ロサンゼルス・タイムズ ブック賞 ろさんぜるす・たいむず ぶっくしょう
第22回(2001年)
受賞者
10名戦後ドイツを舞台にした短編連作風の長編で、個人と歴史の記憶、罪と贖罪の問題を繊細に描く。家族や過去の影が人物たちの人生を規定する様を描写する。
イギリスの作家。長編『The Dark Room』でArt Seidenbaum賞(First Fiction)を受賞。
セオドア・ルーズベルト政権期の政治と人物像を扱った大著。政策決定、人格、指導力の側面を含めて大統領像を総合的に描写する伝記的研究。
伝記作家。『Theodore Rex』でBiography部門を受賞し、米大統領の人物像を詳細に描き出す業績で知られる。
著者自身が低賃金労働者として働くフィールドワークを通して、アメリカの労働現場と貧困の構造を暴くノンフィクション。生活の厳しさと制度の不都合さを明らかにする。
調査ジャーナリズムや社会批評で知られる作家。『Nickel and Dimed』でCurrent Interest部門を受賞し、低賃金労働の実態を告発した。
ユーモアと皮肉を織り交ぜつつも人間の孤独や生活の不条理を描く短篇・中編の集合。簡潔な文体で登場人物の内面を巧みに切り取る作品集。
アメリカの小説家。『Why Did I Ever』でFiction部門を受賞、独特の文体と短編的構成で知られる。
バリー・ゴールドウォーターを中心に1960年代前後のアメリカ政治の転換を描く歴史研究。保守主義の台頭と政治文化の変容を詳細に検証する。
アメリカ現代政治史を研究・執筆する著者。『Before the Storm』でHistory部門を受賞、保守主義の台頭を分析した研究で知られる。
警察小説の伝統を踏襲しつつ人物描写を重視した犯罪小説。過去の事件が現在に影を落とす様子や捜査の内面を描き、社会的背景も丁寧に描写する。
アメリカの犯罪小説作家。『Silent Joe』でMystery/Thriller部門を受賞、地域性と犯罪心理を重視した作風が特徴。
詩的散文と物語を融合させた作品。愛と記憶、関係性の崩壊を主題に、形式実験と鋭い観察で個人史と感情の複雑さを表現する。
詩人・批評家。『The Beauty of the Husband』でPoetry部門を受賞し、詩と散文を横断する独特の作品群で知られる。
雲の分類と気象学の発展をめぐる歴史物語。アマチュア気象学者の業績を軸に、科学史と自然観の変化を活写する一書。
科学史や自然史を題材にする作家。『The Invention of Clouds』でScience and Technology部門を受賞し、気象観念の成立を探る。
アメリカ黒人家族の歴史と土地を巡る物語。差別と闘いながら家族が土地を守り続ける姿を描き、世代を超えた連続性と抵抗を扱う作品。
アメリカの児童・YA作家。歴史的視点から黒人家族の物語を描く『The Land』でYoung Adult部門を受賞。