品:
サイレント・ジョー
主催:
国際推理作家協会など(推奨組織)
結果:
Finalist
エドガー賞(最優秀長編小説)
2001
対象作品:
レッド・ライト
主催:
ミステリー作家協会(Edgar Awards)
結果:
Finalist
バリー賞(最優秀長編)
2002
主催:
Deadly Pleasures(主催)
結果:
Finalist
アントニー賞(最優秀長編)
2005
対象作品:
カリフォルニア・ガール
主催:
Bouchercon(大会)
結果:
Finalist
マカヴィティ賞(最優秀長編)
2002
主催:
Mystery Readers International
結果:
Finalist
シャムス賞(最優秀長編)
2018
対象作品:
白い炎の部屋
主催:
私立探偵作家協会(Private Eye Writers of America)
結果:
Winner
受賞・候補エディション
ロサンゼルス・タイムズ ブック賞
1回登壇
ハメット賞(ダシール・ハメット賞)
3回登壇
-
第11回(2001年) 候補受賞作: Silent Joe
過去の秘密が現在の犯罪と結びつくサスペンス。地域社会に根差した緊張感と人物描写を通じて、事件の真相と人間関係を浮き彫りにする。
サスペンス地域社会犯罪小説 -
第14回(2004年) 候補受賞作: California Girl
カリフォルニア南部を舞台に過去の事件が再び表面化するサスペンス。地域に根差した人物描写と緊張感が特徴。
サスペンス地域描写犯罪 -
第20回(2010年) 候補受賞作: Iron River
地域社会に潜む過去の事件と現在の問題が結びつき、登場人物たちの葛藤が明らかになるサスペンス。人物描写と現場のリアリズムが光る作品。
サスペンス地域描写犯罪
シャマス賞
4回登壇
-
第37回(2018年) 受賞受賞作: The Room of White Fire
西海岸を想起させる風景描写と緊張感ある犯罪描写が融合したサスペンス。小さな手がかりから広がる陰謀を追う主人公は、危険と人間関係の軋轢の中で真相に迫る。叙情的な風景描写と緻密なプロットが両立した力作。
サスペンス陰謀風景描写犯罪追跡劇 -
受賞作: The Room of White Fire
南カリフォルニアの地域社会を背景に、失踪や秘密が連鎖していく様を描くサスペンス。地域の緊張感と人間関係の軋轢が事件の解明とともに明らかになっていく、緻密なプロットの長編。
地域社会サスペンス犯罪心理描写 -
受賞作: The Room of White Fireミステリ犯罪サスペンス
-
受賞作: The Room of White Fire
社会的背景と犯罪が交差する緻密なハードボイルド長編。被害者の過去や地域社会の闇が徐々に明らかになり、主人公の追及が思わぬ真実を暴く。風景描写にも特色がある作品。
社会派ミステリ犯罪ハードボイルドサスペンス
作品
代表作
ラグナ・ヒート
1985年 警察手続きもの(ポリスプロシーデュラル)南カリフォルニアを舞台にした初期の長編。犯罪と地域社会の緊張を描く。
地域社会と犯罪南カリフォルニアの風景
サイレント・ジョー
2001年 警察小説主人公が犯罪の連鎖を追う過程でコミュニティに与える影響を描くサスペンス。
正義と復讐暴力の連鎖
カリフォルニア・ガール
2004年 警察小説/スリラーカリフォルニアの犯罪世界とそこで生きる人々の陰影を描いた長編。
犯罪社会の暗部人物の心理描写
白い炎の部屋
2017年 ハードボイルド/サスペンスローランド・フォードシリーズの一作。復讐と暴力の物語を通して主人公の倫理観が試される。
復讐道徳的ジレンマ
全著作
- ラグナ・ヒート (1985)
- リトル・サイゴン (1987)
- パシフィック・ビート (1991)
- 夏の恐怖 (1993)
- トリッグマンの舞踏 (1996)
- ウェア・サーペンツ・ライ (1998)
- サイレント・ジョー (2001)
- コールド・パスート (2003)
- カリフォルニア・ガール (2004)
- ザ・フォールン (2006)
- ストーム・ランナーズ (2007)
- L.A. アウトローズ (2008)
- ザ・レネゲイズ (2009)
- アイアン・リバー (2010)
- ザ・ボーダー・ロード (2011)
- ザ・ジャガー (2012)
- 有名人と死者 (2013)
- フル・メジャー (2014)
- クレイジー・ブラッド (2016)
- 白い炎の部屋 (2017)
- スウィフト・ヴェンジェンス (2018)
- ザ・ラスト・グッド・ガイ (2019)
- そして彼女は消えた (2020)
- A Thousand Steps (2022)
- The Rescue (2023)
- Desperation Reef (2024)
作風・主題
- 文体
- 緊張感を高めるサスペンス中心の語り地域描写(カリフォルニア)を活かしたリアリスティックな筆致主人公視点を中心に、必要に応じて敵役の視点を挟む構成
- 頻出モチーフ
- 犯罪が地域社会に与える影響海岸沿いや南カリフォルニアの風景正義と倫理の葛藤
評価・遺産
T. ジェファソン・パーカーは南カリフォルニアを舞台にした警察小説で知られ、複数回のエドガー賞受賞などで評価を確立した。地域性の強い描写と緊迫したプロットで現代アメリカ犯罪小説に影響を与えている。
豆知識
- 名前の「T.」は何の略でもなく、母親が大統領のヘッダに合うと思ったため名付けられた。
- 生涯を通じて南カリフォルニアに在住し、作品の多くが同地域を舞台としている。
- エドガー賞を複数回受賞しており、短編を含めてエドガーを3回獲得している。